ふるさと納税で伊万里の子ども達のために移動図書館や医療福祉の充実を!
監修・ライター
佐賀県伊万里市といえば、何といっても「伊万里焼」。伊万里市のふるさと納税は、伊万里焼の歴史や文化を守る活動はもちろん、子ども達が学び健やかに育つ活動にも使われています。そんな伊万里市のふるさと納税について、町のさまざまな面白さを発信する地元有志グループ「GOLD U-35」の梶山 麦子さんにお話しいただきました。
Q1 伊万里市ってどんなところ?
A1 まずは、何といっても伊万里焼のふるさと「大川内山(おおかわちやま)」です。30軒ほどの窯元が立ち並んでいて、窯元めぐりも楽しいし、「秘窯の里」の名にふさわしい山水画のような奇岩と窯場の煙突はとっても印象的。道路に陶器が埋め込んであるところもあり、私の大好きな場所でもあります。春は桜、秋は紅葉が色づき、散策するにはもってこいの名所です。
また、梨やブドウをはじめ、きんかんやスモモなど、四季をとおしてフルーツが味わえる「フルーツの里」でもあります。自然の豊かさを味わいにフルーツ狩りもおすすめですよ。
伊万里牛も忘れてはならない味覚のひとつ。伊万里の街中を東西に横断する国道202号沿いには、伊万里牛のお店が立ち並ぶ「ステーキ街道」があって、美味しい伊万里牛を味わい尽くせます!
Q2 ふるさと納税はどのように使われているの?
A2 平成28年度は「図書活動を中心にしたまちづくり」として、移動図書車輌「ぶっくん」を新しくしました。そのほか、子どもの医療費助成の拡大など、子育てしやすい伊万里市を目指しました。その他にも、伊万里市の活性化や市民サービスの向上のための事業に活用しています。下記4項目から寄附したいものをお選びくださいね。
1.歴史、文化を活かしたふるさとづくり
江戸時代の伊万里郷の大庄屋の屋敷であり、建築学的にも評価の高い、地域を象徴する建造物である旧前田家住宅の保存整備事業や、白壁土蔵が立ち並び賑わいを見せていた、往時の歴史を感じる壁画を設置する伊萬里津景観整備事業などを行いました。
2.市民によるまちおこし
市民自らが楽しい夢のあるまちづくりを計画、提案する21世紀市民ゆめづくり計画支援事業や、古伊万里の積出港として賑わった伊万里港を再現するどっちゃん祭りの開催支援を行いました。私たち「GOLD U-35」も「筋肉かき氷」で参加させていただきました!
3.自然環境の保全
「伊万里湾カブトガニ繁殖地」が国の天然記念物として指定され、伊万里市の環境保護のシンボルでもあるカブトガニの保護育成に努めています。
4.市長おまかせ
市長が寄附者に代わって、「住みたいまち」「行きたいまち」伊万里市を実現するためのまちづくり事業に活用します。子どもの医療費助成の対象者の拡大や移動図書館「ぶっくん」の車両購入、観光PR事業などを行いました。
Q3 ふるさと納税の返礼品ってどんな品物があるの?
A3 伊万里市の特産といえば、伊万里牛と伊万里焼。やっぱり、この2つは外せませんね! 伊万里焼では、「伊万里鍋島焼ぐい呑揃」「桜文ペア珈琲碗」などがあります。
伊万里牛はきめ細かな肉質、甘みと風味たっぷり、全国に名を知られた上質な牛肉です。「伊万里牛かた薄切り」「伊万里牛特撰モモステーキ」「伊万里牛ハンバーグ」などが人気ですよ。
「フルーツの里」として、春にはイチゴ「さがほのか」や梅、これからの季節だと梨なども美味しくてオススメです。その他伊万里湾の海産物やお茶、きれいな水を生かしたお酒など、伊万里の海と山の味覚がそろっています。
返礼品の選び方はコースの合計金額が寄附金額の範囲内で、複数の返礼品が選べるようになっているので、ふるさと納税を使って伊万里のいろんなグルメを体験してください。
Q4 伊万里市で賢く1万円を使うには?
A4 まずは、「秘窯の里 大川内山」へ行ってみましょう。30軒ほどが立ち並ぶ窯元を巡り、お気に入りのカップやお皿を見つけたり、山水画のような風景の中を散策したりと見どころもたくさん。ここで撮影する人も多いんですよ。
窯元巡りをしたあとは、伊万里・有田焼伝統産業会館で、焼き物の絵付け体験。自分だけのマイカップづくりができます(1500円~2200円)。
ランチには、九州ご当地グルメ3年連続№1の伊万里牛ハンバーグ。なかでも街中にあるロジエさんは、料理が古伊万里のお皿で出てきて、内観も昭和初期な感じでレトロチック。その他にもたくさんのお店があって1500円~2000円くらいでランチが楽しめます。
また伊万里は菓子発祥の地といわれていて、伊万里神社の境内にある中嶋神社には、お菓子の神様、田道間守(たじまもり)が祀られています。そのため市内には、おいしいお菓子屋さんが目白押し。伊万里のお菓子を家族や友達のおみやげ(2000円)にすると喜ばれると思いますよ。
水がきれいなのでおいしい地酒を造る酒蔵があり、酒蔵巡りも楽しめます。好みにあったお酒を選んでお土産(3000円)にするのもいいかも。そして、松浦一酒造さんには水神様として「カッパのミイラ」が祀られていて、とっても珍しいので見てほしいですね。
「もっと伊万里市を楽しくしたい!」と梶山さん。GOLD U-35のメンバーとして、どっちゃん祭りをはじめとする伊万里市のイベントなどに今年も参加していくそうです。もっと楽しい伊万里市のために、ふるさと納税で応援したいですね!