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消費者のためのわかりやすいFinTech(フィンテック)~第5回「ポイントは現金と同じです」~

ためる 伊藤 志保

消費者のためのわかりやすいFinTech(フィンテック)~第5回「ポイントは現金と同じです」~

目次

店頭やECサイトでお買い物をすると貯まるポイント。現在では店舗独自のポイントだったり、いろんな場所で使える共通ポイントだったりと、さまざまなポイントが流通しています。今回はそんなポイントの歴史やお得な貯め方、使い方についてわかりやすくお話しいたします。

ポイントの歴史は意外と古い?

ショピング
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Tポイントやポンタポイントなどいろいろあるポイント制度。このポイント制度の原型となっているのは何かご存知ですか?

ポイントがメジャーになる前は、「お店のスタンプカード」があったのを覚えている方も多いのではないでしょうか。来店ごとに、あるいは一定額の買い物をするとスタンプを押してもらい、スタンプがいっぱいになったらプレゼントがもらえるというスタンプカードがポイント制度の始まりといえそうです。似たようなものに、ヤマザキのパン祭りや森永チョコボールのおもちゃの缶詰などもありますね。

ポイントの歴史は、まずこのような「おまけ」を付けることで消費者により多く買ってもらうことを目的とした仕組みでした。

この「おまけ」的な位置づけが、「現金と同じように使える」ように変化したきっかけとなったのは航空会社のマイレージです。

貯めたポイント=現金として使えるサービスの台頭

旅
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マイレージサービスは、航空会社を利用することでマイルが貯まり、貯まったマイルを使って飛行機に乗れるというもので、サービス開始当時から注目を集めていました。貯まったマイル次第では、国内だけでなく海外へも行けるなど、消費者にマイルの使い方の「選択肢」を与えたのが画期的でした。マイレージの登場以降、貯めたポイントを消費者が使い道を選択できるように変化していきます。つまり、現金とほぼ同じように使えるようになっていくのです。

ただ、マイレージも当初はANAならANAのサービス、JALならJALのサービスに限定されており、ポイントを貯めた会社でしか使えませんでした。今でもヨドバシカメラなどのポイントサービスはヨドバシカメラでしか使えませんよね。そういう「自社型」ポイントがどんどん増えてくる一方で、消費者にとっては保持するポイントカードが増え管理が面倒になっていきました。そんな状況を背景に、いろいろなお店で幅広く使えるポイントサービスが台頭してきました。

ポイントを無駄にしないようにしっかり管理しましょう

スマホを使う
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自社型のオリジナルポイントが増えると、ポイントが分散してしまい有効期限切れなどでせっかくのポイントが消滅してしまうケースも増えてきました。消費者としては損をした気分ですよね。そこで、Tポイントやポンタポイント、楽天ポイントなど、貯め方も使い方もいろいろなバリエーションを持ったポイントサービスが急速に普及してきたのです。

いろんなモノやサービスに使えるこれらのポイントは、今や現金と同じ扱いです。スマホアプリなどを使えば、複数のポイントサービスを一元管理することが可能となりポイントの無駄がなくなります。保有ポイントを円換算して表示してくれるなど、「ポイントはお金だよ」と示唆してくれる機能も盛りだくさん。今や銀行口座や現金だけでなく、ポイントも同じように家計簿で管理する時代になっています。


ポイントがおまけだった時代とは違い、今はポイント=現金という認識が必要です。ポイントの残高や有効期限などをしっかりと把握し、無駄にならないように貯めたり使ったりすることがこれからの時代に求められているスキルといえそうです。

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