もうすぐ夏休み! 温泉のプロが選ぶ「子どもと行きたい穴場宿」3選
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監修・ライター
もうすぐ夏休み。「家族旅行するつもりが、忙しくて予定を立て忘れてた!」というパパさん・ママさんも、安心してください! 九州の温泉地を知り尽くした『温泉ステイ』主宰の花田伸二さんに、子どもも喜ぶ「ファミリーにおすすめの温泉宿」を聞いてきました。
湯布院の温泉付離れでBBQ! 自由度&コストパフォーマンスの高い貸別荘スタイルの宿
「小さな子どもと一緒なら、周りを気にしなくていい独立型が安心ですね。となると、貸別荘スタイルで自由に楽しめる、湯布院の『ゆすらうめ』がイチオシです」と花田さん。「5つある客室はすべて2間+ダイニング付の離れだから、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に、また友達同士など2家族での宿泊も可能です。それぞれに専用の露天風呂が付いていて、いつでも好きな時間に入浴OK。
食事はついていませんが、各室のダイニングは冷蔵庫やキッチン付で、食材の持込みも自由。また敷地内にはBBQコーナーもあるので、みんなでワイワイ楽しめますよ」。道具や炭のレンタルは1セット5250円。旅の途中、道の駅や直売所で食材を買って、みんなでBBQ!というのも楽しそうですね。「自分で作りたくない」という人には、お弁当やお寿司などの手配もできるそうですよ。
また、ワンちゃん用の「ペットハウス」があるのも嬉しいポイント。家族の一員として一緒に連れて行きたい、という方にもぴったりです。通常料金は1棟につき大人4名なら、1名あたり5500円(税込)。子どもは小学生以上なら1名4200円です。夏休み等は特別料金なので問い合わせを。
窓から見える海の青さや角島大橋に感動! マリンスポーツも充実のプライベートビーチ付きホテル
せっかくの夏休みだから、子どもたちの記憶に残るくらいキレイな景色を見せてあげる旅もいいですよね。花田さんのおすすめは、絶景で知られる山口の「角島大橋」に近い『ホテル西長門リゾート』。
「このホテルはすべての客室がオーシャンビューで、露天風呂や展望大浴場では日本海と響灘を眺めながら入浴できます。海に沈む夕日を見ながらの温泉は格別ですよ。食事は和食・フレンチ・寿司のレストランで、近海産の魚介など、新鮮な地元食材を使った料理が味わえます。角島観光はもちろん、プライベートビーチでの海水浴やシュノーケリング、バナナボートなどのマリンスポーツに釣りなど、楽しみ方は無限! 海辺のリゾート温泉に、子どもも大人も大満足間違いなし」
料金は1室3名2食付で1名1万5000円程度(税別)から。夏休み中は8月後半がお得です。
筑後川で人気の「SUP」体験やフルーツ狩り、鵜飼い船。その後はすべり台付のジャングル風呂でキッズも大はしゃぎ!
「近場で楽しむなら、原鶴温泉も面白いと思いますよ。最近ではSUP体験なんかもできますからね」と語る花田さん。SUP(スタンドアップパドル)は近年人気のウォータースポーツで、サーフボードの上に立ち、パドル(オール)を使ってこぐハワイ発祥のサーフィンスタイルです。海ではなく波の少ない筑後川だから、子どもや初心者も安全に体験できる、というのがポイント。1名3500円(税込)、ウエットスーツレンタル1000円。ちなみにインストラクターは、原鶴の鵜匠さんだそうです!
原鶴周辺はフルーツの産地で、これからの季節はぶどうや梨、柿などのフルーツ狩りも楽しめます。夜には筑後川に古くから伝わる鮎漁の一つ「鵜飼い」を、屋形船に乗って間近で見られる鵜飼い船体験も可能(9月末まで)。
「原鶴で特に子ども連れにおすすめの宿は、ジャングル風呂のある『泰泉閣』でしょう。南国の植物が生い茂った様は、まさにジャングル。浴室内には6つの浴槽があり、子どもには特にすべり台付きのお風呂が人気です。泉質はアルカリ性単純泉と硫黄泉で、女性に嬉しい『ダブル美肌の湯』。露天風呂や貸切露天風呂もありますよ」
夕食は地元周辺でとれる季節の食材を使った会席料理。食事会場利用のプランなら4名1室利用の2食付で1名1万2960円(消費税込)から。土曜やお盆、連休中日を除いて、1名9800円からとリーズナブルなプランもあります。
子どもも大人も楽しめる温泉宿、いかがでしたか? 夏休みもお盆期間をはずせば、意外とローコストに抑えることもできそうです。宿のホームページにはお得なプランも掲載されているので要チェック! さっそく空きを問い合わせてみては?