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エアコン試運転は5月中に!正しい方法とチェックポイントは?

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エアコン試運転は5月中に!正しい方法とチェックポイントは?

【画像出典元】「Studio Romantic_stock.adobe.com」

最高気温が25度以上の夏日が増えるとエアコンの季節ですね。その前にやっておきたいのが「エアコンの試運転」。暑くなってからエアコンを使おうとしたら故障していた…なんてことのないように、ご自宅のエアコンが動くかを早めにチェックしておきましょう。

エアコン試運転、なぜ必要?

エアコンとリモコン
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エアコンを買い替えたり、修理をオーダーしたりしても、すぐに使えるようになるとは限りません。場合によっては数週間かかることもあります。

Panasonicの調査によると、エアコンを購入してから、設置・使用できるようになるまでにかかった日数が2週間以上という人が40%弱。エアコンの修理を依頼してから使用できるようになった日数も、2週間以上が40%ほどという結果が出ています。

「真夏日にエアコンなしの生活は無理!」と感じる方も多いのではないでしょうか。またすぐに使えないと、暑い中我慢して過ごさなければならず、熱中症にかかる危険も出てきます。そのため暑くなる前の4~5月頃に、エアコンの試運転をして使えるかどうか、確認しておく必要があるのです。

参照:「Panasonic HP

エアコン試運転前にチェックすべきこと

エアコンの室外機
【画像出典元】「Andrey Popov_stock.adobe.com」

エアコンの試運転前に確認すべきことは以下の通りです。

まずは、コンセントやブレーカーをチェック。電源が入らない原因は、意外にもコンセントが入っていない、ブレーカーが落ちていたということがよくあります。また、コンセント周辺に埃がたまっていると発火の原因になるので、汚れていたら掃除しましょう。

次に室外機周りをチェック。室外機が汚れている、排水ホースが詰まっている場合、故障のリスクが高まります。

最後に室内機のフィルターをチェック。フィルターはカビが生えやすく、そのまま使うとカビが排出され、人体に悪影響を及ぼします。また汚れが溜まったままだと、消費電力が増えて電気代が上がってしまいます。本格的にエアコンを使用する前にフィルターの掃除を行いましょう。

試運転のときにチェックすること

気温計
【画像出典元】「makotomo_stock.adobe.com」

運転前のチェックが済んだら、試運転スタート。以下の手順で行いましょう。

コンセントやブレーカーは問題ないのに、スイッチを押しても電源が入らない場合は、リモコンの電池切れや故障、室内機の故障が考えられます。室内機のランプが点滅している場合は本体の故障の可能性がありますので、メーカーに問い合わせてみましょう。

運転は冷房にして、そのエアコンの最低温度・最大風力に設定します。メーカーによって試運転のおすすめ温度は異なりますが、温度がわからない場合でも最低温度・最高風力にしておくと、稼働しているか判断しやすくなります。

次に、エアコンを30分稼働させてチェック。冷風が出てくるか、異音・異臭がしないか、エアコンから水が垂れてこないかを点検しましょう。

エアコンに異常が見つかったら…

エアコンを見る人
【画像出典元】「Andrey Popov_stock.adobe.com」

試運転で異常が見つかった場合、自分で解決できるものと、修理・交換が必要なものがあります。

自分で解決できるもの

リモコンの液晶画面が見えづらい、ボタンを押してもエアコンが稼働しないといった場合、リモコンの電池が消耗している場合があります。また、エアコンが稼働しているものの、風が臭う・弱いといった場合には、フィルターの掃除で解決する場合があります。

エアコンから水漏れしている場合、水漏れの場所をチェック。吹き出し口から水が落ちてくる場合は、排水ホースやフィルターが汚れている可能性があるので掃除しましょう。

修理・交換が必要なもの

タイマーランプが点滅して稼働しない場合、故障の可能性があります。またエアコンの背面から水漏れしている場合は、故障や排水ホースのトラブルなどが考えられます。この場合、すぐにメーカーの修理窓口に相談しましょう。

エアコンの試運転は、意外と簡単。早めに試運転を行なっておけば、故障が見つかっても混み合う時期を避けて修理してもらうことが可能です。また、古いエアコンの場合、消費電力も大きく、修理する際の部品代も高くなる傾向があります。買い替える場合も早めに検討することで暑くなる前に準備できるので安心です。いずれにせよ、暑くなる前に余裕を持って試運転を行いましょう。