結婚を機に移住するならチェック!子育て支援が充実した都市はどこ?
結婚をきっかけに、夫婦で移住を計画している人も多いそうです。移住先を決めるポイントはいろいろありますが、将来子供ができたときに子育てしやすい地域かどうかも重要なチェックポイントです。
今回は子育てがしやすい、行政の子育て支援が充実している都市をいくつか紹介します。
子育てしやすい街のチェックポイント
結婚して子どもが欲しいと思うなら、子どもにどんな環境を与えてあげたいかを考えてみると、いろいろな希望が出てくるでしょう。
まずは子どもの成長に必要な設備があるかどうかをチェックしましょう。
・近所に安全に遊べる公園などはあるか
・保育園や小学校、中学校は通いやすい場所にあるか
・医療機関、病院は近くにあるか
・図書館や美術館などの文化施設はあるか
・自然を身近に感じられる場所があるか
などは押さえたいポイントです。
「子育て支援が充実している街」ってどんな街?
子育てのサポート体制の充実度も街を選ぶ時の重要な指標になります。子育てをする親へのサポート体制は、自治体によっても差があるようです。「日経DUAL 共働き子育てしやすい街ランキング」(※)で評価ポイントにしているのは次の14項目です。
【共働き子育てしやすい街ランキングの評価基準】
1)認可保育園に入りたい人が入れているか
2)認可保育園の保育利用枠の今後の増設状況
3)認可外保育施設などの受け皿がどのくらい用意されているか、利用者への助成はあるか
4)病児保育施設の充実度
5)待機児童ゼロの達成状況
6)幼児教育・保育無償化以上に保育料値下げなどをしているか
7)未就学児がいる世帯へのサービス・現物支給があるか
8)学童保育が充実しているか
9)保育士確保へ自治体独自の取り組みがあるか
10)保育の質担保への取り組みがあるか
11)産後ケアへの取り組みがあるか
12)不妊治療助成を実施しているか
13)児童虐待に対応する支援拠点の整備
14)未就学児の人数
一番重視される指標は「認可保育園に入りたい人が入れているか」です。共働きの子育て世帯にとっては、保育園に子どもを預かってもらえることは重要なポイントです。これらの評価基準で高評価を得ている都市が子育てしやすい街と言えるでしょう。
(※)参照:日経DUAL「共働き子育てしやすい街2019 総合編ベスト50」
行政の子育て支援、特徴的な街を5つご紹介!
子育て支援を充実させている街や、独特でユニークな支援をしている都市もご紹介します。
葛飾区「多子世帯の保育料の減額・免除」
葛飾区の子育て支援策に、認可保育所などを利用している児童の保育料の減額・免除があります。2人目の子どもは保育料50%の減免となり、3人目の子どもは免除されます。
子どもを2人、3人と多く持つ親が安心して子育てできる、嬉しい制度です。
松戸市「パパママの仲間が増える、おやこDE広場」
松戸市では、0から3歳ぐらいまでの赤ちゃんとパパ、ママが一緒に遊べる場所が市内にあります。パパ、ママ同士の交流を通して、情報交換の場になりますし、気分転換にもなります。子育てコーディネーターがいますので、子どもが遊んでいるそばで、子育てで気になることを相談できるのも心強いです。
愛知県設楽町「子ども医療費18歳まで無料」
中学3年までは、窓口で子供医療費受給者証を提示すると、窓口で支払うべき保険診療適用の医療費の支払いがゼロ円になります。高校生には3年生まで全額補助という医療費の補助制度があります。医療機関に受診して、医療費は窓口でいったん支払うのですが、後日に保険診療適用分の負担金の助成申請をすると、医療費負担額が振り込まれます。手順は変わりますが、高校卒業する18歳の誕生日を過ぎた3月31日まで、保険診療適用分の医療費を町が負担してくれます。
参照:設楽町サイト
北海道壮瞥町「中学生をフィンランドに研修旅行」
青少年教育の一環として、研修旅行を通して国際的な視野を養い、国際化の時代に対応できる人材育成を目的にしています。研修旅行費用は全額、壮瞥町が負担します。対象は町内在住の中学2年生です。
参照:壮瞥町サイト
島根県美里町「1人1台タブレット端末配備」
ICT教育の一環として、児童生徒1人につき1台を配備しています。無線LANや電子黒板も完備していて、これからのますます発展していく情報化社会に対応していく力を育みます。
参照:美里町定住サイト
いかがでしょうか。市区町村独自の子育て支援策のほかに、都道府県でも、子育てを応援するような策を設定しています。移住先を検討するときには、合わせて調べてみるとよいでしょう。