驚愕。〇%も安くなる!?引越しの訪問見積もりのメリットとは
何かと費用がかさみやすい引越しですが、業者を自宅に呼び「訪問見積もり」をしてもらうと、料金の値引き交渉も持ち掛けやすくなります。他にも引越し時のトラブルが減るなど、メリットも盛り沢山。
今回はそんな訪問見積もりの、仕組み、メリット、値引き交渉術などについてご紹介します。
訪問見積もりとは
引越し時には、家具、家電、衣服など多くの荷物を運ぶことになります。料金を正しく算出するため、引越しをトラブルなくスムーズに進めるためにも、事前に荷物の量の見積もりをしてもらうのが一般的です。
「訪問見積もり」とは、自宅に引越し業者の営業担当を呼び、部屋の中を見てもらい、荷物の量を見積もってもらう方法です。
所要時間は一般的に30分~1時間程度です。営業担当が自宅を訪問し、部屋の中に上がり、荷物の量、間取りや駐車スペースなどの確認を行います。
引越しに関する質問・相談などもできます。対面でのやりとりになるため、料金の値下げ交渉もしやすいでしょう。
訪問なしの見積もりもある
訪問せずに、ネットや電話、メールなどを利用して見積もりを行う業者もあります。
特に単身者などで荷物量の少ない場合、訪問なしの見積もりでもOKとしている業者が多いようです。
自宅に営業担当を呼ばないため気軽ですが、その分「見積もりの精度が落ちる」、「価格交渉をしにくい」などのデメリットもあります。
訪問見積もりの流れ
訪問見積もりは、以下のような流れで行われます。
- 1.新居を確保する
- 2.見積もり依頼を出す
- 3.指定日に営業担当が訪問
- 4.価格交渉
- 5.引越し契約
1.新居を確保する
訪問見積もりをする前に、賃貸契約を結び、引越し先に入居できる状態にしておく必要があります。新居が決まっていないのに訪問見積もりを行うのはNGです。
2.見積もり依頼を出す
業者に連絡をし、訪問見積もりを依頼します。ネット上の一括見積りサイトを使えば、数社同時に見積もりの依頼を出すこともできます。価格交渉時に引合いをするためにも、一般的に3~4社へ見積もりの依頼を出す人が多いようです。
3.指定日に営業担当が訪問
指定した日に、営業担当が自宅を訪問します。部屋に上がり、家財・荷物の量や種類をチェックします。それをもとに見積もり書が作成され、目安の見積もり額がその場で提示されます。
4.価格交渉
提示された金額に対して、値下げができないかの価格交渉を行います。他社での見積もりがまだ終わっていない場合は、即決はせず、他社の見積もりが終わるまで保留にすることもできます。
5.引越し契約
満足する業者が見つかった場合は、その業者と正式な引越し契約を行います。
6.引越し準備スタート
契約後は、業者から自宅に段ボールが送られてきますので(自分で用意するケースもあり)、引越し予定日までに荷造りを行います。
訪問見積もりのメリット
値引き交渉がしやすい
訪問見積もりでは、営業担当と直に顔を合わせて話すことができるため、値引き交渉も持ち掛けやすくなります。複数社に見積もりを出している場合、交渉次第では最大50%もの割引ができることもあるようです。
正確な引越し料金が分かる
引越し料金は、荷物の量、使うトラックの大きさなどによって変動します。
電話やメールでの見積もりですと、荷物の量がアバウトになりやすいため、実際の料金と見積もり額がズレることがあります。必要以上の大きさのトラックが用意されてしまい余計な出費となることも。
訪問見積もりであれば、実際の荷物を見て見積もりますので、荷物量と料金を正確に算出してくれます。
特に、家族単位の引越しで荷物量が多い場合は、電話やメールでは誤差が大きくなりやすいため、訪問見積もりをしてもらうのがおすすめです。
引越しがスムーズになり当日のトラブルも減る
訪問見積もりを行わないと、段ボール箱や梱包材が追加で必要になったり、当日に荷物の運搬、トラックの出入りができなかったりなど、想定外のトラブルが起きることがあります。
訪問見積もりを行えば、荷物の量、間取り、周辺の駐車スペースや道路状況などを、事前に業者側がしっかりと把握できますので、スムーズに引越しを行うことができます。
見積もり特典がある場合も
訪問見積もりをした上で引越し契約をした場合、お米、洗剤、掃除用品などの日用品を特典として貰えることもあります。
訪問見積り時の交渉のコツ
他社を引合いに出す
第一段階として、「このあと他社でも見積もりして貰うことになっています」などの切り口で、他社と比較していることを匂わせると、値下げ交渉に繋げやすくなります。
第二段階として、その場で即決はせず、「他社の見積もりを待ってから決めたいです」と一旦保留にしてみるのもテクニックです。
後日、各社の見積もりが出揃ったら、「一番安いA社では〇円で見積もりをもらっています」、「それでも御社に依頼したいので、あと〇円だけ値下げしてもらうことは可能ですか」といった切り口で後押しすると、値下げに応じてくれる場合が多いです。
営業担当への気配り
営業担当も人間ですので、相手が喜ぶような態度を示せば、値下げ交渉も円滑に進めやすくなります。
・自分はお客様だからと偉そうにするのではなく、快くコミュニケーションをとる
・訪問時にお茶や茶菓子を出す
・部屋はできるだけ綺麗に片付けておき、信頼できるお客だと印象付ける など
「値下げは可能である」の意識を持つ
「これ以上値下げは無理」という最安値水準の見積もり額をはじめから提示する営業担当は少ないです。
大抵の場合は、お客から値下げ交渉を持ち掛けられることを想定し、あらかじめ少し高めに提示しています。つまり値下げの余地が用意されていることになります。
それを理解した上で、「あわよくば値下げしたい」ではなく「値下げは可能である」の意識で挑んだ方が値下げ交渉は成功しやすいでしょう。
ただし、相手の事情も考えず、あまりに無理な価格交渉を持ち掛けることはマナー違反になりますので注意が必要です。
訪問見積りのNG行為
次のような行為は、訪問見積もりにおいてNG行為となります。引越しの引き受けを拒否されかねませんのでご注意ください。
・引越し先の新居が決まっていないのに、訪問見積もりを依頼する
・同じ日時に、複数の業者の人間を家に呼び、同時に訪問見積もりをしてもらう
・業者を決定し引越し契約が完了しているのにも関わらず、他社の訪問見積もりをキャンセルしない
・見せたくない荷物を隠す(正確な見積もりができなくなる)
・引越し前に処分・売却する荷物があることを伝えない(正確な見積もりができなくなる)
・あまりに無理な値下げ交渉を試みる など
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以上のように、訪問見積もりを行うと、値引き交渉もしやすくなりますし、荷物量が正確に算出されることで引越しがスムーズになるメリットも得られます。交渉が苦手という人でも、誠意を込めて伝えれば思いのほか値引きが成功することもありますので、引越しを考えている方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。