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あなたは毎年受けてる?婦人科検診は重要なミッション!

1000円でかなうコト

あなたは毎年受けてる?婦人科検診は重要なミッション!

dolgachov/iStock/Thinkstock

最近、女性有名人のがん闘病をよく耳にするようになりました。特に婦人科系のがんは、近年若い女性にも増加しており、本当に他人事ではなくなってきています。もはや「受けましょう」から「受けるべき」になってきた婦人科検診。まだ受けたことがない方はもちろん、受けているという方も、もう一度確認してみませんか?

日本はまだまだ・・・じゃ、いけないと思いませんか?!

厚生労働省

乳がんや子宮頸がんなど婦人科系の病気には、早期発見が最も有効です。ただ初期では自覚症状がほとんどないため、定期的な検診がとても重要になってきます。ところが日本は、この「20~69歳の女性の子宮頸がん検診受診割合」のグラフを見てもわかるように、世界の国々から比べるとまだまだ大変低い受診割合なのです。

乳がん検診についても、「マンモグラフィは痛そう・・・」とためらっている方がまだいるのでは?しかし、乳がんの臨床病期別5年生存率は、ステージ1であれば98%前後のところ、ステージ4になると30%弱と急激に下がってしまいます。(公益財団法人「日本対がん協会」のデータによる)

また初期であれば、乳房の温存療法も選べる可能性があります。このことからも、一刻も早くがんは見つけたほうがいい!もう検診を尻込みしている場合ではないことが実感できると思います。

厚生労働省 がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン

公益財団法人 日本対がん協会

福岡で婦人科検診を受けるにはどのような方法があるの?

福岡ピンクリボン

職場などの定期健診を受ける以外に、市町村単位で行っている検診を受ける方法があります。現在、子宮頸がん検診は20歳以上から・乳がん検診は40歳以上から、2年に1度公費で受けられるようになっています。

福岡市でも、市が実施する各種がん検診が、各区の保健福祉センター・公民館や実施医療機関などで受けられます。電話予約をし、本人確認書類を持参すればOK。

料金は場所や年齢によって異なりますが、子宮頸がんは400円~、乳がんは1000円~と、いずれも少額ですので、ぜひ2年に1度は公費での受診を利用したいものです。どこにしようか迷う場合、「福岡市健康づくりサポートセンター(あいれふ)」は女性医師の診察日が決まっているので、安心して行けるのではないでしょうか。

また、20歳(子宮頸がん)と40歳(乳がん)の女性には福岡市から無料クーポンが送付されます。せっかく無料ですので、必ず受診するようにしましょう。

他にも、「福岡県の乳がん検診率を50%に引き上げる」という目標を掲げている「福岡ピンクリボン実行委員会」では、マンモグラフィ検診車を利用した企業健診紹介やイベント時などの検診を行っています。タイミングが合えば参加してみてはいかがでしょうか。こちらのサイトには、「乳がん検診ができる病院・クリニック一覧」もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

福岡市HP がん検診

福岡市健康づくりサポートセンター(あいれふ)

福岡ピンクリボン


オススメは、2年に1度といわず、信頼できる医師を見つけて毎年誕生日前後に受診すること。料金は多少かかっても、超音波検査(エコー)もプラスして診察してもらい、他の健康診断や公費での検診と二重チェックができれば、心から安心できるのではないでしょうか。まさに価値あるお金の使い方といえそうです!