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簡単・素敵な「夏花壇」の作り方、嫌な虫やナメクジ撃退法も

1000円でかなうコト 金崎 順子

簡単・素敵な「夏花壇」の作り方、嫌な虫やナメクジ撃退法も

LiudmylaSupynska/iStock/Thinkstock

春の草花から初夏の草花へとバトンタッチし、庭も夏仕様にお手入れせねばっ!と腕まくりをしている人も多いのではないでしょうか? そこで、庭づくりの専門家『HANAKO』代表の金崎順子さんに、これからの季節に育てやすい花や害虫対策、花壇のお手入れ方法についてのポイントを教えてもらいました!

春の花が終わった後の花壇を手入れするなら、まずは土の改良から!

花壇の土

出典元: AlexRaths/iStock/Thinkstock

園芸店やホームセンターには、もう夏の花がたくさん並んでいますよね。となると「早く夏の花壇にモデルチェンジをしたい」と気は焦りますが、まずは土の改良が重要なのだそうです。というのも、春にたくさんの草花を咲かせた後の土壌はかなりの栄養分を吸い取られていて、土の構造的なバランスもくずれているとのこと。この古い土にそのまま新しい苗を植えたとしても、花が養分を吸いきれずに、成長や実のつきが悪くなってしまいます。

そこで、花壇の土を元気な状態に戻すために"土の再生材(5ℓ=1000円程度)”を購入しましょう。使い方は簡単で、古い土に混ぜるだけでOK。土の量に対して2割ほどを目安に加えてください。ちなみに、この方法は野菜やハーブなどを育てる畑でも有効だそうですよ。

また、混ぜる前に「古い根や虫の幼虫などを取り除くことも忘れずに行ってくださいね」と金崎さん。よりよい土に再生するためのポイントだそうです。

ちなみに、こうした"土の再生材”が一般的になる以前は、石灰を撒いて1週間ほど寝かせるという方法が主流だったそうです。酸性になった土を中和することを目的としているので、もちろんこの方法でも問題ないのですが、手間やコストを考えると"土の再生材"のほうが手軽ですよね。

花壇にいる害虫を減らしたい!ナメクジ駆除にはビールが有効って本当?

花を植える

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夏の花壇の一番の大敵といえば、害虫ですよね。駆除しても駆除してもどこからともなく現れるのでキリがない(とほほ~)。となると、花壇環境を整えてあげることが第一! まずは、枯れ葉を取り除いたり、枝や茎に残った花がらの摘み取り&伸びすぎた植物の切り戻しを行ったりして、風通しをよくしてあげることが大切なのだそうです。

夏が近づき日差しが強まるにつれて、蚊や毛虫なども増えてきます。そのため、庭仕事はもちろん、庭に出ること自体を億劫に感じてしまう人も多いかもしれません。定期的に庭木や花壇の消毒や剪定を行うことで虫を防ぎ、庭をいつも通り心地よく過ごせる状態にしておきたいものですね。そのために、消毒や剪定といった作業は専門業者にお任せするという人も多いようです。

荒れてしまった庭や花壇を再生させたり、リニューアルする費用を考えると、日々のメンテナンス&業者の活用が庭にもお財布にもやさしいわけですね。

ちなみに「夜な夜な出てくるナメクジの駆除には、ビールが効果てきめんですよ!」との裏ワザも。飲み残しのビールをコップに入れて花壇の中に入れておくと、翌朝その中に酔っぱらったナメクジが浮かんでいるそうです。見た目は少し・・・ですけどね(笑)。

初心者でも育てやすい花、見た目も愛らしい夏の花といえば?

ペチュニア

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「夏の花の代名詞といえば、一般的にはペチュニアですね」と金崎さん。実はペチュニアは頻繁に品種改良がなされ、毎年、新種が店頭に並ぶのだそうです。今年はどんな新種に出会えるのか、発見する楽しみが広がりますよね。例えば、カリブアコアという花もペチュニアから品種改良されたもので、しかも最近は八重咲きのカリブアコアまであるのだとか。

夏の花

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また、丈夫で病気に強く、夏から秋にかけて咲き続けるヒャクニチソウの一種で、とりわけ育てやすいジニアプロフュージョンも定番の花。そのほか、「ブルー、白、ピンクの小さな星型の花を株いっぱいに咲かせるイソトマも、夏の花壇を爽やかに彩ってくれてオススメです」(金崎さん)。


涼やかな気分にも、元気な気分にもしてくれる夏の花。きちんと花壇を整えることで美しい花をたくさん咲かせ、夏の庭で楽しく過ごしたいですね!