後世に伝えよう! 世界に誇る文化遺産「軍艦島」
監修・ライター
軍艦島やグラバー園など歴史や文化、平和活動のほか、観光振興、高齢者・教育支援などにふるさと納税を役立てている長崎市。今回は観光親善大使・ロマン長崎の江頭 奈那さんに寄附金の使い道や国際観光都市・長崎についてお話しいただきました。
Q1 長崎市の魅力について教えてください!
A1 長崎市は1570年の開港以来、海外交流を通して海外の多種多様な文化を巻き込み独自の文化を発達させてきました。「出島」をはじめ、海外との長い交流の中で培われた歴史や文化に溢れた街、「世界文化遺産」のある街、「長崎くんち」や「ランタンフェスティバル」など四季折々のまつりが楽しめる街、そして、和・中華・蘭(西洋)料理に代表されるように、豊かな「食」にも恵まれた街です。
私個人としては、香港、モナコと並び、世界新三大夜景に認定された長崎の夜景が好きです。長崎の街を山々が囲むすり鉢のような地形により、どこから見ても本当に綺麗な夜景なんですよ。
Q2 ふるさと納税はどのように使われているの?
A2 長崎市のふるさと納税は、長崎のまちの個性を活かしたまちをつくる「世界都市」、暮らしやすいまちをつくる「人間都市」を目指した街づくりに使わせていただいています! 軍艦島保存など、以下の7つの事業から「応援したい」ものを一つお選びいただければ、お寄せいただいた寄附金はその事業に使わせていただきます。
1.「明治日本の産業革命遺産」 端島(軍艦島)の保全
平成27年に世界文化遺産に選ばれた軍艦島を維持し、未来へ引き継ぎます。軍艦島は私も大好きな場所、多くの方に見ていただきたいです!
2.平和推進 長崎から世界へ“平和”の発信
被ばくから72年、被ばく地だからこそできる体験談や資料を伝え、世界に向け恒久平和を祈り、発信していきます。
3.歴史的文化的遺産の活用 歴史と文化にあふれたまち“長崎”
世界遺産である旧グラバー住宅、大浦天主堂など歴史的に価値ある遺産を活用し、多くの人が訪れたくなるまちをつくります。
4.観光振興 長崎は“よかとこ”バイ
夜景観光などに力を入れ、外国人を含めた観光客の誘致を行います。
5.高齢者支援 長崎の父や母へ
誰もが暮らしやすい社会を目指して、地域と連携し支援体制の構築に努めます。
6.教育・子育て支援 “ながさきっ子” に未来を託して
子育て支援の充実により子育てしやすい環境を作ります。また、創造的で豊かな子どもの心を育てます。
7.スポーツ振興
老若男女、どんな人でもスポーツ・レクレーションに親しめる環境を作ります。
特に指定がないときは、「8.市長おまかせ」をご選択くださいね。
Q3 返礼品ってどんな品物があるの?
A3 長崎市の返礼品は1万円から、現在300以上の種類があります。
三方を美しい海に囲まれた長崎市は、魚種の豊富さでは日本一といわれるほどの魚の宝庫。返礼品も魚介類が人気です。「長崎加工 メガ盛り訳ありお任せ干物セット」は、24品以上の干物入りでとってもお得! 魚種ごとに袋詰めされて保存も便利です。
和牛のオリンピックで日本一に輝いた「長崎和牛出島ばらいろ」や「長崎角煮まんじゅう」「長崎カステラ」「長崎ちゃんぽん・皿うどん」などの特産品もありますよ。さらに、長崎を旅してみたい!という方には、旅行クーポンや軍艦島上陸・クルージングプラン、飛鳥Ⅱなどクルーズ船で巡るツアーもあります。
Q4 予算は1万円! 長崎市でオススメの楽しみ方は?
A4 長崎を満喫できるプランをご紹介します。まずは、平成27年に世界文化遺産に登録された軍艦島上陸クルーズへ。船で行くとだんだん見えてくる軍艦島の姿に圧倒されます! 上陸後は軍艦島の歴史をガイドさんがわかりやすく説明してくれますので、かつて石炭採掘で栄えた様子を想像しながら歩くことができます(各社3500~4500円)。
船を降りたら中華街でランチはいかが。ちゃんぽん発祥の店「四海樓」では、こだわりのスープと麺、旨味と栄養がたっぷりの長崎ちゃんぽんのほか、トロトロの豚の角煮まんなども楽しめますよ(ランチ2000~2500円程度)。
ランチ後は南山手地区に行ってみましょう。国宝・大浦天主堂は、現存する日本最古の木造ゴシック様式の教会です(拝観料600円)。グラバー園(入園料610円)では、世界文化遺産に登録された旧グラバー住宅をはじめ異国情緒あふれる洋風建築を楽しめます。園内ではレトロなドレスの貸し出しもあり、ドレスを着て園内の散策も可能(30分600円~)。素敵なドレスを着て、日本の近代化に貢献した外国商人たちの生活に思いを馳せてみませんか?
最後に、お土産はカステラや中華菓子などがオススメです♪
「観光都市・長崎にはまだまだ見所がたくさんありますよ」とニッコリ笑うロマン長崎の江頭さん。1/28~2/11に行われる「2017長崎ランタンフェスティバル」では、中国の海の交通を守る媽祖を祀った媽祖行列や、皇帝パレードに参加予定なのだそうです。江頭さんの姿、ぜひ見てみたいですね。