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投資運が上がる日とその方法は？【4月前半のお金・恋愛・仕事占い】

カルロッタのハピリズム暦占いマリ・カルロッタ・フォルトナータ

2023.4.1 06:00 更新

監修・ライター

イタリア仕込みのタロット占い師

マリ・カルロッタ・フォルトナータ

占い師マリ・カルロッタ・フォルトナータが、4月上旬の暦占いをお届けします。

4月上旬は旧暦、二十四節気の【清明（せいめい）】の頃。
清明は、二十四節気の5番目の節気です。江戸時代の『暦便覧』という書物では、この清明を「万物発して清浄明潔なれば此芽は何の草としれる也」と解説しています。すなわちこれは、「多くの草木が芽吹き、すがすがしく日が照らすので、芽吹いた草木の種類も分かるようになる頃」という意味です。

「清明」という言葉は、「清浄明潔（しょうじょうめいけつ）」という言葉が略されたものといわれています。清浄明潔とは、空気が澄み、陽の光が明るく照らし、物事がはっきりと鮮やかに見えるすがすがしい様子を表します。まさしく、春の鮮やかな明るさを感じさせてくれる言葉ですね。

この清明の頃は、各地で桜なども咲き始め、お花見シーズンに入っているところも多いもの。今や、お花見は楽しいイベントですが、古くは一種の神事とされていました。昔から桜は山の神がやってくる特別な神木とされ、日本神話に現れる重要な女神、木花之佐久夜毘売（このはなさくやひめ）もこの桜の化身だと言われています。

桜の「サ」は山の神を意味し、「クラ」は神の降りる依り代を意味する言葉。つまり、桜そのものが神の降りる神聖な木とされていたのです。古くは平安の時代から、人々は山に入り咲き誇る桜を愛で、飲み食いし、楽しむことで、桜に降りた山の神と過ごしました。山の神と過ごすことは一種の厄払いであり、またこれからの実りを願う神事でもあったのです。

二十四節気の発祥の地、中国においては、清明の頃に『清明節』という日本のお盆にあたるイベントが行われます。先祖の墓を掃除することから、『掃墓節（そうぼせつ）』という別名もあるそうです。

また、この時期は仏教のイベントとして『十三詣り（じゅうさんまいり）』が行われる時期です。これは地域によって盛んだったり、そうでなかったりするのですが、数え年で13歳になる子ども達が、虚空蔵菩薩（こくうぞうぼさつ）をまつるお寺に参拝し、智恵と福徳を授かるというものです。

「好きな漢字を『お身代わり』として一文字納める」、「帰りは振り返ってはいけない」などの楽しいルールもあり、近年特に盛んになっていると言われています。
13歳のお子さんがいるのなら、詣でてみるのも楽しそうですね。

さて、今月上旬、もっとも運気の良い日は、

◆4月5日◆

になります。この日は、

・巳の日（みのひ）
・天一天上（てんいつてんじょう）

といった吉日が重なる日です。

・巳の日
巳とはすなわち蛇のことです。そしてこの蛇とは、財運と美、芸術をつかさどる弁財天の使いとされています。そのため、蛇がつかさどる巳の日は、弁財天の加護がある日とされ、財運を引き寄せ、美や芸術に関する技能の向上が見込めるとも言われています。

財産を増やしたいなら、この日に何かやってみると良いでしょう。また、歌や踊り、音楽にまつわる才能を伸ばしてくれる日とも言われているので、これらの練習をするといいかもしれません。

・天一天上（てんいちてんじょう・てんいつてんじょう）
天一天上は、『どこに行っても吉となる時期』です。
このいわれは、既に平安時代からあったとされます。この世には、天地をめぐり、四方をめぐる天一神（てんいちしん）という神様がおり、この神様のいる方角に、人が向かうと凶、とされていました。しかし、天一天上の時期は、この神様が地上にはおらず、天にいることから、全方位、どこへ行っても吉となる日が続くと言われます。

ただし、天一天上の時期は、天一神に代わり、日遊神（にちゆうしん）という神様が地上にいるとされています。この神様はきれいな場所が大好きで、汚い場所が大嫌い。掃除を怠ると災いを呼ぶとも言われています。天一天上の時期は、お掃除を怠らないことです。

今月は、4月5日～20日までの期間がこの天一天上にあたります。がんばってお掃除に励みましょう！