お腹が満足するのに痩せる食べ方「高N/Cレート」とは
いつも急激なダイエットとリバウンドを繰り返して結局やせない・・・。そんな経験、ありませんか?
何かひとつだけを食べ続ける栄養価の偏ったダイエットや、極端に何かを制限するダイエット。それらは結局長続きせず、逆にミネラル不足などで体調も崩しがち。
今回は、ずっと続けられて、しかも健康的にやせることができる、「食べてやせる」究極のダイエット方法をご紹介します!
カラダは正直。欲しがるものをきちんと与えてあげよう!
ダイエットのときに気になるのは、やっぱりカロリー。カロリーがちょっぴり高めだからと、スナック菓子やインスタント食品・菓子パンなど簡単な食べ物「だけ」で済ませたりしていませんか?逆に、低カロリーだから多めに食べても大丈夫、とあまり栄養価のないものでお腹を満たしたり。
実は、それが大きな間違いなのです。こういった食べ方でごまかしても、すぐにお腹がすいてしまいます。結果、ついつい食べ続けて、気が付けば太ってしまう・・・という残念なことに。
なぜすぐにお腹がすくかというと、栄養価が低いためにカラダがもっと栄養を欲しがっているからなんです。
そこで注目なのが、「高N/Cレート」の食品。N/Cレートとは、カロリー(C:糖質・脂質・たんぱく質)に対して、ニュートリション(N:ミネラル・ビタミン)がどれほど含まれているかの比率をあらわす指標。このN/Cレートが高い食品は、栄養価が高いだけでなく、豊富なビタミンやミネラルの働きで、同じカロリーでも体脂肪になりにくいといわれています。
不思議なことに、高N/Cレートの食品を食べるとカラダが満足するのか、すぐにはお腹もすきません。きちんと食べながら、我慢することなく少しずつやせられるというワケです。
健康になる=自然にやせることだった!?
では、高N/Cレートの食品には、どのようなものがあるのでしょう。「まごわやさしい」というコトバ、耳にしたことありませんか?健康になるために積極的に取り入れたい食材の、頭文字の語呂合わせです。
ま=豆類 ご=ごま(ナッツ類) わ=わかめ(海藻類) や=野菜 さ=魚(魚介類) し=しいたけ(キノコ類) い=いも(イモ類)
これらはまさに、高N/Cレートの食品です。和食に多く使われるこれらの食材は、健康によいというだけでなく、栄養的にも優れた心強いダイエットの味方だったのです!
まずはおやつから。ゆる~く高N/Cレートダイエットにトライ!
すべての食事を高N/Cレートの純和食にするのはちょっとハードルが高いかもしれません。まずは間食から見直してみませんか?どうしても食べたいときのおやつをしばらく置き換えてみましょう。
オススメは、「ポテチ・せんべい・クッキー」の代わりに「枝豆・海苔・さつまいも」。さつまいもや冷凍枝豆は、100均でも買えるシリコンスチーマーを使えば、レンチンで簡単に出来上がり!味付け海苔は常備して、口寂しいときにパリパリ♪
枝豆にはイソフラボンはもちろん、ビタミンB1や葉酸も多く含まれています。さつまいもは食物繊維のイメージですが、ビタミンEや熱に強いビタミンCも豊富。意外にも海苔はとても栄養豊富で、たった1枚(全形)で、1日に必要なビタミンA・B1・B2の半量がとれるといわれています。
慣れてきたら・・・朝食&ランチのヒント☆
おやつから始めてそれが習慣になってきたら、きっと何かが変わります!体調の良さを自覚して、もっと高N/Cレート食品を取り入れたくなったら・・・。
朝食にオススメなのは、なんといっても味噌汁。味噌は大豆が原料ですし、発酵食品なので身体にイイ!そして、ありあわせの野菜やキノコ類を何でも入れられます。乾燥わかめも常備しておいて仕上げにパラパラ入れれば、簡単に海藻類もとれて、さらにGOOD。食パン1枚とコーヒーだけの朝食より、味噌汁1杯の方が、断然栄養素的に優れていますよね!
ランチのお弁当にオススメなのが、ご飯を玄米に代えること。白米と比べた場合、N/CのC(カロリー)の部分は同じでも、N(ミネラル・ビタミン)は断然玄米が上。玄米の方がN/Cレートが高く、体脂肪になりにくいのです。
また、GI値(血糖値が上昇する速さ)も白米に比べて低いので、ダイエットにはマスト。最近はスーパーでも、炊きやすいタイプの玄米が売られているので、ぜひ一度チェックしてみてください!
ビタミン・ミネラル豊富な高N/Cレート食品は、カラダが喜ぶだけでなく、美容にもとても効果がありそうです。バランスよく食べて、美と健康を同時に手に入れれば、いつのまにか、ダイエットも成功しているかもしれませんね!