そろそろちゃんと貯金して、お金を増やしていきたい！でも、どうすればいいのかよくわからない…という人のために、金融に関するオススメの入門書をご紹介します。さまざまな不安を解消するためにも、きちんとイチから勉強してみませんか？お金に関する考え方が前向きに変わる、基本の3冊です！

まさにお金のバイブル！アメリカの「お金の哲学」を教えてくれる必読書

まずは、世界中でベスト＆ロングセラーになっている、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」。

2000年に初版が発行され、その後リーマン・ショックを経た2013年に、時代を反映しさらに読みやすい内容に加筆修正した改訂版が発行されています。

「金持ち父さん」はシリーズとして数多くの金融や投資に関する本が出版されていますが、この本は最初に読むべき基本の書。お金に関する「ファイナンシャル・インテリジェンス」＝教養と知識を身に着けることがいかに大切かを、金持ち父さんの6つの教えを通して学ぶことができるという、お金に対する思想的なヒントをくれる内容です。

今もなお老若男女問わず多くの人に読み継がれ支持されている、お金観をガラリと変えてくれる1冊。どう生きたらいいか、お金について子どもに何を教えたらいいかを教えてくれる、お金と人生の教科書ともいえる本です。

 お金と向き合いお金を増やすためのポジティブ節約法

2017年の金融関連本ベストセラーといえば、ファイナンシャルプランナー横山光昭氏の「はじめての人のための3000円投資生活」。誰もが少額の投資を始めるきっかけを作ってくれた大反響の1冊です。

その横山氏が2009年に発行した「年収200万円からの貯金生活宣言」は、投資を始める前に必要な貯金力を養うための、資産形成への入門書。3000円投資を始めるなら、まずはこちらから読むことをオススメします。

庶民派の家計再生コンサルタントである横山氏がこの本で提唱しているのは、不必要な出費を削るためのノウハウ。日常的に消費・浪費・投資の3つを意識することで、自然と浪費の割合が減り、自分への投資が増えるという意識改革です。意識を変えることで行動を変え、習慣を変えていく…その実践こそが赤字体質から脱出し、貯金の力をつけていくために必要なことだといいます。

まずは貯金力をつけ、そこから徐々に投資への道へと。最も着実なお金の増やし方へ導いてくれる、はじめの1冊です。

 お金の疑問がスッキリ解決する、超初心者向けの明快な教本

もう1冊、こちらも資産運用のスペシャリストで著書多数の経済評論家、山崎元氏の本からご紹介します。

資産運用の指南書として有名な「超簡単 お金の運用術」を読む前に、初心者が読んでおくべきはズバリ、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください！」。

この本は、お金のド素人がお金のプロに素朴な質問をぶつける会話形式で進むため、とてもわかりやすいのがポイント。さまざまな金融商品のことが基本の「き」から簡潔に解説されており、実践にも繋げやすくなっています。話題の「つみたてNISA」や「個人型確定拠出年金」（iDeco）、マイナス金利などの最新情報まで、図やイラストを入れて分かりやすく説明。山崎氏の持ち味であるストレートな説明も小気味よく、簡単でなるべく安全なお金の増やし方がやさしく学べます。

より実践へ繋げたい場合には、「山崎先生、将来、お金に困らない方法を教えてください！」という2017年9月発行の最新刊も合わせて読むことをオススメします。こちらはマンガとコラム形式で、さらに読みやすく金融の「キホン」が学べます。

 資産運用はなんとなく怖いイメージを持ちがちですが、賢く選べばそんなことはありません。むしろ、もっと早く始めればよかった！と思うはずです。そのためにも、まずは正しい知識を持ちましょう。はじめの一歩を賢く踏み出すために、さまざまな情報に触れて、お金を増やす準備運動をしっかり行っておくことが大切です。