ちゃんと選んでる? 肌質タイプ別クレンジングの選び方
クレンジングが甘くて毛穴に汚れが詰まっていては、どんなに高価な化粧水や美容液を使っても、肌へ浸透していきません。とはいえ、落としすぎも厳禁。もしかしたら肌荒れや肌のくすみは、クレンジング剤が合っていないせいかもしれません。自分の肌質に合うクレンジング剤を選べば、スキンケアにかける時間をグッと短縮できる可能性大! クレンジング剤の選び方、レクチャーします。
まずはクレンジングのタイプを知ろう!
クレンジングと一言でいっても、洗浄力が強いものや、やさしくメイクをオフするものなど、さまざまなタイプがあります。洗浄力が強いほど、肌への負担も大きくなることを覚えておきましょう。
【クレンジングのタイプ】
しっかり落とす オイル
適度に落とす リキッド、ジェル
やさしく落とす クリーム、ミルク
そのほか、メイク落としのシートを使っている人もいるでしょう。メイク落としのシートは洗浄力が強い上、肌をこするので肌への負担は大。メイクをつけっぱなしで寝てしまうのは肌にとって最悪の環境なのでシートでオフしても構いませんが、日常的にシートでメイク落としをするのは、避けたほうが無難です。
また、アイメイクや口紅など部分メイクを落とすポイントメイクリムーバーもあります。ベースメイクは薄付きだけど、アイメイクはしっかりというときに便利なクレンジング剤です。
クレンジング選びのポイント1は「肌質」
いろいろなクレンジング剤があるのはわかったけど、じゃあどれを選べばいいの? と迷ってしまいますね。クレンジング選びでまずポイントになるのは「肌質」です。肌質は普通肌、オイリー肌、乾燥肌、敏感肌の4タイプに大きく分けられます。
【普通肌、オイリー肌の人】
普通肌、オイリー肌の人は、リキッドやジェルを使うのがおすすめです。
気をつけたいのはオイリー肌の人。肌がオイリーだからしっかり落とさなくてはと、オイルタイプのクレンジング剤を選びたくなりますが、これはNG。毛穴の皮脂をごっそりと落としてしまうため、かえって皮脂の分泌が盛んになってしまう恐れがあるからです。
普通肌の人も「毛穴の汚れがしっかり取れる」などと聞くとクレンジングオイルを日常使いしたくなりますが、それだけ肌への負担も大きくなることを忘れてはいけません。
【乾燥肌、敏感肌の人】
肌が乾燥しやすかったり、少しの刺激でピリピリしたり痛みを感じたりする敏感肌の人は、洗浄力が強いクレンジングは避けるべき。おすすめはクリームやミルクです。
洗浄力がやさしいクレンジング剤でも毛穴の汚れを残さないためには、ベースメイクを薄付きにすることが鉄則。強くこすると皮膚の角質を傷つけてしまうので、やさしく洗うことも肝心です。
また、お湯で洗い流せばお湯と一緒に肌の水分も蒸発しやすいので、乾燥が悪化します。かといって水だと毛穴が締まってしまい、汚れを落としきれません。必ずぬるま湯で洗い流しましょう。
クレンジング選びのポイント2は「メイクの濃さ」
普段のメイクは肌質に合わせて上記のクレンジングを選ぶのがおすすめです。ただし、濃いめにメイクした日は、洗浄力の弱いクレンジングでは落としきれない恐れも。そんなときは、クレンジングオイルでしっかり落としましょう。クレンジングオイルを日常使いするのは肌の負担が大きくおすすめできませんが、メイクの濃さに合わせて時折使う分には問題ありません。
乾燥肌や敏感肌で、洗浄力の強いクレンジングを使うのに抵抗がある人は、目元、口元などメイクが濃いポイントだけポイントメイクリムーバーを組み合わせるのがおすすめです。
化粧水や美容液と同様、クレンジングも自分の肌質に合うタイプをチョイス。選んだクレンジング剤をメイクの濃さに合わせて使い分けるのが、クレンジングの理想的な使い方です。肌への負担を最小限に、スピーディーに汚れを落としてスキンケア。5分間の正しいクレンジングで、ツルツル美肌を目指しましょう!