まるで旅行気分!体験型のふるさと納税でおうちで味噌作り
監修・ライター
こんにちは!「暮らしをコンシェる?」の山口玲香です。
皆さん、ふるさと納税はしていますか?応援したい自治体を選んで寄付をすると、その地域の特産品などの返礼品などもいただけ、寄付金額が住民税から控除されるというものです。私も数年前からふるさと納税をしています。
今回、返礼品としてその地域ならではの「体験」をさせてもらえるという【さといこ】というふるさと納税のサイトを発見しました!!
これは気になる~!早速、体験してみることに。
サイトではエリア、日程、何がしたいか?で検索することもできます。釣りやBBQ、シュノーケルなどのアウトドア体験ツアーなども豊富なのですが、この記事を書いている2021年5月現在、緊急事態宣言中ということもあり、【おうち体験】のツアーの中から選びました。
私が気になったのが、こちらのプラン!
秋田県仙北市の自宅で本格味噌づくり体験です。私は福岡在住で秋田県は未踏の地。初めて秋田県とふれあえるチャンスです!
サイトから開催日を確認して申し込みします。お手紙マークの日程は、リクエストも可能です。
通常のふるさと納税と同じく、支払い手続きや、寄付金の使い道を選んで申し込みします。
今回は1万5000円の寄付です。1口で3キロまで申し込みが可能です。1人1キロの味噌を仕込むとすると、家族や友人と3人で楽しむこともできるわけです。今回、私は3キロ分を申し込み。1キロでも3キロでも同額の寄付なので、欲張っちゃいました。
当日のスケジュールも確認することができます。約90分のツアーで、安藤家の歴史ツアーというのも気になるところ!
開催前日に味噌の材料が届きました。
ダンボールを開けてびっくり!樽が入っている~!!
中身は蒸した大豆、麹、塩、塩水と手順が書かれた説明書でした。
冷蔵庫で当日まで保存します。
さぁ、いよいよ体験当日。ツアーはZOOMシステムを利用します。前日までに届いた参加URLで入室します。時間までにPCと味噌の材料を並べて、スタートです!
こちらが、嘉永6年、創業から200年以上の伝統を持つ安藤醸造の7代目・安藤雄介さん。今回は贅沢にも参加者は私1人!安藤さん、貴重なお時間ありがとうございます!!
安藤醸造の商品は天然醸造、無添加にこだわっており、材料も秋田県産の大豆や米を中心に使っているそう。自社農場まであるそうです。米作りから始まり、味噌を作るようになり、醤油や漬物など現在は300もの商品があるそうです。
まずは安藤家の歴史ツアー!安藤さんの奥様がカメラマンとして、家や蔵の中を撮影しながら案内してくれます。蔵としてはもちろん、安藤さんファミリーの住居としても使われている歴史的建造物です。
蔵が家の中にある内蔵という作りで雪が積もっても移動ができるように、蔵と住居部分の屋根が繋がっているという東北ならではの造りも大変興味深いツアーでした。
ツアーの後は、いよいよ味噌作り開始!
安藤さんが丁寧に説明してくれるので、画面を見ながら同じように作業していきます。
レンジでチン!して温めた大豆を袋に入れて、丁寧にペースト状に潰していきます。
下処理された蒸し大豆なので楽々です!
次に麹と塩を合わせます。安藤醸造の麹、一口食べてみましたが、甘くておいしい~!これはおいしい味噌が完成するのは間違いない!!
塩水を混ぜて、ハンバーグみたいに丸めて空気を抜き、樽に敷き詰めていきます。
合間に安藤さんに地域による味噌の違いについて教えてもらいました。こうやって普通におしゃべりしながら作業を進めると、オンラインなのに、現地で一緒に味噌作りを体験している気分になるから不思議です。東北の味噌の味が楽しみ!
ぎっしり敷き詰めました。
蓋と重しをして、このまま熟成させます。
来年2022年の春には食べられるようになるそう!
天地返しの方法や保存場所などの管理方法も確認して、バイバイタイムです!
あっという間の90分でした。
元々、安藤醸造では味噌作り体験を蔵でされていたそうなのですが、コロナ禍で観光客が激減したことから、自治体からお声がかかり、こういった取り組みに参加することを決めたそう。地域の魅力や特産品を知ってもらう草の根活動の一つになれば、との思いなんだそうです。
そのおかげで、私もふるさと納税で返礼品が届くというだけではなく、味噌を作るという新たな体験や、現地の方とのふれあいまで体験できて、貴重な時間になりました。しかも、完成した味噌をいただける日がくるまで楽しみが持続するというのも嬉しいポイントです。いつの日か、実際に秋田の安藤醸造を訪れて安藤さんに会いに行きたくなりました。
是非、皆さんも体験型のふるさと納税にトライしてみてくださいね。