電気・家電・冷感グッズ…酷暑関連株に期待!【初心者株投資86話】

監修・ライター
初夏を通り越して酷暑が来た!思い浮かんだのは、あの関連銘柄
今年の梅雨は始まったと思ったら、九州北部では6月中に観測史上最も早く明けるという信じ難いスピードでしたね。そして、やってきたのが、昨年を上回る酷暑。
体が暑さについていかず、準備もままならなかったため、とりあえずエアコンはフル稼働、夏休み前にこの暑さの中で登下校する子どもの心配も尽きないため、ひんやりグッズなどを急いでそろえています。
予想をはるかに上回る早い酷暑スタートに、例年よりもかさむであろう電気代や、ひんやり系グッズ購入費用に頭を抱えます。しかし、そこでふと思い立ったのです。「その分儲かる企業があるのでは?」
例えば、電力需要増で恩恵を受ける電力会社。エアコンフル稼働となるのでエアコンメーカーや家電量販店、さらに点検需要が増えるであろうメンテナンスの企業も。ドラッグストアでずらりと並び始めた「冷」の字が大きく印刷されたグッズたち。それらの株価、上がってるんじゃないの?
と、検索してみましたら、すでにそれらは「猛暑銘柄」、「サマーストック」と呼ばれて投資の世界では定番なのだそう。しかも、暑くなってから注目するのは遅いらしく、「麦わら帽子は冬に買え」なんていう投資格言もあるんだとか。
そうですよね、私なんぞが気付くことなんて、とっくにみなさんご存知ですよね。でも知った時が勉強のタイミング!身近な話題で知った方が、記憶に残りやすいって言いますしね。この機会に、いろいろと調べてみたいと思います。
エアコン製造と家電量販店をチェック!あの1株優待銘柄はまさかの廃止!

代表的な猛暑銘柄としては、やはりエアコンのダイキン工業<6367>。
今年に入って株価は下降、6月末には安値1万6685円をつけていたのが7月に入ってトントンと上がり、7/4には高値1万7965円をつけるほどのアップ。ニュースや掲示板を漁ってみましたが、理由が「暑いから」以外めぼしいものがないのが流石です。みなさん考えることは一緒ですね。
ミニ株にも対応、配当金は330円(165円が2回)ですので、これはこの季節目が離せません。いや、今すでに上がっているので、もっと早くから目をつけておくべきでしたね。来年はゴールデンウィークくらいからチェックするべく、来年の手帳に記入しておこうと思います。
エアコンが売れるとなれば、家電量販店も要チェック。私が1株だけ持っているJoshinの上新電機<8173>も目が離せません。
私がなんで1株だけ持っているかって、上新電機は「1株優待」という、1株持っているだけで優待の恩恵に与れるうれしい銘柄だったからなのですが、なんと上新電機、1株優待を廃止しちゃったんですよ。(その分、100株以上保有の場合もらえる優待券は増加)
私は2月に買って、5月に廃止のお知らせですよ。ぎゃふん。
なので、少しでも利益を出して売っちゃおうと思っているんですよね。たった1株でもね、目的と違っちゃって悔しいですから。
私の取得価額は2200円、7/4の終値が2353円ですから、もうちょっと上がってもらって利益を得たいところです。
なんて思っていたところ、口座の入金履歴を見てみたら、上新電機からの配当金が100円入っていたんです。2200円で買った銘柄で100円の配当金。うひょ。
だったら、もうちょっと持っていても良いかなという気持ちになったりもしています。投資に不向きな移り気な性格。
酷暑といえばこれ!身近なところで投資を楽しむ!

酷暑となれば気になるのは、どうしても食べたくなる冷たいもの。そう、みんな大好きアイスクリーム!B-Rサーティワンアイス<2268>!!
私、今までサーティーワンが上場しているって知りませんでした。この時期以外には目に飛び込んでこない銘柄。優待は100株以上からの電子ギフトなので私には手が届かないですけど。しかもミニ株には対応しておらず、7/4終値は4125円ですから私は眺めているだけです。
しかしチャートを見てみると、6/18に年初来高値4345円をつけてからゆるゆると下がっているんですよね。こんなに暑いのに。近所のお店はいつも大行列なのに。
どうやら、株主優待と配当金の権利が6月末で、落日を過ぎたらそこはやはり落ちるようですね。100株以上でしか買えない銘柄では、暑さよりもそういった基本的なセオリーが明確な理由のようです。
こうしてサマーストックとやらをいろいろと眺めていると、なんだか楽しいですね。身近な出来事から銘柄を見ていくのはやはり良いものです。
この早すぎる酷暑も、投資の目線で少しでも楽しくできるよう、引き続き銘柄チェックをしていこうと思います。