いつもの味噌汁がグンと美味しくなる5つのポイント
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味噌汁は毎日作って飲んでいるけど、何か物足りない・・・と感じたことはありませんか?お店で出てくるような美味しい味噌汁を作るには、出汁や火加減などちょっとしたコツがあります。いつもの味噌汁をもっと美味しくする、5つのポイントをご紹介します。
1)素材によって違う「味噌汁に合う出汁」のとり方
美味しい味噌汁を作るために欠かせないのが出汁ですよね。まずは基本となる「出汁の取り方」をご紹介しましょう。
*かつお出汁・・・一番出汁がおすすめです。沸騰したお湯にかつお節を入れ、再び沸騰したら火を止めかつお節が沈むのを待ちます。沈んだら布きんなどでこして出来上がりです。
*いりこ出汁・・・いりこの頭と腹を取り、旨味が出やすいように割いておきます。水に30分以上浸した後火にかけ、沸騰後いりこを取り出します。
*昆布出汁・・・ハサミで切り込みをいれた昆布を水に入れ、30分以上つけておきます。そのまま火にかけ、沸騰する直前で昆布を取り出したら完成です。
また、忙しい時は粉末出汁でも美味しく作れます。味よく仕上げるためには入れるタイミングが大切。味噌汁の最後に仕上げとして入れます。大根や人参などの根菜が具材の時は、出汁の半量を先に入れ、仕上げに残りの半量を入れると香りが立って美味しくなりますよ。
2)味噌の組み合わせで風味が変わる!
味噌には、米が原料の米味噌、豆が原料の豆味噌、麦を原料とした麦味噌など、主となる原材料によっていろんな種類があります。また、地域によって使われる味噌に違いがあり、九州で多く使われているのは麦味噌です。国内で生産される味噌の約8割を占めるのが米味噌で、もっともポピュラーといえるタイプ。豆味噌は中京圏、麦味噌は中国四国地方でも使われています。
いつも同じ味噌を使っているという方は、味噌の種類を変えるのもおすすめです。夏はさっぱりした赤味噌、冬は濃厚な白味噌を使うなど、季節によって味噌を変えてみるのもよいでしょう。
3)具材の組み合わせを工夫する
味噌汁の具材はバリエーション豊富ですが、同じ味噌を使っても入れる材料によって、甘くなったり旨みが増したりなど味が変わります。味噌汁の味がマンネリ化してきたなと感じたら、いつもの具材をひと工夫してみるのもおすすめです。
例えば春はキャベツ、夏はオクラ、秋はきのこなど、旬の食材をメインに組み合わせるのはいかがでしょうか。食材の旨味に季節感をプラスした一杯に仕上がります。
また、具材を組み合わせる時のコツは、「味噌汁に浮く具材と沈む具材」、「淡白な味の具材と出汁が出る具材」などをヒントに、いろんな組み合わせで味を試してみるのもおすすめです。
【具材の組み合わせ例】
*さつまいもときのこ・・・さつまいもの甘味は味噌との相性もピッタリ。きのこの旨味も溶け込んでホッとするやさしい味が楽しめます。
*じゃがいもと玉ねぎとベーコン・・・玉ねぎの甘味とベーコンから出る旨味が味のアクセントに。洋風メニューに多い組み合わせですが意外と味噌汁にもマッチします。
4)火加減とタイミングでもっと美味しい1杯になる
味噌のよい香りの正体はアルコール。味噌を入れてから煮立たせてしまうとよい香りの成分が飛んでしまうため、せっかくの風味も台無しになってしまいます。味噌を入れたら煮立たせないように、火加減に注意しましょう。
また味噌汁が美味しく感じる温度は75℃くらいなのだそうです。煮えばな(沸騰する直前)で火を止めお椀によそえば、ちょうどよいタイミングで美味しい味噌汁を楽しめますよ。
5)意外な調味料で美味しさもアップ!
味噌と油は相性がいいので、具材をごま油などで炒めると風味がアップします。また、砂糖、酒、しょうゆなどの調味料を仕上げに少量加えると、味がまろやかになったりコクや風味が増したりします。
作る順番やタイミング、火加減に注意するだけで、いつもよりワンランクアップした味噌汁の味に。ほんのひと工夫するだけで「美味しい!お代わり!」なんてうれしい声を、聞くことができるかもしれません。食卓が笑顔であふれるような、美味しい1杯をぜひ作ってみてくださいね。