くらし

子どもが本に親しむためには、どうしたら良いでしょうか?

0円でかなうコト 大井 実

子どもが本に親しむためには、どうしたら良いでしょうか?

親のわたしに似て、子どもがあまり本に興味を示しません。自分の反省もあって、できれば子どもには興味を持ってほしいと思うのですが、何かよい方法はありますか?

Q1  子どもが本に興味を持つには、何をしたら良いでしょうか?

A1 子どもは、親の背中を見て育つもの。まずは、親が本に興味を持つことでしょうね。本を読むように矯正するのではなく、本のある環境を作ってあげることが大切。親子で読書の時間を設けたり、百科事典や図鑑など、子どもの興味を引く本を身近に置くのも手です。また最近だと、例えば「図書館戦争」など、本が原作の映画がたくさんあるので、一緒に観た後に原作の本を買い与えるのも良いでしょう。それを共通の話題にして、家族で本のある暮らしを楽しむことがポイントです。他にも、「小学生新聞」や「こどものとも」などを購読してあげると、楽しく読めるうえ、社会性や想像力を育めると思います。

Q2  本を読むことで得られるものとは何でしょうか?

A2 本は興味や好奇心を刺激して、想像力を広げます。また、古今東西の人の知恵と体験が詰まったものであり、人格を持ったメディア。あらゆる可能性を秘めています。もし現実の世界で押し潰されそうになったとしても、本の世界に飛び込めば、心が豊かになり、リフレッシュに繋がることも。また、本からいろんな知識や考えを得て、視野を広げることが、強く生きる力になるのです。そしてもう一つ、本を読むことは自発的な行為。読みながら疑問を抱いたり、ピンッと直感を働かせながら、自分の頭で考える習慣を養えます。好きなジャンルを読むのも良いですが、時には異なる類の本にチャレンジすると、思いがけない出合いや成長が待っているはずです。

Q3  子どもにオススメの本は何ですか?

A3 世界的童話「エルマーのぼうけん」は面白いですよ。主人公の男の子が知恵と勇気で窮地を乗り切るという物語で、ワクワク感を抱きながら読めると思います。そしてもう一つは、昔から読み継がれている「もりのなか」。少年が森に迷いこみ、動物たちといろいろ遊ぶけれど、実はそれは幻だった・・・というちょっぴりシュールな内容。モノクロの絵で描かれていて、淡々とした深い世界観。大人が読んでも引き込まれる、僕も大好きな絵本です。

Q4  本や絵本のイベントはありますか?

 

A4 福岡では本のイベント「BOOKUOKA」をはじめ、「絵本カーニバル」、「絵本ミュージアム」などがあります。毎秋開催の「BOOKUOKA」は今年で11年目の長寿イベントで、一箱古本市や文庫フェア、読み聞かせオヤジバトルなどを行っています。本を楽しむきっかけを探しに行ってみてください。

Q5  生活の中で、どんな風に本を取り入れると良いでしょうか?

A5 小さな子どもには、絵本などの読み聞かせを習慣づけると良いでしょう。親子で同じ方を向いて“本を読む”という共同作業を繰り返すことで、絆が深まり、将来大人になっても親のもとへ帰ってくると思います。これは父親にもオススメ。男性の低音ボイスは包み込むようなボディソニック効果があり、子どもは喜んで膝の上に乗ってきます。日頃子どもとコミュニケーションを取る時間が少なくても、寝る前のたった5分間で、子どもからの得点をゲットできる画期的な行為! 遊園地に行くより安上がりな楽しい時間になりますよ。


一方的に子どもに本を読ませるのではなく、親子で読書を楽しむことが大事なんですね。TVやゲームの時間を控えて、一緒に本に触れる時間を作ってみようと思います。また、映画から原作本に入るという方法も興味深い! これなら共通の話題として盛り上がりそうで良いですね。オススメの本も参考にさせてもらいます。