お金とやりがい、仕事をする上であなたはどちらを重視しますか？2024年12月公表の転職情報サイトの調査では、年齢が若いほど「収入」と答える人が多いという結果が出ました。そこで今回は、20代の平均年収を踏まえて年収の高い企業の推定平均年収や人気企業をランキングでご紹介。また、高収入な人がどんなことにお金を使っているのかも参考に見てみましょう。

大事なのは「やりがい」。でも「収入」も気になる20代

「お金とやりがい、仕事に求めるのはどちらか」を聞いた、転職情報サイトの調査では「やりがい」と答えた人が52％でした（2024年12月公表）。しかし、年齢別にみると、20・30代は他の年代と比べ「収入」と答える人がやや多い傾向でした。

「やりがいがあっても収入が少ないと生活できない」というコメントもあり、仕事のやりがいより家族やプライベートの時間の充実性を優先しているという人が、若い人ほど多いという結果になりました。

25歳で年収が高い企業ランキング

それでは、どんな企業で年収が高いのでしょうか。求人サイト「openwork」の調査によると、25歳の推定平均年収（2024年3月時点）は387.7万円。約8割の人の年収が250万～601.3万円の間という結果になりました。

そんな中でも1000万円を超える年収を得ている人もいます。25歳の推定年収TOP5の企業をランキングで見てみましょう。

第1位：BofA証券株式会社 1496万円

アメリカのノースカロライナ州に本社がある外資系企業の日本法人です。株式・再建のトレーディングなど資本市場業務、投資銀行業務などを行っています。

第2位：ゴールドマン・サックス証券株式会社 1247万円

アメリカが本社の企業です。企業、金融機関、政府、個人などを顧客に証券業務や投資運用業務を行っています。

第3位：グーグル合同会社 1138万円

アメリカが本社のIT企業、グーグルの日本法人です。インターネット検索だけでなく、広告やシステム開発など多岐に渡るサービスを提供しています。

第4位：アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 1016万円

世界で利用されているクラウドサービス「アマゾンウェブサービス（AWS）」の日本法人です。ITインフラ構築サポートなどを行っています。

第5位 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 932万円

外資系半導体メーカーのトップクラス企業の日本法人です。半導体の設計・製造・販売を行っています。

2024年卒生が選ぶ就職人気企業ランキング

2024年卒の新卒社員に人気の企業はどんなところだったのでしょうか。大手就職・転職情報会社「株式会社学情」の調査からTOP5を見てみましょう。

第1位：伊藤忠商事

第2位：任天堂

第3位：講談社

第4位：味の素

第5位：集英社

第1位の伊藤忠商事は5年連続の首位。世界情勢の変化による資源高や円安などによる業績好調が人気のポイントになりました。任天堂や講談社、集英社などはゲームや電子コミックなど、若者に人気のコンテンツを持っていることで希望する学生が多くなったようです。

ビジネスパーソンの自己投資、高収入の人は何に投資してる？

上位3社は20代でも平均年収は1000万円を超えていました。そんな高収入の人はどんなことにお金を使っているのでしょうか。500万円以上の年収を持つ人を対象に自己投資について調査したデータを紐解きました。

第1位 健康に関する投資

第2位 お金に関する投資

第3位 スキル・勉強に関する投資

第4位 体験・経験に関する投資

第5位 美容・外観に関する投資

最も多かった回答は「健康」。約半数の人が健康を重要視しているという結果になりました。仕事のパフォーマンスを上げるために必要なのが健康、と考えている人が多く、特に年収1000万円以上の人は8割以上が体のケアなど健康への投資を重要視していました。

また、マッサージなどへのリフレッシュについても年収1000万円以上の人の7割が仕事のパフォーマンス向上のために重要と考え、お金を使ってケアしていることが分かりました。

高収入の人は自分のスキルアップより、今の仕事のパフォーマンスをどれだけアップさせるか、を重要視しているのかもしれませんね。

やりがいも大切だけれど、充実した人生を送るためにはやはり収入も重視したいですね。限られた時間の中、自分への投資も考えつつ収入アップを図ってみてくださいね。