キッチンがDIYでお洒落可愛いハーブガーデンに!
監修・ライター
バジルにローズマリーにカモミール・・・。ハーブは香りはもちろん、緑の葉にも癒やされます。そんなハーブを育てたい! でも、そもそも庭がない・・・。じゃ、キッチンでなんとか育てられないかしら? そうそう! そんなときの心強いアドバイザーが、DIYerのゆぴのこさん! さっそく、尋ねてみましょう。
「メイソンジャーを使って育てるっていう方法がありますよ!」と、新鮮な提案をしてくれたゆぴこのさん。
メイソンジャーって、100円ショップでも売ってる、あの取っ手がついた蓋付きの保存瓶みたいなものですよね。なるほどキッチンになじみそう! さっそく植え込み方を教わりました。
メイソンジャーへのハーブの植え込み方
1)まずメイソンジャーの3分の1くらいのところまで底石を敷く
「水やりの水が多すぎると根が腐ったりするので、底石は必ず敷いてくださいね。わたしは木炭やハイドロカルチャー用土を使います」
(※写真は木炭を使用)
2)底石の上にパーミキュライトを敷く
「パーミキュライトは通気性と保水性のバランスがいいんです」
3)苗を植え込む
「苗は最初だと育てやすいローズマリーやパセリなどがいいかも。苗をポットから抜いたら余分な土を落とします。根や茎に近い部分は傷つけないようにしてください。土が固くなっていて落としにくいときは、バケツに水を張って優しく洗い流すといいです。
メイソンジャーの口径は狭いので、注意しながら植え込みます。周囲にバーブの用土か一般的な培養土を詰め込みます。指や割り箸を使って隅々までしっかり詰めてくださいね」
(※ゆぴのこさん流の植え込み方です)
完成! 透明なガラス容器はオシャレで清潔感があってすてき! 「植え込みが終わったらすぐに水を与えてくださいね」
続いて、せっかく植えたハーブを枯らさない方法も伺いました。
ハーブ栽培の注意点
1)水やり
底穴がないメイソンジャーでハーブを育てるときに大事なのは水加減。
「容器が透明だからよく観察してください。瓶が曇っていたら水分は足りています。葉や茎が下向き加減になったら水やりどき。水の量は一番上の用土全体が湿る程度でOK。
ローズマリーやラベンダーなど、茎がしっかりしているものは乾燥気味を好むので土が完全に乾いてからやりましょう。大きくなってきたら植え替えが必要です」
「植え方をマスターすれば、マグカップや小さなお鍋など、キッチンに似合うものは何でも容器に利用できますよ」
「なにしろハーブはキッチンと相性抜群なので、吊るしてみたり、棚や出窓に置いたり、ディスプレイもいろいろ楽しめます」
2)光
水と並んで重要なのが光。
「一日に3~4時間、光を当てたいですね。トレイやBOXに入れておくと、日中、日当たりのよいところに簡単に移動できますよ」
量が多くなってきたら・・・。
「たっぷり収容できるワゴン栽培がオススメ。一つずつ取り出さなくても水やりができて、ハーブを入れたままガラゴロと移動できます」。すご~い! 可動式ハーブガーデンですね!
3)虫除け対策
困るのが虫です。食用として楽しむハーブは無農薬で育てたいもの。
「ペパーミントやカモミール、ローズマリーなど、虫が嫌う品種のハーブを混ぜてあげるのも一つの手。」でも、ゆぴのこさんはオリジナルの虫除けスプレーまで作ってしまいます。
「酢水、レモン水なども使われますが、わたしが使っているのは炭酸水。水とクエン酸と重曹を混ぜるだけでできちゃうので、やってみて!」
*用意するもの
・スプレーボトル
・水 300cc
・クエン酸 3g
・重曹 3g
さあ、無事育ったハーブ。どんな使い方をしたらいいのかしら?
ハーブの使い方
1)料理に
「いろんなお料理に使えますが、これはローズマリーのローストハーブチキンです。チキンにオリーブオイル、塩コショウ、ローマリーをまぶしてオーブンで焼くだけ。香りが食欲を誘いますよ」
ああ、美味しそう!
「パセリ、クレソン、バジルなどはそのままサラダに入れて」
2)ハーブティーに
「レモンバーム、ペパーミント、カモミールなどは摘んでお湯を注げばハーブティーになります」
これは、まったりリラックスできそう! 「来客時にウォーターボトルに浸して出すのもいいですよ」
そのほか、束ねてお風呂に浮かべたりとか、使い方はアイディア次第。ハーブのある生活をエンジョイしたいですね!
難しそうに思えたキッチンでのハーブ栽培。意外と簡単でこれならできそう! 費用だってメイソンジャーと苗などで500円ほど。
キッチンで育てればフレッシュなものが使いたいときに使う分だけさっと収穫できるし、便利でお得! 爽やかな緑はインテリアとしても最高です!