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【2021年版】世の中の平均年収が高い企業&職種TOP10

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【2021年版】世の中の平均年収が高い企業&職種TOP10

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他人の年収というのは誰もが気になるもの。「年収300万円時代」などと謳われてもいますが、世の中には年収1000万円以上の収入を得ている人もいます。それではどのような仕事が年収が高いのでしょう。

本記事では、2021年現在における平均年収TOP10を「企業別」、「職種別」に紹介していきます。

目指す年収はどれくらいがベスト?コスパの良い年収とは

サラリーマンの一般的な年収は?

ビジネス街をあるく若いスーツ姿のビジネスマン
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まず、一般的なサラリーマンの平均年収はどの程度なのでしょうか。

国税庁が集計する「民間給与実態統計調査」によれば、令和元年度の平均給与は436万円となっています(国内の給与所得者5255万人の平均値)。男女差もあり、男性は540万円、女性は296万円という結果も出ています。

この436万円がひとつの目安となり、これより多い額の年収を得ていれば平均以上といえるでしょう。

年収の高い企業は?国内企業平均年収TOP10

3つの高層ビルをしたから見上げる
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平均年収の高い「企業」について注目していきます。

以下は、日本国内の企業において、年収の高い上位10社の収入データとなります。

【平均年収の高い企業トップ10】
1位・・・M&Aキャピタルパートナーズ 平均年収3109万円 平均年齢31.3歳
2位・・・キーエンス 平均年収2111万円 平均年齢35.8歳
3位・・・GCA 平均年収2063万円 平均年齢37.9歳
4位・・・ヒューリック 平均年収1761万円 平均年齢39.1歳
5位・・・三菱ケミカルホールディングス  平均年収1738万円 平均年齢47.4歳
6位・・・三菱商事 平均年収1608万円 平均年齢42.5歳
7位・・・TBSホールディングス 平均年収1586万円 平均年齢51.0歳
8位・・・ソレイジア・ファーマ 平均年収1560万円 平均年齢49.4歳
9位・・・伊藤忠商事 平均年収1521万円 平均年齢41.7歳
10位・・・日本商業開発 平均年収1501万円 平均年齢41.7歳

年収ランキング「平均年収ランキング1位~3737位の企業一覧【2021年最新版】」より

トップ10の中で目立つのは、「M&Aキャピタルパートナーズ」、「GCA」などのM&A系の企業であり、これらの分野は平均年齢が30代と低めなのにも関わらず平均年収が高額なのが注目点です。

続いて「三菱商事」、「伊藤忠商事」など大手総合商社のランクインが目立ちますが、総合商社の場合はいずれも平均年齢が40代を越えています。

2位の「キーエンス」はこのランキングの中では異色の存在となり、センサーなどを開発する精密機器メーカーです。平均年収2110万円と一般的な精密機器メーカーの数倍近くの平均年収を誇っています。

トップ10以降の傾向は?

トップ10以降はさまざまな企業がランクインしているものの、特に次のような会社は上位に多くランクインしており、平均年収が高い傾向がうかがえます。

【平均年収上位にランクインの多い会社】
・TV局、放送会社
・総合電機メーカー
・飲料水メーカー
・製薬会社
・海運会社
・建設会社
・不動産会社 など

「初任給」は高額でない場合もある

たとえ平均年収が高い会社であっても、新卒入社時の初任給が目立って高いとは限りません。

2位のキーエンスは平均年収2110万円ですが4年制大学卒の初任給額は24万円となります(2020年度実績)。5位の三菱商事は平均年収1607万円ですが4年制大学卒の初任給額は25万5000円となります(2019年度実績)。

このように平均年収の数値は高くとも、初任給は一般的な20~25万円程度に設定している企業も多く、入社したらすぐに高額な収入が得られるとは限りません。

平均年収の高い職種TOP10

腕を組んで斜め上を見上げる30代くらいの外科医
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次に平均年収の高い「職種」について注目していきます。

政府集計の「平成29年度 賃金構造基本統計調査」によると、平均年収の高い職種は次のような順となっています。

【平均年収の高い職種トップ10】
1位・・・医師 1232万円
2位・・・航空機操縦士 1191万円
3位・・・大学教授 1050万円
4位・・・公認会計士、税理士1042万円
5位・・・弁護士 1028万円
6位・・・大学准教授 861万円
7位・・・記者 822万円
8位・・・不動産鑑定士 777万円
9位・・・歯科医師 756万円
10位・・・大学講師 708万円

平成29年度 賃金構造基本統計調査より

ご覧のように、医師、パイロット、会計士、税理士など、難易な国家資格や高度な専門知識が必要な職種が上位にランクインしている傾向です。

この中では7位の記者のみが一般的なサラリーマン系の職種であり、その他の職種は特定の資格が学位などが必要になります。

なおこの年収数値はあくまで平均です。

たとえば公認会計士、税理士は誰もが1000万円以上の収入を得ているわけではなく、働いている事務所の規模や役職などによっても異なります。

さらに士業系は、雇用されているのか、独立して自分で事務所を経営しているのかでも年収事情は変わってきます。

AI分野の高収入化が始まる

複数のモニターでプログラミングする若い技術者
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水面下では、「AIエンジニア」や「データサイエンティスト」など、AI分野の職種の高収入化がはじまっています。

海外では、優秀なAIエンジニアに年収数千万円クラスの待遇が用意されることも珍しくはなく、グーグルなどの大手では数億円単位の年収を得ているエンジニアもいるようです。

国内でも「SONY」がAI分野の新卒採用で初年度の年俸を最大730万円に設定するなど、AIエンジニアを高待遇で迎え入れる動きが見られます。

以上のように、世の中には高額な年収を得られる企業や職種があります。年収は高いに越したことはなく、1000万円以上もの年収を得られれば、生活水準は向上し、結婚後や老後の不安なども少なくなります。お金が全てではないものの、収入を重視して仕事を選んでみるのもアリかもしれません。

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