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月1万円貯金は少な過ぎ?子供のための教育費積み立て/20代ママ相談

FPに聞きたいお金のこと 白浜 仁子

月1万円貯金は少な過ぎ?子供のための教育費積み立て/20代ママ相談

Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、白浜がお答えします。今回は、子供の教育費の積み立てが少ないのではないか、いくら貯めるのがよいのか、目安が分からなくて不安な20代ママからの相談です。

<20代女性Kさんの相談内容>

わが家は共働きで、私は現在育児休業中です。 昨年第1子が生まれました。 子供のために毎月いくらくらい貯金が必要か知りたいです。 いまは、なんとなく毎月1万円と児童手当やお祝いでもらったお金を全額子供の通帳で貯金していますが 少ないかな?と不安です。

〈家族構成〉
 夫(28歳) 私(27歳) 子供(1歳)

「教育費は不確定」でも「必要になる時期」は分かる

子供を見守る夫婦
【画像出典元】「stock.adobe.com/gihar」

早くから教育費のことを考えていて素晴らしいです。確かに十分かどうか気になりますよね。Kさんは、お子さんをどのように育てていきたいですか?

例えば勉強に力を入れたい、語学留学をさせたい、勉強よりも生きる力が養えるような特徴ある学校に通わせたいなど、選択肢はいくつもあります。

子供の教育費をどう準備するか。一般的には高校までの学費はランニングコストとして毎月の給料から支払い、高額になる大学での学費を少しずつ貯めていくというイメージです。

子供が大きくなったときにどのような進路を夢見るのか、どんな学校に通うようになるかは、いま分かるはずもなく、かなり不確定ですが、ある程度想像できる道筋はあります。それは6年後に小学に入学し、中学、高校、そして18年後には大学へと進学すること。入学する時期は確定しているので、計画的に、余裕を持った見積もりが必要となります。

教育費をいくら貯められるかシミュレーション

それでは、最初にKさんがこのまま教育費の積み立てを続けていった場合に準備できる金額を計算してみましょう。

まず児童手当です。3歳まで1.5万円、その後15歳(中学卒業)までの給付額を合計すると以下の通りとなります。

<児童手当>
3歳未満・・・1.5万円×12月×3年=54万円
~15歳まで・・1万円×12月×12年=144万円  計198万円

*所得要件を満たしているとします
*0歳時の受取総額は生まれた月によって異なります

それ以外に毎月1万円貯めているので、高校を卒業するまで継続したとして、

<給与から>
1万円×12月×18年=216万円

となります。
この2つを合わせると、大学入学までの貯蓄額は400万円程になります。
さらにお祝い金というプラスαもありそうですね。

大学で掛かる費用の平均額は○百万円

教育費
【画像出典元】「stock.adobe.com/Monthira」

次に、文部科学省の資料を参考に大学の学費をみてみましょう。分かりやすくするため、合計は10万円単位にしています。

・国立大・・・・・・約210万円(53万5800円/年×4年)
・私立大(文系)・・約400万円(99万3499円/年×4年)
・私立大(理系)・・約510万円(128万5956円/年×4年)

*私立大(文系・理系)の施設費を含む
*参考資料:文部科学省「平成30年度学生納付金調査」「平成29年度私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額調査」

これに50万円を足したくらいが大学時に必要な資金だと思って下さい。50万円の内訳は、受験料や入学金です。受験校や受け方などにより受験料は異なりますが、20万~30万円掛かるケースも珍しくありません。そして、入学金も、大まかに20~30万円ほどです。

私立大程度の費用は賄えそう

高校までで掛かる費用は月の給与から捻出できている計算ですので、今のままでもお子さんの学費は準備できそうだということが分かります。

とはいえ、あくまで進路は不確定なもの。県外で一人暮らしをしたり、海外留学を希望したりということも想定しておく必要があります。
この場合にどこからそのお金を手当てするか。例えば、当面使わない老後資金を一部活用するという方法があります。

もちろん老後資金は大事な目的資金なので、そこからの捻出が難しいようなら奨学金や教育ローンを併用していくことを考えます。県外はダメなど家庭の事情や方針もあるでしょう。反対に、国立の大学に通ったので予想よりもお金が掛からなかったということになるかもしれません。そうなれば老後に夫婦で楽しむお金が増えるということですね。

ちなみに私事ですが、わが家は、想定外の仕送り息子が2人現在進行形です。老後に楽しむお金が少しずつムシバマレテいます(笑)。しかし、子供を応援できる最後の時でもあると、しみじみ思うこともあります。子育てってあっという間です。

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今回の試算は、利息がほとんどつかない貯金をイメージしたものです。つみたてNISA制度を使った投資信託など、一部は資産運用を取り入れることを検討してもいいと思います。1歳のお子さん、とても可愛いことでしょう。将来どんな夢を抱くのか楽しみですね。

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