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恋愛成就の神社巡り。春爛漫の京都へ良縁を結びに出かけませんか?

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恋愛成就の神社巡り。春爛漫の京都へ良縁を結びに出かけませんか?

SeanPavonePhoto/iStock/Thinkstock

まだまだ寒い毎日。少しずつ、でも着実に新しい季節が近づいてきています。待ちに待った春、浮き立つ心と共に春の京都へ出かけてみませんか?華やぐ心で巡るのは恋愛成就のパワースポット!ひそかに想う彼と結ばれたい、良縁に巡り合いたい、美しくなりたい!など女性の願いはさまざま。そんなお願いにとことん答えてくれる、しかも拝観料なしの太っ腹パワースポットをご紹介します。

恋の成就を占う恋占いの石「地主神社」

鳥居

京都地主神社の「恋占いの石」は、はるか昔から幾多の恋心を占ってきた一対の石。一方の石からもう一方の石まで目を閉じて歩き、無事にたどり着けたら恋が成就する。人の助けを借りたなら誰かのアドバイスによって成就するという言い伝えがある、ロマンティックなパワースポットです。

目を閉じて、ある地点まで歩きたどり着けるかどうかで願いの成就を占うのは、神様にお伺いをたてる古来からの方法。その昔は各地に風習がありましたが、時代とともにすたれていき、現代で残っているものはスイカ割りぐらいだとか。夏の風物詩であるスイカ割りももともとは神事だったとは驚きですね。

「恋占いの石」の伝承の始まりは神代の時代までさかのぼるといわれています。はっきりと文献に登場するのは室町時代に描かれた「清水寺参詣曼荼羅」が最初といわれており、一対の石の傍らに拝むような姿の男性が描かれているのだとか。現在では海外からの観光客も多く、一日を通してたくさんの人が目を閉じて歩いているそうです。

また、地主神社は世界文化遺産にも指定されており、本殿や拝殿なども国の重要文化財に指定されています。極彩色に彩られた優美な姿は一見の価値あり。境内には主祭神をはじめたくさんの神様がお祀りされているので、一つ一つ丁寧にお参りをするとたくさんのご利益がありそうです。

デジタル化がすすみ、さまざまなことが便利になった現代でも、人の心だけは思い通りにいかないもの。神代の昔から幾多の恋を占ってきた「恋占いの石」であなたの恋の行方を占ってみませんか?

京都 地主神社

http://www.iwaen.co.jp/shop/hakataekimae.html

京都市東山区清水1丁目317      

くぐれば良縁を運んでくれる!「安井金毘羅宮」

安井金毘羅宮 縁切り縁結び碑

「安井金毘羅宮」の由緒は天智天皇の御代(668~671年)。ご祭神に崇徳天皇、大物主神、源頼政公を祀り、様々な歴史を経て現代では「安井の金毘羅さん」の名で町の人々に親しまれています。

境内には「縁切り縁結び碑(いし)」があり、病気や人間関係など悪い縁を断ち切りたい人、良縁に恵まれたい人でにぎわっています。御祈願の作法はまず本殿にお参りし、碑の隣に置いてある形代(身代わりのお札)に切りたい縁、結びたい縁のお願い事を書きます。

その形代をもって願い事を念じながら碑の表から裏にくぐり、さらに裏から表へとくぐって出てきます。最後に形代を碑の好きなところに張り付ければ祈願完了!たくさんの形代が張り付けられた碑は迫力がありますよね。ちなみにカップルで訪れても縁が切れることはないのでご安心を。二人の絆がより強く結ばれるんだそうです。

崇徳上皇は、心から愛していた寵妃阿波内侍と別れ非業の死を遂げたことから日本三大怨霊の一人といわれていますが、伝承によると「自分のような悲しい目には誰もあってはならない」と幸せを妨げるすべての悪縁を切ってくださるということです。不遇の死を遂げてなお人々を思う気持ちに心が打たれますね。

