「お正月太り」緊急対策!決め手は「食事のリセット」
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監修・ライター
毎年のことだと分かっているのに、お正月の飲み過ぎ、食べ過ぎ、さらには冬場にありがちな冷えや運動不足もあいまって、やっぱり太ってしまいました・・・。自宅で続けられる、冬太りを解消・予防するセルフケアを教えてください!
Q1 お正月の食べ過ぎ、飲み過ぎで太ってしまいました。自分でできる解消法はありますか?
A1 冬は食べ飲みする機会が増えますし、夏季に比べて確実に運動量も減りますよね。ただ、そもそも生物のメカニズムとして、冬は寒さから身体を守るために、脂肪を蓄積しようとするものなんです。でもだからといって対策をしなくていい、というわけではありません。大事なのは「冬は太りやすいんだ」と、身体の仕組みをきちんと理解しておくこと。食べ過ぎに気をつけようと意識しますし、対処法も見つけやすくなります。
意識して「食べ過ぎない」ことが一番ではありますが、最も手っ取り早いのは"食事のリセット"です。勝負は、暴飲暴食の後の3日間。そこでリセットをかけなければ、食べたものがそのまま蓄積されてしまいますよ。
Q2 食事リセットの具体的な方法って? そもそもなぜ食べ過ぎで太るの?
A2 リセットするときは、消化しやすいものを食べるように心がけましょう。キーワードは”酵素”です。私たちは体内に決まった数の酵素を持っていて、食べ物を分解して栄養を得る”消化”と、エネルギーを燃やす”代謝”に使っています。
例えば全体の酵素の数を10個として、普段は消化に5個、代謝に5個を使っているとしましょう。しかし、暴飲暴食をすると消化のためにたくさんの酵素を動員することになり、代謝には手が回らなくなります。これが、太る原因なんです。
つまり、食べる量を控えたり消化に優しいものを食べたりすれば、消化に使う酵素の数が抑えられ、おのずと代謝に回すことができるというわけ。私はプチ断食をしますが、難しい場合には、一食に減らしたり、スープに置き換えたりするといいでしょう。
Q3 日常的に続けられる、冬太りの予防法はありますか?
A3 食べる”順番”に注意するといいですよ。炭水化物やお肉、甘いものを最初に食べると、脂質や糖質が一度に流れ込んできて、消化吸収・分解の処理が間に合わず、そのまま蓄積してしまうことになります。これが暴飲暴食による太りの原因でもあります。
そこで、食事の最初に生野菜サラダや生のジュースを摂取するのがおすすめです。生の食材に含まれる酵素が、消化吸収・分解の処理の準備をしてくれるので、その後の作業がゆっくり・スムーズに。血糖値の上昇も穏やかになります。また、スープを先に飲んで満腹感を高めておくのも一つの手ですね。
Q4 食事量は変わらないのに、太ってしまうこともあると聞きました。他にも原因があるのでしょうか?
A4 “冷え”も太りやすさの原因です。実は、基礎代謝の点でいえば、エネルギーを燃やして身体を温める力は、本来なら夏よりも冬の方が上がりやすい。ただ、身体が冷えて血行が悪くなると、栄養を運べず老廃物も出せない状態になり、代謝が滞ってしまうんです。
Q5 “冷え”による冬太りを解消できるセルフケアはありますか?
A5 そこで身体を温める作業が大事になります。私が最もおすすめする方法は、半身浴。温かい血液を体中に循環させて、芯から温めましょう。半身浴をしながら同時にマッサージも行えば、血行やリンパの流れがさらに良くなり、老廃物も出やすくなります。身体を温めることで、エネルギーを燃焼しやすい=痩せやすい身体になるというわけです。
私もずっと半身浴を続けていますが、風邪をひかなくなったり、夜寝るときに靴下を履かなくてよくなったりといった変化を感じました。できれば毎日続けて、基礎代謝の高い身体を作りましょう。
酵素の使われ方や血行の滞りが"冬太り"の要因になっていたとは! 自分の身体のメカニズムを意識しながら、食事の順番や代謝UPの半身浴にトライしてみようと思います!