お得な特典満載!知る人ぞ知る「子育て支援パスポート」とは?
少子化対策として、今、国が推進している「子育て支援パスポート」(別名:子育て応援パスポート)。提示するだけで子育て世代に嬉しいさまざまなサービスが受けられます。しかし、認知度は低くわずか2割程度。子育て家庭の方は「子育て支援パスポート」について知り、お得に使いこなしましょう!
「子育て支援パスポート」とは?
「子育てパスポート」とは、18歳未満の子どもがいる家庭を対象に、各自治体が発行しているパスポートのこと。このパスポートを「子育て応援の店」で提示すれば、さまざまなサービスを受けることができます。
そもそも、この子育て支援パスポート事業は、内閣府と各地方自治体、さらに協賛店舗が協力して、子育てを応援する目的で2016年度からスタート。
受けられるサービスは、各都道府県や協賛店舗によって異なりますが、子育て家庭には魅力的なサービスも。そのサービスの一部をご紹介しましょう。
どんな子育て応援サービスが受けられるの?
受けられるサービスは、主に以下の4つに関わるものです。
●乳幼児の外出サポート
●ポイント付与
●商品の割引、優待など
●ローンなどの金利優遇
「子育て支援パスポート」を提示することで、どんなお得があるのか、一例をご紹介します。
例1.ベビーおむつ、粉ミルクが全商品20%OFF
関東を中心にホームセンターなどを展開する「綿半」では、パスポートをレジで提示し、さらに店舗オリジナルの払い方「goca払い」をすると、ベビーおむつ、粉ミルクが全商品20%割引。
例2.ミニソフトが一つ無料
コーヒーショップ「コメダ珈琲」では、パスポートをレジで提示するだけで、ミニソフトが一つ無料に。使えない店舗もあるので、お店で確認を。
例3.ハッピーセットが100円引き
「マクドナルド」のハッピーセットは、通常490~520円ですが、パスポートの提示により420円で購入できます。全国の店舗で有効です。
例4.子ども一人0.1%(最大0.3%)の金利優遇
鹿児島銀行では、教育ローンやリフォームローンで、子ども一人あたり0.1%(最大0.3%)の金利優遇を実施。
※いずれも2023年3月現在
「子育て支援パスポート」の対象は?
日々の生活で役立ちそうな「子育て支援パスポート」。対象となる家庭をもう少し具体的に見ていきましょう。その運営は、各都道府県の自治体なので、利用規約はそれぞれ異なります。
ほとんどの自治体は、18歳未満の子どもまたは妊婦がいる家庭ですが、愛媛県や熊本県などでは、「未就学の子どもまたは妊婦がいる家庭」が対象です。また、岡山県や山形県などでは、「小学生以下の子どもまたは妊婦がいる家庭」となっています。
まずは自分が住んでいる都道府県のHPで確認してください。
「子育て支援パスポート」受け取り方は?
「子育て支援パスポート」は自治体によって受け取り方が異なりますが、一般的に以下の手順であることが多いです。
①内閣府の「全国共通展開参加自治体リンク集」で確認
②各都道府県のHPで確認
③所定の申請書に必要事項を記入
④登録するとパスポートが届く
まずは、内閣府のHPから、今住んでいる都道府県のパスポートをチェック。次に各都道府県のHPで、「子育て支援パスポート」のページを確認します。各都道府県によって名称も異なるので、要注意。
申請の方法は、申請書をダウンロードし窓口に提出する、スマホで申請するなど、こちらもいろんな方法が。また、紙のパスポートもあれば、アプリのパスポートもあり、その形態は自治体によって異なります。
いまだ認知度が低い「子育て支援パスポート」。でも、意外と身近なお店や公共施設などで使うことができます。また、マクドナルドなど、全国チェーンのお店で使えるのも魅力。もしかすると、いつものお店も、「子育て支援パスポート」のマークがあるかもしれませんよ。