子供たち大ハシャギ！水遊びなら岳間渓谷、龍門の滝、轟の滝が人気

0円でかなうコト

2019.5.22 15:08 更新

photoAC

コンクリートの照り返しやエアコン室外機の熱風で街は耐え難い暑さになり、夜は夜で蒸し暑い熱帯夜が続いた今年の夏。厳しい残暑はまだまだ続く予想ですね。エアコンを強めに設定して室内に閉じこもるよりも、清涼な空気と澄んだ冷たい水を堪能しに、滝や渓谷に出かけてみませんか？マイナスイオンを体いっぱいに浴びてお腹の底から深呼吸すれば、日頃の暑さも一時忘れ去っていられます。今日は山間部の多い水のきれいな九州で、涼を感じられるおすすめのスポットをご紹介します。

澄み切った冷水で水遊びや釣りも！熊本県山鹿市「岳間渓谷」

熊本県山鹿市鹿北町。菊池川の支流である岩野川の上流「岳間渓谷」。遊歩道が整備された渓谷は紅葉のスポットでもあり、夏場は天然の涼風を求めてたくさんの人が訪れます。

岳間渓谷には「渓谷遊歩道」「石楠花遊歩道」「つばき遊歩道」の3つの遊歩道が整備されており、森林浴しながらのんびり涼むのもよさそう。

のどが乾いたら「湯の水公園」の水くみ場で冷たく澄んだ湧水を飲んでみて。水のおいしい九州の中でもすっきりしたおいしさで評判の水なのだとか。さらに野菜や加工品の直売所も併設しています。

周辺はキャンプ場や水遊びなどの遊びスポットもあり、駐車場から渓谷沿いに歩くと大小さまざまな滝を見ることができます。しかも観光協会の厚意でこの一帯は游漁量が無料だそう。竿をレンタルすれば気軽に渓流釣りも楽しめます。

渓流に足を浸せば体中がマイナスイオンに包まれ、せせらぎに耳を澄ましていると心がすぅっとほどけていくから不思議。日頃のストレスがどこかへ飛んで行ってしまいそうです。

岳間渓谷までは、九州自動車道八女I.C.より国道3号を熊本方面へ約40㎞。涼しい山間部へのちょっとしたドライブにもなりそうですね。

子どもも大人も大興奮！滝滑りが楽しめる大分県玖珠町「龍門の滝」

大分県玖珠郡九重町、竜門寺の境内にある「龍門の滝」は幅40m、落差20mの壮大な景観の滝です。二段落としの滝となっており、一段目の滝は澄んだ滝つぼに、二段目の滝は滑らかな急流になっており、急流すべりが楽しめます。

水苔でツルツルになった岩肌はまるで天然のウォータースライダー！毎年県外からも涼を求めて多くの人が訪れます。

夏の間、滝の近辺ではスライダー用の厚手のビニール製の袋やヘルメットを貸し出してくれますし、売店なども軒を連ねるので周囲はたくさんの人でにぎわい観光地気分も盛り上がります。

もちろん足を水につけ涼しい風と滝しぶきに当たっているだけでも、都会の蒸し暑さが嘘のような涼感を感じられます。子ども達の歓声と流れ降りる水の音に気分もすっかりリフレッシュできそう。

「龍門の滝」へは大分自動車道九重I.C.、玖珠I.C.どちらからでも約10分ほどで到着。タオルや着替え持参で思い切り楽しみたいですね。

洗濯板のような平坦地の滝が珍しい！佐賀県嬉野市「轟の滝」

佐賀県嬉野市の温泉街から約1㎞ほどの場所にある「轟の滝」は、滝が流れ降りるダイナミックな音からその名がつけられた滝。周囲全体が「轟の滝公園」として整備されています。

なんといっても見逃せないのは一風変わった滝の形状。豊かな水量の落差11mの滝と、三段からなる2つの滝は深い滝つぼへと流れ落ち、さらにその先は堆積岩でできた「ナメ」と呼ばれる平坦な珍しい滝が見られます。

特に公園内にある「滝見橋」からの景色は滝の全景が見渡せるのでおすすめ。2つの滝の間に祀られている不動明王もあわせてみることができます。

足首ほどの深さの平坦な滝なら濡れる心配も少ないから、思い切って裸足になって歩くのも楽しいかも。岩の上をサラサラとよどみなく流れる水流を見ていると、なんだか時が止まってしまったような不思議な感覚になってしまいます。

「轟の滝公園」へは、長崎道嬉野I.C.から嬉野温泉方面へ車で約10分、嬉野温泉街からは5分ほどの距離。帰りは日本三大美肌の湯、嬉野温泉に立ち寄るのもいいですね。

いかがでしたか？エアコンの効いた室内にばかりいると、いつの間にか心が充電切れを起こしてしまうかも。たまにはリフレッシュしに、マイナスイオン一杯の渓谷や滝に出かけてみてはいかがでしょうか。