くらし

筑前の小京都・秋月で日本文化を体験する1日を!

1000円でかなうコト

筑前の小京都・秋月で日本文化を体験する1日を!

晩秋から初冬にかけて、朝倉市秋月では紅葉が見頃。県内有数の紅葉の名所として知られ、秋月城の黒門の周辺は赤い紅葉に彩られます。紅葉はなぜか郷愁を誘い、その中にいると「あぁ、日本人でよかった~♪」としみじみと感じるものです。

秋月には、筑前の小京都と言われるだけあって、陶芸・和紙作り・草木染めなど、和の文化薫る体験教室があります。見て、触って、日本の情緒を体感してみませんか?

体験教室の紹介の前に、ちょっと秋月の歴史をおさらい

秋月街並み

 

秋月は標高800mほどの盆地で、街中を流れる野鳥川、桜、たわわに実った稲穂、紅葉などのどかな自然風景が広がっています。

大河ドラマでも何度か描かれましたが、秋月は黒田家由来の城下町。戦国時代は秋月氏が支配していましたが、豊臣秀吉の九州征伐に破れ、黒田家が支配するようになったのです。今、城下町として残っている武家屋敷や町家、水路などの多くは、黒田家の時代からのもの。江戸時代を通して、小さい支藩ながらも産業が盛んで和紙などを中心に栄えました。

紅葉の瞬間を閉じ込める!和紙漉き体験

和紙作り

 

江戸時代、藩の奨励を受けて作っていた秋月和紙を作ってみませんか?「筑前秋月和紙処」は、昔ながらの製法で和紙を作っている工房です。

和紙の原料となるコウゾを煮る釜、紙を漉く道具・紙床などを見学した後、いよいよ和紙作り体験へ。草木からとった繊維を、実際に職人さんが使う紙床でていねいに揺らして漉していけば、ひきの強いしなやかな秋月和紙の完成!

もみじや木の葉などを挟みこむこともでき、季節を感じられる自分だけの手漉き和紙となります。

こちらの工房では、手漉き和紙をはじめ、書道の道具、和紙を使った照明具なども販売されています。

和紙漉き体験:1000円 

和紙

 

優しい色合いに染まる草木染め体験教室 

草木染め体験

木や花など天然の染料で布を染める、草木染め体験教室は「工房 夢細工」で体験可能!

藍染や山桃染めのほか、人気は何といっても桜染め!日本でも珍しいその桜染めは、あの桜の花と同じく淡い薄紅色、なんとも可愛らしい色に染め上がります。日本の自然を感じられるその優しい風合いは、一生モノになりそうですね。

桜色のバッグやストールも販売しており、思わずおそろいで買ってしまいそうです。

草木染め体験:綿バンダナハンカチ1600円~、染めるものに応じて値段は異なります。 

工房 夢細工

http://www.yumezaiku.com/index.shtml

朝倉市秋月野鳥708-6

 

土を捏ねる感触が楽しい 手びねり陶芸体験

手びねり陶芸教室

土を粘土のようにして捏ねたり、紐状にしたり。自分のアイデアとセンスで楽しく器が造れる陶芸体験はいかがでしょう。

陶芸工房「水の音 土の音」では、作る人の発想を活かし、作家が手ほどきしてくれる手びねり陶芸体験を行っています。初心者向きなコーヒーカップから、数回通った方は雛人形までつくれるそうですよ。そのほか、親子絵付け体験も行っています。

出来上がった作品は、その後焼いてもらって完成したら発送となります(送料別)。届いたオリジナルカップで飲むコーヒーは、いつもより美味しく感じられるに違いありません。

手びねり陶芸体験:コーヒーカップ1500円、その他作るものに応じて値段は異なります。 

陶芸工房「水の音 土の音」

http://www.ne.jp/asahi/akizuki/mizunone/

朝倉市上秋月1642

落ち着いた秋月の散策をしながら、日本を感じられる体験教室の数々。さらにディープに、秋月を感じられるものになりそうですね。秋月を訪ねた記念に、世界にただ一つの自分の作品を作ってみませんか?