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子供の金銭教育に「一緒に夕食を作る」ことが大事なワケ

ためる 権藤 知弘

子供の金銭教育に「一緒に夕食を作る」ことが大事なワケ

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まず最初に、今年、お子さんがもらったお正月のお年玉、どのようにされましたか?

① 全て親が預かった
② 使い道は全て子どもへ任せた
③ 半分は貯金し、半分は自由に使わせた

どのパターンが当てはまりましたか?

お年玉
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子どもに「おカネ」のことをどう伝えたら良いか?

このことに悩んでおられる親御さんが多いようです。日本の学校教育の中で「おカネ」に関して勉強する機会がなかった大人が、子どもに教えることは確かに少し難しいかもしれません。

また、おカネをめぐる環境は日々変化をしており、ファイナンシャルプランナーとして仕事をしていても驚かされるようなことが多々あります。

そこで、私なりの「子どもの金銭教育」についてご提案します。みなさまの参考にしていただければ幸いです。

1.お金との付き合い方を考える

日本人は、「お金は汚いもの」「儲けることは悪いこと」と考えがちです。しかしながら、時代に合わせた金銭教育を行うことは子どもたちの成長には不可欠です。共働き家庭も増え、お小遣いやおやつ代、塾やお稽古事など子どもたちがおカネに触れる機会は思いのほか多く、早い時期からきちんとしたおカネの扱い方を学ぶことの必要性は以前より高くなっています。

では、どのように「おカネの勉強」をしたらよいのか?

「おカネの勉強」というと難しく聞こえますが、お金との付き合い方を考えることが重要だと思います。

2.家庭内でできるカンタンな金銭教育

例えば、親子で一緒に次のような取り組みをされてはいかがでしょうか?

1)晩御飯の献立を決める
2)ご自宅にある材料を確認して足りないものを把握
3)晩御飯の予算を決める(チラシやネットで大まかな金額を確認しても良いでしょう)
4)スーパーで子どもの判断をメインにして、予算内で買い物をする
5)お料理もぜひご一緒に

晩御飯の献立決定から食べ物が食卓に上がるまでに、おカネがどのように動いているかを直接体験することで、子どもたちはおカネに興味を持つことができますし、予算内でおカネを使うことの重要性や大変さも感じてもらえるのではないでしょうか?

3.子どもにお金の使い方を任せる

また早めにお小遣いを子どもにあげて、成功も失敗も早めに体験させてあげてください。ご家庭でお小遣いに対する考え方はさまざまなので、そこはご自由に(毎月定額なのか、お手伝いをしたらお小遣いがもらえるのか等)。ただし、子どもさんとルールを決めてからスタートしてください。同時にお小遣い帳をつけさせれば、出納管理もできるようになります。

私どものFPオフィス「ゆめたまご」では、夏休みや冬休みにお小遣いを上手に使いながらお小遣い帳の記入方法を学ぶ「親子deおこづかいゲーム」を開催しています。このゲームに参加した子どもさんの中には、年齢に関係なく「お小遣いをもらってすぐに使う」子もいれば、「まったく使わず手元におカネがあることに喜びを感じている」子もいます。

このような興味深い光景をみることも多く、子どもさんのおカネに対する意識や考え方に親御さんの方が驚かれることもたくさんあります。

また、ルールを決めてお小遣いをスタートしたら、使い道に関しては基本的に口出しはしないでおきましょう。「おカネが貯まった」「おカネが足りない」という経験を幼少期に体験することは、子どもの将来に役立つ金銭教育の第一歩となるでしょう。

おカネは生きていく上で切っても切れない大事なものです。

ぜひ早めに「おカネの勉強」をスタートさせましょう。