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【家電別】安く買い替えできる時期はいつ?補助金でさらにお得に!

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【家電別】安く買い替えできる時期はいつ?補助金でさらにお得に!

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冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機などの家電は、長く使えばいずれ寿命を迎えます。家電はセールなどで価格の安い時期もありますので、故障してからではなく、お買い得なタイミングで買い替えておくのがおすすめ。今回は、家電の寿命や買い替えタイミング、お得に購入するコツについて紹介します。意外と補助金を出している自治体もあるので要チェックですよ。

家電の寿命を知っておこう

火花を散らし故障間近の洗濯機
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家電は、使い続けているうちに各部が劣化していき、いずれは寿命を迎えます。製品によって寿命も異なりますので、違いを把握しておきましょう。

家電の寿命目安

家電の需要目安はおおよそ以下の通りです。

洗濯機・・・7~8年
エアコン・・・7~10年
液晶テレビ・・・6~7年
パソコン・・・6~7年
電子レンジ・・・9~10年
掃除機・・・7~8年

これらはあくまで目安であり、利用回数や利用時間、メンテナンスの有無などによっても変動します。たとえば洗濯機であれば、洗濯回数が多ければその分寿命が短くなります。液晶テレビはバックライトに寿命があり1万5000時間~5万時間が寿命とされています。テレビを視聴する時間が長かったり、ライト明度を高く設定して利用すれば、その分寿命が短くなります

保有期間としての寿命

家電の寿命は、「補修用性能部品の保有期間」から考えることもできます。補修用性能部品の保有期間とは、その製品に対してメーカー側が修理用の部品を保有、提供できる期間のことです。

保有期間が過ぎた製品は、修理用の部品が入手できなくなるため、故障してしまうと買い替えする以外に選択肢がありません。

例として、「日立製作所」が発売する家電製品の補修用性能部品の保有期間は、5~10年です。トースターや電気ポットなどは保有期間5年と短く、ルームエアコンやエコキュートのような製品は保有期間10年と長めです。

家電の買い替え・購入タイミングは

冷蔵庫、洗濯機など家電製品一式
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家電の価格というのは一定ではなくその時々で上下しますので、価格が下がっている時期が狙い目です。そこで、家電別に安く買えるタイミングや時期を紹介します。

型落ちモデルが安くなる時期を狙う

家電製品の多くは1年毎に新型モデルが発売されます。そして新型モデルへ商品の入れ替えが行われる1~2か月前頃になると、型落ちモデルが安く販売されるようになります。

一般的に、型落ちモデルが安くなるのは以下の時期です。

洗濯機・・・縦型は6~7月、ドラム式は8~9月
冷蔵庫・・・8~9月
エアコン・・・11~12月
液晶テレビ・・・3~5月、8~11月
パソコン・・・3~4月、11~12月
レンジ・・・7~9月
掃除機・・・8~9月

家電は1世代違っても性能や機能はさほど変わらないことが多いため、型落ちモデルを狙うことで賢く買い物できます。

セール時期を狙う

セール中のノートパソコンが並ぶ
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家電量販店では年に何度かセールを行っています。セール中であれば、普段より安い価格で購入できたり、ポイントバックの特典が得られたりします。

セール時期の目安:
決算セール・・・2~3月(ビックカメラのように8月に決算セールをする量販店もあり)
ボーナスセール・・・夏は6月下旬~7月上旬、冬は12月
ゴールデンウィークセール:5月のゴールデンウィーク前後
ブラックフライデーセール:11月中旬~下旬
など

「省エネ家電買い替え助成」でさらにお得にGET

電卓とミニチュアの買い物カートをもつ海外女性
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各自治体で「省エネ家電費用助成」という制度が用意されています。これは省エネ性能の高い家電を購入した場合、補助金やポイントがもらえる制度です。

自治体によってルールはさまざま

以下に、2023年12月現在利用できる、各自治体の省エネ家電費用助成の例をご紹介します。

【福岡県】
福岡県小郡市:1万~3万円(購入費によって変動)
福岡県築上郡吉富町:購入合計額の1/3を補助(最大7万円)
福岡県福津市:一律2万5000円

【熊本県】
熊本県合志市: 1万円
熊本県菊陽町:6000円~4万5000円(購入費や申請方法によって変動)
熊本県益城町:補助対象経費の1/2(上限3万円、100円未満切捨て)
熊本県南阿蘇村:補助対象経費の1/3(村内業者を利用した場合。村外業者を利用した場合は1/4)。省エネ家電製品の上限は5万円、高効率給湯器の上限は10万円

【広島県】
広島県府中市:1万~5万円(購入費によって変動)

【長野県】
長野県(県全体):2000円~8万円分のポイント(PayPayやPontaなどの電子マネーポイントとして付与)
長野県佐久市:LED照明は経費の最大2分の1以内(限度額は最大5000円まで)を支給、電気冷蔵庫は経費の最大5分の1以内(限度額は最大3万円まで)を支給。

【山梨県】
山梨県(県全体):3000円~6万円分のポイント(PayPayやPontaなどの電子マネーポイントとして付与)

【岩手県】
岩手県宮古市:1万~5万円(購入費によって変動)

ご覧のように自治体により支給額はさまざまです。支給方法も自治体によって異なり、現金で支給する自治体もあれば、電子マネーポイントを付与する自治体もあります。

また、支給するにあたり、多くの自治体が以下のような細かなルールを設定しています。自治体側が提示する情報をよく確認しておきましょう。

【支給条件例】※すべての自治体に該当するわけではありません。詳細は各自治体のHPをご確認ください。
・その市町村に住んでいる
・世帯主であり、市民税の滞納などがない
・その市町村内の販売店で購入した家電である
・対象となる家電は、主に冷蔵庫、冷凍庫、エアコン、電子レンジ、炊飯器、エコキュートなど(エアコンや冷蔵庫は買い替えが条件となる場合も)
・新品が対象
・1世帯当たり1回限り
・省エネ基準達成率(もしくは省エネラベルの点数)の条件を満たしている
・購入費の最低条件を満たしている(5万円以上としている自治体が多い)
など

各自治体の実施状況を確認しよう

省エネ家電費用助成を利用する場合は、お住まいの自治体が公表している実施状況を確認しましょう。役所や家電量販店に問い合わせるか、各自治体のHP等で事前に調べてみてください。
 

以上、家電の寿命と買い替えタイミングについて紹介しました。家電は安い時期を狙えば、同じ製品でも何万円も安く購入できることがあります。もう長く使っており寿命が近づいている家電、故障が目立つ家電については、完全に壊れるのを待つのではなく、安い時期を狙って事前に買い替えを試みてはいかがでしょう。