安井金毘羅宮

http://www.yasui-konpiragu.or.jp/

京都市東山区下弁天町70

八百屋の娘から将軍の生母へ!玉の輿に乗るなら「今宮神社」

今宮神社

もともとは流行病を鎮めるために創建された今宮神社。京都三大奇祭として民族無形文化財に指定されている「やすらい祭」が行われる神社として有名で、別名「玉の輿神社」と呼ばれいて玉の輿に乗りたい女性の縁結びの神様としても人気があります。

今宮神社が「玉の輿神社」と呼ばれるゆえんは徳川5代将軍綱吉公の生母「桂昌院」にちなむもの。元は西陣の八百屋の娘だった桂昌院ことお玉は、つてを頼り江戸城の大奥に側室として参内します。そして3代将軍家光に見初められ側室となり将軍の母にまで上り詰めました。

その後、将軍の母となってからも故郷への想いは篤く、応仁の乱により荒廃していた西陣の氏神、今宮神社の復興に力を尽くしたんだとか。そんなことから今宮神社は玉の輿の神様として全国の女性の篤い信仰を集めているのです。

今宮神社を訪れたらぜひ購入したいのが「玉の輿守」。優しい色合いが優美な西陣織で作られ、金時人参や聖護院大根などの京野菜が描かれたかわいらしいお守りです。どれもこれも可憐で美しく迷ってしまいますが、ぜひ第一印象のインスピレーションで選んでみて。相性の良いお守りはきっと良縁をもたらしてくれるはずです。

今宮神社の東門参道には「一和」と「かざりや」という2つのお店があります。この2店は定休日も営業時間も同じ。どちらも今宮神社名物「あぶり餅」のみを販売する専門店です。2店とも多くのお客さんでにぎわっているのでどちらを食べるか迷いますが、食べ比べてみるのも楽しそう。参拝の風物詩としてぜひ味わってみてくださいね。

いつの時代も玉の輿は女性の憧れ。自分磨きに精を出しつつ、神様にお玉のような良縁を授けていただきましょう。

今宮神社

http://www.imamiyajinja.org/jpn/imamiya_JPN/toppu.html

京都市北区紫野今宮町21

美人の聖地で今よりもっと美しく!「河合神社」

鏡絵馬

 ユネスコ世界文化遺産に登録されている下鴨神社。その境内に広がるおよそ3万6千坪もの古代原生林にある真っ赤な鳥居をくぐると、そこが美人の聖地と名高い「河合神社」です。この河合神社は下鴨神社の摂社であり、神社の中門には「女性守護 日本第一美麗神」と神々しい文字が!

御祭神は神武天皇の母 玉依姫命。光り輝く玉のような美しさから美の神様として崇められてきました。そしてこの河合神社で有名なのが「鏡絵馬」。人の顔に見立てた絵馬に自分のメイク品を使ってきれいにお化粧し「美しくなれますように…」と願をかけて奉納するのです。

もしメイク道具を持っていなくても大丈夫。クレヨンや色筆も用意されているので、自分の顔にするようにきれいにメイクしてあげましょう。心を込めて丹念にメイクすると、なぜか自分に似通ってくるから不思議ですね。奉納時は祭壇前にある鏡に自分の姿をしっかり映して奉納しましょう。

さらに、鏡の下に目をやると、そこには「御白石(おしらいし)」という白っぽい石。この石を手でさすり自分の顔をなでると、この石のように白く美しい肌になれるというご利益のある石なのです。存分にナデナデスリスリして美肌を手に入れてください。

美しい姿には美しい心が宿るもの。姿を美しくと願うとともに心清らかに、いつも朗らかで前向きな女性でありたい。そう願う人にはぴったりのパワースポットです。

河合神社

http://www.shimogamo-jinja.or.jp/kawai.html

京都市左京区下鴨泉川町59


いかがでしたか?季節が移り替わり春の足音が聞こえると、出会いの予感を感じて心がなぜか華やぎますよね。新しい命が芽吹くこの季節、自分にとってより良い縁をさがして 春爛漫の京都に出かけてみませんか?