占い師マリ・カルロッタ・フォルトナータが、1月前半の暦占いをお届けします。

新年あけましておめでとうございます。
無事に新しい年がやってきたこと、皆さんが幸せであることを、謹んでお喜び申し上げます。今年もますます良い年にしたいものですね。

初詣、初日の出を見るという縁起担ぎは、あなたに運をもたらしてくれます。新年のおせち、お餅といった特別な食事にも、あなたに福をもたらす力があります。

また、お正月には楽しい行事も盛りだくさんです。
1月7日は七草がゆ、1月10日は商売繁盛を願う「十日戎（とおかえびす）」、1月11日には「鏡開き」、1月15日の小正月にはお正月飾りを神社で焼く「左義長」や「どんど焼き」と呼ばれる火祭りもあります。こういった新年特有のイベントに参加するのも、あなたに福をもたらします。

さて、1月前半は、二十四節気における【小寒（しょうかん）】となります。
小さく寒いと書いて小寒ではありますが、文字とは反して、なかなかに寒さ極まる時期となります。

ちなみに、小寒の日の当日を『寒の入り』と言い、小寒から節分までを『寒の内』と呼びます。この寒の内は、一年で最も寒さが厳しいとも言われる時期です。体を冷やさないよう心がけてくださいね。

『寒の入り』から9日目を『寒九（かんく）』と呼びます。
今年は小寒である寒の入りが、1月6日。であれば、寒九は1月14日となります。
寒九に雨が降ることを「寒九の雨」と言い、これは吉兆とされ、その年は豊作になるとも言われています。

そして、寒九の日に汲んだ水を「寒九の水」といい、薬になるとも言われていました。
そのため１月14日は、意識的にお水を飲むといいでしょう。各地で「寒九の水」を汲むイベントなどもやっているので、そういったものに参加するのも吉ですね。

さて、今月前半、最も運気の良い日は、新年一日、

◆1月1日◆

になります。この日は、

・天赦日（てんしゃび・てんしゃにち）
・一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）
・甲子の日（かっしのひ）
・陽遁始め（ようとんはじめ）
・建（たつ）

という吉日が5つも重なります。
特に天赦日は最上の吉日。
そこに大きな吉日が4つも重なるという、年の始まりにふさわしい最強の吉日といっても良いでしょう。

・天赦日（てんしゃび・てんしゃにち）
一年に数日しかない、最上の大吉日です。非常に運気が高く、何を行っても素晴らしい方向に向かう日。あなたが夢を叶えるために行動するなら、それに祝福が授けられます。何か始めれば、とんとん拍子にうまくいくでしょう。叶えたい願いがあるのなら、この日に動くと大吉です。
恋愛、結婚、お金に関して特に強い運気ありです。非常にエネルギーの強い、大ラッキーな日。

・一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）
小さなアクションを起こすだけで、それを起点として物事が広がり、大きな収穫を得られるようになるとされる吉日です。一粒万倍とは、『一粒の種まきで、千も万も、実りを得られる』という意味。あなたがこの日にお金のご縁を増やすような行動をとれば、お金は増えていくでしょうし、新しいことに挑戦すれば、それはぐんと発展し、あなたに実りをもたらしてくれます。

恋愛のことでもお金のことでも、あなたのやりたいこと、何か善きことを始めれば、素晴らしい結果に繋がっていく日です。ちなみに、宝くじ売り場でも、この『一粒万倍日』に吉日のノボリを出しているところもあり、ギャンブルのご縁の強い日でもあります。

ただし、借金には注意です。この日は種まきをしたことが膨らむ日であることから、借金をすると、借金が千にも万にも膨らんでいくことになってしまいます。

・甲子の日（かっしのひ）
甲子の日も大吉日とされる日です。特に、何か新しい物事を始めるのに向いているとされています。やりたいことがあるのなら、この日に始めると良いでしょう。ちなみに、甲子の日が吉日とされているのは、

・五行思想で木の属性を表す「甲」
・十二支でいう、ネズミを表す「子」

が重なる日のためです。甲は木の属性を持ち、ネズミは水の属性を持つと言われています。この木と水の属性の相性は素晴らしく、木と水の属性が重なる甲子の日は、『物事が調和し、順調に流れていく素晴らしい吉日』とされるのです。
 
また、甲子の日は、ネズミが司る日。富を呼び、商売繁盛を司る七福神の一人、大黒天の使いがネズミだったことから、地域によっては、甲子の日に、大黒天をまつる甲子祭などのお祭りが行われることもあります。

物事が順調に流れ、すべてが調和していくとされる甲子の日は、事始めの大吉日です。恋愛や仕事、お金にまつわることや習い事などは、この日に始めると良いでしょう。何事も長続きし、また幸運が得られる予感です。

・陽遁始め（ようとんはじめ）
万物に陽の気が満ちていく転換点になる日とされています。この日から万物が伸長し、育っていくという日です。自分から活動的であることが運気をもたらす時期となります。新しいことにチャレンジしたり、人に親切にすることを積極的に行ったり、会いたい人に会いに行ったりすると、すべてプラスになっていきます。

あなたが行動したことに、追い風が吹くような結果がもたらされるので、能動的に行動していくことが良いでしょう。

・建（たつ）
暦占いで言う十二直の中の大吉日となります。『万物を建て生じる日』という意味を持ち、婚礼や結婚にまつわるあれこれ、またお金に関することをするのは基本的に大吉です。新しい衣服に袖を通すことや、新事業を始めること、開店、旅行などにも非常に素晴らしい運気を運んでくれます。

1月1日にやってみると吉なラッキーアクション♪

◎今年、大きなお金を得たいあなたは

大黒天を祀る神社に行くと吉。大黒天参りで、驚くような金運を得られます。1日は初子と呼ばれる幸運日でもあり、この日の大黒天参りはお金の強運をもたらすと言われています。ぜひ大黒天ゆかりの神社仏閣に行ってみてくださいね。

◎運命の人と出会いたいあなたは

今年こそ運命の人と出会いたい！そんな風に思っているのなら、1月1日に願掛けをすると吉。赤い紙を用意して、運命の人と、どこで出会いたいか、どんな運命の人と出会いたいのかを、できるだけ具体的に書きます。それをお財布の中の見えない場所にいれて、この一年持ち歩くこと。そうすれば、あなたの願いは叶う予感。

◎仕事で夢を叶えたいあなたは

あなたの身近で、夢を叶えている人を見つけましょう。そして、その人から貰ったものや、プレゼントされたものを1月1日に使うだけでOKです。夢を叶える運気をおすそ分けしてもらえます。ぜひお試しあれ。

◎病気にかからない一年にしたいあなたは

今年の干支モチーフを取り入れると吉。今年は辰年なので、龍のモチーフを取り入れると良いでしょう。龍の柄のキーホルダーや、アクセサリー、お洋服なんかを取り入れてもいいのかも。

ただ、龍柄というのもなかなか珍しいものです。身近に見つからない人は、蛇柄でもOKです。龍と蛇は近似のもので、蛇が転じて龍となるとも言われます。効果は龍モチーフに劣りますが、蛇モチーフでも多少効果はあります。

1月前半、他に運気の良い日は？

1月6日
己巳の日（金運アップの大吉日。弁財天参り、新財布購入で運気アップ）
初巳（年に一度の金運アップの大吉日。七福神の一人である、弁財天にまつわる神社仏閣へ参詣すると、素晴らしい金運を得られる日）
大安（何事も吉となる日）

1月13日
一粒万倍日（一粒の種まきで万の実りがある日。何かをスタートさせると吉）