引っ越し前にやる事でお金がもらえる!?押さえたい4つのポイント
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大きなお金がかかる引っ越し。でも、引っ越し前や入居前にやるべきポイントを押さえれば、お金がもらえたり、その後の暮らしや退去時にお得になるかもしれないんです!
今回は、家賃補助などの自治体の制度や、毎月かかる光熱費に関する工夫など、引っ越し前、入居前にやっておきたいポイントをご紹介します。
ポイント1.「引っ越し先選び」
家賃や引っ越し費用の助成がある地区を調べる
自治体によっては、家賃や引っ越し費用についての助成を受けられる場合があります。引っ越す地域を選ぶ際は、職場などからの距離や交通アクセスと同時に、その地域に助成制度があるかどうかも確認してみましょう。助成金の額によっては、少々不便な場所でも、助成制度によって生活費の負担を軽減できる場合もあります。
同じ名前の助成制度でも、自治体によって条件や支給額が異なります。引っ越し費用の助成では、引っ越し費用の3分の1~2分の1程度を助成する自治体が多いようです。
賃貸物件だけでなく、購入した中古物件のリフォーム費用や新築費用の一部を助成してくれる自治体もあります。さらに、近年は離職や廃業に伴う引っ越しの際に利用できる給付制度もあるので、活用してみましょう。
ただし、助成金や家賃補助は、すべての人を対象にしているわけではありません。条件によっては受けられない場合があります。
助成対象になりやすいのは以下のような人です。
・子育て世帯
・新婚世帯
・ひとり親世帯
・親世帯との同居、近居を始める人
多くの自治体は他の都道府県や市町村から移動してくる人を助成対象としていますが、中には同地域で住み替えする人を対象に助成している自治体もあります。都市圏からの移住を狙った地方都市だけでなく、東京都内でも補助制度を作っているので、あきらめずに確認してみましょう。
また、補助金制度はいつでも利用できるわけではありません。募集時期が決まっていたり、予算上限に達したら募集終了になったりします。補助金の利用を考えている場合は早めに動くようにしましょう。
ポイント2.「間取り選び」
電気代が抑えられる間取りを選ぶ
引っ越しの費用は一時的な出費ですが、家賃や光熱費など住居に関連する費用は、住んでいる間ずっとかかってくるものです。生活費を節約しようと考えるのであれば「節約しやすい家」に住むために、「電気代を抑えやすい間取り」を選んでみてはいかがでしょうか。以下のような間取りが電気代を節約しやすいものになります。
照明代、暖房代の節約には南向きの部屋
照明や暖房費用の節約には南向きの部屋がおすすめです。日照時間が長いので、照明をつけなくてよい時間が比較的長くなります。また、冬も暖かく過ごせるので暖房費用を節約できます。
冷房代が節約できる角部屋
2面に窓がある角部屋は、風通しがよくなります。周囲の環境にもよりますが、窓を開けて涼しく過ごせるので、冷房代の節約になります。
エアコン台数を抑えられる振分けタイプ
2DKなど複数のお部屋がある間取りなら、廊下や別の部屋を通らず、キッチンやダイニングから直接それぞれの部屋に行き来できる振分けタイプの間取りがおすすめです。さらに、隣り合った2部屋の仕切りを開け放って1部屋のように使えるタイプは、エアコン1台で過ごせ、電気代を抑えられます。
ポイント3.「入居前」
入居前の写真撮影で補修費や退去費を抑える
退去時のトラブルにもなりやすい退去費用。お部屋のキズや汚れがひどい場合は、追加で修繕費用や清掃費用を請求される場合もあります。そんなトラブルを防止するために重要なのが入居前の様子を記録しておくことです。
気になる汚れやキズは日付がわかるようにして撮影しておきましょう。撮影した画像は、別フォルダで管理するなどしてうっかり消してしまわないようにしましょう。
ポイント4.「入居前」
お風呂、キッチンの水回りの劣化対策をしておく
水回りが劣化すると何かと不便なもの。洗濯やお風呂場のトラブルは銭湯やコインランドリーの利用など不要な出費にもつながります。水漏れなど水回りの修理は費用負担も大きいので、入居前に劣化していないかの確認をして対策もしておきましょう。
水道が使えるようになったら、まずはお風呂や洗面所、キッチンから悪臭がしないか、排水溝や排水管の劣化やつまりがないかなどを最初にチェック。また、洗濯機の排水溝や洗濯パンについても、忘れずに確認しておきましょう。
水回りはカビや水垢がつきやすく、掃除しづらい場所なので、入居前に対策しておくのもおすすめです。防カビ剤で事前にコーティングしたり、排水溝にゴミ受けを設置しておけば、入居後の掃除も楽になり、退去費用の節約にもつながります。
引っ越し費用や退去費も含め、何かとお金のかかる住居周りのお金。引っ越し前のひと工夫で、引っ越し費用だけでなく、その後の生活費の節約にもつながります。引っ越し先を決めたり、いろいろな手続きなどやることはたくさんありますが、ひと手間を惜しまず、効果的に節約できるようにしてみてください。