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自分でつくった「調味料エバンジェリスト」の仕事

“好き”で稼ぐ みんなのおサイフ事情

食の大切さを、調味料に注目して伝える仕事をしている下倉樹さん。子育てサークルでの活動から、自分なりの考えで方法を模索して、現在の仕事のスタイルにたどりつきました。こうした下倉さんの取り組みは、起業を考える人へのヒントがたくさん詰まっています。

「自信がなかったママ」が、自分の軸を見つけるまで

講義中の下倉さん

 

下倉樹さんが、「調味料エバンジェリスト」という仕事の糸口を見つけたのは、長女が1歳になった頃のこと。子育てサークルで同じ月齢の子どもを持つママ達と自分を比べて、あせっていた時でした。「ハンドメイドが得意などがんばっているママ達が多く、自分にはなにもないような気がして」と下倉さん。

ある時聞いた「食べるもので心がつくられる」という話から食に興味を持ち、子育てサークルにさまざまな先生を講師として招くうち、調味料のおもしろさに気づきます。「食材の全てを無添加や無農薬にこだわり続けるのは、購入できる環境や費用を考えても、なかなか難しいなと感じていました。しかし調味料を安全でおいしいものに変えるだけで、食事の内容がまったく変わることに気づきました。それに、調味料それぞれは多少割高でも、長く使えて効率がいいと思ったんです」。

調味料の専門家になりたい! それから下倉さんのアクションが始まります。食育アドバイザーの資格や、当時九州ではほとんど持っている人がいなかった調味料マイスターの資格を取り、自身の肩書を「調味料エバンジェリスト(伝道師)」と名付けます。「これまでにない活動をしていきたいと思ったので、自分ならではのネーミングにしなくては!と考えました」

さまざまな塩

 

どうすれば、みんなにファンになってもらえるか?

仕事を始める際に用意したのは、50万円ほど。そのお金を、「ポートレートやイメージ写真の撮影」「チラシの作成」「パソコン教室への通学」「ホームページの作成」などに当てました。

最初は、10人くらいが集まれる場所を借りて、1時間半~2時間で「調味料のさしすせそ」、つまり砂糖・塩・酢・醤油・味噌の、作られ方やスーパーでの選び方を伝える講座から始めました。「当初は、1回の講座で5000円の利益を出すことを目標にしていました」。1人1000円の参加費で、10人集まって1万円。場所代や交通費などの経費で5000円かかる、という計算。友人たちの口コミで、主にママや主婦が集まりました。「一度の講座で全部の概論をお話してしまうので、この講座のやりかただと、ずっと新規を募り続ける必要があると、途中で気づいてきました」

そこでさらに勉強を重ね、話し方教室にも通い、「さしすせそ」のそれぞれで2時間ずつ話せる内容にブラッシュアップ。講座をシリーズにします。それにより、もっと深い調味料の話ができるようになり、例えば塩の講座を聞いた人が、醤油の講座にも足を運んでくれるようになり、いわば「講座の常連さん」を生むことに成功しました。「スタンプカードをつくって、全講座を受けた方には修了証をお渡ししたりも」。1年後には、1回の講座あたりの利益が1万円、さらに1万5000円、2万円と確保できるように!

「最初は、自分の軸が欲しい!自信が欲しい!と始めたため、儲からなくていいと思っていましたが、直感的に『こうしたらもっと喜んでもらえるかも!』とチャレンジした方向が、うまくいった感じです」。こうして初年度は年間50回ほど開催した講座は、2ー3年目で年間100回、4年目で150回、5年目の2016年は170回を数えるまでに。受講した人数も、延べ1万人ほどになるそうです。

教室の雰囲気

 

実は家計にも優しい、調味料の見直し

さて、下倉さんからおもしろい話をうかがいました。「よい調味料を厳選して使うことは、実は家計にも助かる」というお話です。みなさんの家には、どんな調味料が常備されていますか? さしすせそはもちろん、みりん、マヨネーズ、ソース、ケチャップ、ドレッシング、めんつゆなど、多くの家庭にあるのではないでしょうか?

総務省統計局の家計調査によると、平成26~28年の全国平均で、調味料全体に使っているお金は、なんと3万7492円。思ったより多いと思いませんか? そのうち醤油が1911円、塩が2025円、それに対してつゆ・たれが4571円、ドレッシングが2358円。基本の調味料より、ぐっと費用がかかっているのです。そのうえ冷蔵庫にぎっしり並んだドレッシングやたれのうち、賞味期限までに使いきれるものがどれくらいあるでしょうか?
 
そこで下倉さんは、調合調味料を、必要な時に必要な量、おいしくて安心な調味料で手作りすることをすすめています。「私の場合は、ポン酢、ドレッシング、めんつゆ、炒め物のタレなどは手作りしています。基本の調味料があれば、手軽においしく、必要な量つくれますから」。そのほうが、味や健康面はもちろん、家計にもぐっと優しいというわけです。

さまざまなしょうゆ

 

調味料が新しい仕事を生み、世界が広がった

こうして講師の仕事を着実に増やしてきた下倉さん。「調味料エバンジェリスト」の活動は、さらに新たな仕事を生んでいます。それは「通信教育のコーディネート」の仕事です。ある会社からのオファーにより、教科書をすべて執筆。受講料からのマージンという、新たな収入にもつながりました。さらに現在は配信用の動画も配信中。「名乗り始めた当初は、『エバンジェリスト(伝道師)』なんて大げさだなって自分でも思っていましたが、最近は、わたし確かにそうかも!と思えるようになりました」と笑います。


下倉さんは、この春、拠点を福岡から名古屋に移すことになりました。しかし「これまでに築いた人脈からはいったん離れてしまうものの、新たな取組みができそうな気がします。なにしろ日本の真ん中なので、全国に足を運ぶ機会が増えそうで楽しみです」と、前向きです。

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