髪に・・・饅頭に・・・職人技を取り入れたら、こんなに素敵になりました。
監修・ライター
こんにちは!「暮らしをコンシェる?」の山口玲香です。
いきなり大口開けた慎ましさのかけらもない花嫁姿の写真で申し訳ありません・・・。
今回、記事にしたいのは結婚の話ではなく「職人技」についてです。
和装をするにあたり一生に一度しか身に着ける機会のないであろう文金高島田と呼ばれるかつらを選びました。通常、花嫁はこのかつらにかんざしを使うものなんだそうですが、
かんざしの代わりに職人さんに編んでもらった「水引の髪飾り」を使うことにしました。
というのも、以前このコラムの連載で「和の心を編む」という記事を書かせていただいたのですが、水引のレッスンを受けてからというもの水引の世界にハマっておりまして・・・。
自宅で使っている箸置きも水引です。
水引の「ご縁を結ぶ」という意味合いが日本のお祝い事の席にはぴったりだし、職人さんの手仕事による水引の作品は本当に繊細で美しいのです!
着物の柄と、イメージを相談してオリジナルで作っていただいた髪飾り。
お値段は大きさや数によりますが5千円くらいから。
ちなみに、かんざしのレンタルは2万円くらいだったので、随分予算を抑えることもできましたよ。
今後は帯締めとして帯に飾ったり、人様への贈り物にリボン代わりに添えたりという使い方もできそうです。
せっかくワークショップで編み方を教えていただいたので、披露宴では人数分のナプキンリングを自分で編んでみました。たくさん編んだので私も職人気分!(笑)
披露宴の最中、列席の皆さんがブレスレットして手首につけてくれたり、髪飾りにしてくれたり、男性はジャケットの胸ポケットにチーフ代わりに飾ってくださって嬉しかったです!!
水引は全てながさわ結納店さんにお願いしましたよ。
ながさわ結納店
ちなみに、ながさわ結納店の水引のボトルリングが2016年福岡デザインアワードにて大賞を受賞されたそうです。水引、ますます注目ですねっ!!!
披露宴のお見送りの際にお渡しするドラジェも職人さんのお力をお借りしました。
私と主人のイニシャル「R」「Y」を使って指輪の内側に刻印するデザインを提案してもらったのですが、そのデザインを基に焼き印を作ってもらったのです!!
猿の顔になっているのですが、目と鼻が「Y」、耳から頬の部分が「R」になっているのわかりますか?
で、この焼き印を使って、どらやきとお饅頭にジュ~っと刻印してもらったのです!
世界でここだけの和菓子の完成です!
焼き印なんて、和菓子屋さんだけのものだと思っていたのにオリジナルで注文ができるのですね!
しかもデザインに忠実に作ってくれましたよ。
料金は1万円程度。
今後、自宅でパンケーキに焼き印を押して楽しみたいと思っています。
夫婦喧嘩した後、仲直りのきっかけとしてもいいかも・・・ですよね。
和菓子の相談は大牟田が本店で六本松にも店舗がある「吉蔵」さんでお願いしましたよ。
吉蔵
日本の伝統の職人技に触れると、いままで知らなかった世界で視野が広がり、新たな価値観が生まれてきました。
パッケージされた商品で素敵なものはたくさんありますが、職人さんの力をお借りすることによって、皆さんにも喜んでいただける演出ができて本当によかったです。
もっともっと日本の職人技、日常生活に取り入れていきたいものです。