AI共存時代になくならない仕事、稼げる仕事とは?
「AI(人工知能)の発展によって、将来多くの仕事がなくなる」ともいわれている今。AI技術の発展であらゆる仕事が自動化されたり、ロボットが代替したりするようになってきました。どんな仕事がなくなっていき、どんな仕事がなくならずに生き残っていくのでしょう。また、これから新しく生まれる可能性のある仕事や注目のサービスとは?
10年後、20年後も食いっぱぐれることのない、将来性ある仕事とは何なのか、考えてみました。
データ入力、オペレーターなどはAI代替可能性が高い
AIで代替可能な仕事は単純作業だといわれていますが、具体的にどんな仕事なのでしょうか。
野村総合研究所は、601の職種を対象にAIで代替可能な仕事を試算しその数字を発表*。それによるとオペレーター、事務員、データ入力、工場の作業員などが、なくなってしまう可能性が高い職業に分類されています。
自分の仕事がAIでの代替の可能性が高く、将来その仕事で食べていけなくなるのなら、転職も視野に入れたくなりますね。それではAIが発展してもなくならない仕事とはどんなものなのでしょう。
*参考:野村総合研究所:『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~』
AIが進歩してもなくならない仕事とは?
同じく野村総合研究所のレポートによると、AIが発展してもなくならない仕事とは、芸術家やクリエイティブ分野の仕事、医師や教師、社会的にニーズの高い職種が挙げられています。
抽象的な思考や知識が必要な仕事、専門的な知識や応用力が問われる仕事、コミュニケーションやネゴシエーション(交渉)などが要求される職業などは、AIに取って代わられる可能性の低い仕事だといえるでしょう。
AI時代に注目の、新しく生まれる仕事・サービスは?
今ある職業の中で生き残る仕事、またAI時代に新しく生まれる仕事など、注目の職業をピックアップしてみました。
AIに取って代わられない仕事5選
・医師、歯科医師
医師の仕事は専門的で応用力が問われるため、なくならない仕事のひとつ。
・教師/保育士/介護士
学校の先生や保育士、介護士は、人間相手の社会的ニーズの高い仕事。これからも必要な仕事です。
・芸術家
抽象的な思考を伴う芸術はAIの苦手分野なので、なくならない仕事といえるでしょう。
・デザイナーや編集などクリエイティブ分野
クリエイティブな思考や感性が必要とされ、芸術家と同じく将来もなくならない仕事です。
・農家
こちらも社会的ニーズの高い仕事。これからは、AIなどを活用した農業も出てくるでしょう。
AI時代に生まれる新たな仕事5選
・データエンジニア
AIによるデータ分析を行うエンジニア。会社などで使うデータをAIで収集、分析し、わかりやすい状態にします。
・AIエンジニア、開発者
AI技術をつくる側の仕事。新しい技術の開発も進んでいて、拡大が見込まれる仕事といえます。
・ゲノム・ポートフォリオ・ディレクター
ゲノム(遺伝子)解析にもAIが使われるようになり、それを利用した新薬も生まれます。その薬を売る戦略を立てる仕事。
・仮想通貨バンカー
仮想通貨のスペシャリストのこと。将来的に仮想通貨のニーズが高まると予想されています。
・散歩や会話の相手
AIの発展により、人間はより長生きすると考えられます。健康な高齢者とコミュニケーションを取る職業が生まれるかも。
今のあなたの仕事は、AIが進んでも食いっぱぐれない仕事でしょうか?それとも、AIに取って代わられるかもしれない仕事?もし今の仕事がAIに奪われる可能性があるのなら、将来性のある新しい仕事にチャレンジするという考えもアリかもしれません。この記事が、未来の自らのキャリアを考えるきっかけとなれば幸いです。