工夫次第で1L10円引きも可能!ガソリン価格を安くする節約術
高騰するガソリン価格。ちょっとした節約をすれば、1L10円も安くできる可能性があります。マイカー通勤の方やドライブ好きの方は必見です。
給油時にできる5つの節約方法
省エネを心掛けた運転で、消費するガソリン量を減らすことも大切ですが、ガソリン代そのものを減らすことも重要です。
そこでここでは、給油時にガソリン代を安くする節約方法を紹介します。
1)セルフのガソリンスタンドを使う
セルフのガソリンスタンドを使うだけで、1Lあたり3~5円(30L入れた場合:90円~150円)ほどガソリン代を節約できます。
フルサービスのガソリンスタンドは、スタッフによる給油に加え、窓ふきやゴミ捨てといったサービス面で魅力がありますが、その分人件費が必要です。そのため、セルフのガソリンスタンドと比べると1Lあたりの価格が高くなる傾向があります。
2)ガソリンスタンド特化型クレジットカード(ガソリンカード)を使う
キャッシュレス化により、ほとんどのガソリンスタンドでクレジットカードが使用できるようになっています。ガソリンスタンド会社独自のクレジットカードやプリペイド式のガソリンカードがあり、それらを使ってガソリン代を支払うと、料金が安くなったり、ポイントやキャッシュバックなどの還元が受けられたりします。
ガソリンカードの種類はさまざまで、提携のクレジットカードを利用できるケースもあります。そのため、よく使うガソリンスタンドやガソリンカードの割引率、ポイント還元率などで選ぶようにしましょう。
車に乗ることが多い人は「ENEOSカード C」
車通勤などで毎月何度も給油する人には、1カ月のカード利用額に応じて値引き単価が決定する「ENEOSカード C」がおすすめです。
値引き単価は、1万円未満、2万円未満、5万円未満、7万円未満、7万円以上の5段階あり、毎月7万円以上カードを利用すると最大7円/L引きになります。
ただし、年会費1375円(税込 ※初年度無料)が必要になるので、注意しましょう。
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ハイオクの人は「シェルスターレックスカード」
「シェルスターレックスカード」も6カ月間のカード利用額に応じてガソリン代が安くなるクレジットカードです。
12万円未満、30万円未満、42万円未満、60万円未満、60万円以上の5つのランクが用意されており、カード利用額が60万円以上なら最大レギュラーで8円/L引き、ハイオクは13円/L引きとなります。
ただし、こちらのカードも年会費1375円(税込 ※初年度無料)が必要です。
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年会費無料にこだわるなら「apollostation card」
「apollostation card」は年会費が永年無料のクレジットカード。ガソリンがいつでも2円/L引きで利用できます。
さらにもう少しガソリン代を安くしたいということであれば、途中で「ねびきプラスサービス」(年会費550円、税込)に申し込みすることも可能。ショッピングの利用額に応じて、最大10円/L(ショッピングで10万円以上利用した場合)もガソリン代が安くなります。
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3)ガソリンスタンドの会員割引やLINE、キャンペーンを利用する
クレジットカードはちょっと・・・というときは、ガソリンスタンドの「会員向け」サービスがおすすめ。
LINEの友達登録やメール会員登録をすると、ガソリン代が会員価格になるサービスです。地域のガソリンスタンドによっては、独自のキャンペーンや曜日・日にち指定の特売日などを設定しているところもあるので、地元でしかガソリンを入れないという人は、会員向けサービスが向いているでしょう。
4)ガソリン価格が安い地域で入れる
ガソリンは、原油をガソリンに精製して各ガソリンスタンドまで運搬されます。ガソリンを精製する製油所は一部の府県にしかないため、製油所から離れた地域のガソリン価格には運搬料が上乗せされており、地域差があります。
製油所がある地域は、千葉県、岡山県、和歌山県などで、これらのエリアは相対的にガソリン価格が低めです。逆に、県内に製油所がない山形県や島根県、鹿児島県などは製油所から離れているため、ガソリン平均価格が高めとなっています。
1Lあたりのガソリン価格が10円以上も異なる場合があるため、近隣県のほうが安ければ出かけた際に給油して帰るのもガソリン代節約のひとつの方法と言えます。
5)高速道路に乗る前にガソリンを給油する
遠出をするときは、高速道路での給油をできる限り避けるというのも大きなポイントです。高速道路上にあるガソリンスタンドでは、一般道路沿いにあるガソリンスタンドよりもガソリン価格が1Lあたり10~20円高い場合があります。
10L入れるだけでも200円ほど高くなるので、無駄な出費を避けるためにも高速道路に乗る前に給油を済ませておきましょう。
やむを得ず給油する場合も、残りの距離を計算し、最低限の給油だけにしておくことをおすすめします。
今後もガソリン価格が高騰する可能性がある
日本のガソリン価格は、原油高と円安が進むとどんどん高騰していきます。
日本では、ガソリンの原料である石油を外国から輸入し、それを精製して各ガソリンスタンドへ販売しているため、原油価格が高くなればガソリン価格にも直結します。
また、近年円安傾向が続いており、さまざまな輸入価格に影響が出ています。原油も例外ではなく、円安のあおりを受け、ガソリン価格高騰の要因となっているのです。
コロナ禍から徐々に世界経済が動き出し、原油の需要が高まっているため、原油高の状況は続くと予想されています。
1Lあたり数円~10円ほどでも、給油量が増えれば、それだけガソリン代にかかるコストもかさみます。車がないと暮らしていけないような地域では、月1~2万円ほど負担が増えてしまう可能性もあるので、給油時にできる節約術を参考に、少しでもガソリン代にかかるコストを抑えましょう。