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FPが見た、お金が貯まる「節約上手」な人のある共通点とは?

そなえる 内山 貴博

FPが見た、お金が貯まる「節約上手」な人のある共通点とは?

【画像出典元】「iStock.com/Tempura」

日々の生活の中で上手に節約してお金を貯めるには・・・家計を管理している人は常に頭を悩ませていることでしょう。FP(ファイナンシャルプランナー)として相談者と接していると、お金が貯まる人、節約上手な人が共通してやっていることが見えてきます。今回はそれをご紹介しましょう。

1. 節約上手は貯金上手!?

今回のテーマは、多くの人が関心のある「節約」と「貯金」です。ファイナンシャルプランナーとして、多くの“節約の達人”に接してきましたので、そういった方々の特徴をお伝えすることで、ぜひ皆さんも節約の達人の仲間入りをしてください。

でも、その前に1つ確認しておきたいことがあります。節約できると、貯金することにつながるのでしょうか?私は少し違うと思います。節約すべきところとそうじゃないところもあるでしょうし、貯金とひと言にいっても、投資をはじめ資産運用も含めたお金の貯め方、増やし方もさまざまです。もちろん、節約することで貯金に回せる金額がふえるため、両者に関連性はありますが、節約できたことで安心することなく、その節約分をどうやって貯金していこうか、少しでも有利な方法はないかと、もう一歩、増やす方向に踏み出すことが重要です。

2. 貯金と節約上手な人はやっている、毎月の給料振込後にやっていること

給料を受け取って、すぐにすることは何といっても「先取り貯金」です。もちろん、給与天引きにすることもできます。あらかじめ決めた金額を先取りし、残りの金額で生活することで、上手な節約、そして貯金につながっていきます。

また、次のお給料までの予算を考えることも大切です。自動車税など年に1回の支払いなどありませんか?不定期に発生する大きな支出も計画的に準備しておきたいですね。

3. 上手な節約の方法~固定費を下げる方法

家計をやりくりする女性
【画像出典元】「iStock.com/mapodile」

上手に節約できる方法は?キーマンになるのはやはり主婦です。一般的に生活費全般を一番良く把握しており、だからこそ主婦は節約できるところに気付くことも多いと思います。家計を見直す中で、考えられる方法を1つひとつ見ていきましょう。生活水準を変えることなく、上手に節約したいですね。

3-1. 住居費の見直し(家賃・住宅ローン)
住宅を購入している方は住宅ローンは大きな見直しポイントです。例えば以下のローンを借りて住宅を購入し、ちょうど5年返済を終えているとします。

当初借入額 3000万円(元利均等返済)

借入期間  35年

金利    1%

毎月返済額 8万4686円

5年1月にあたる今月の返済額8万4686円は元金と利息、どのような内訳になっているでしょうか?以下、確認してください。

<5年経過直後の返済額の内訳>

返済額/月  8万4686円

そのうち元金 6万2745円

そのうち利息 2万1941円

借り入れ当初は、1回の返済額のうち利息が2万5000円でしたが、徐々に元金返済の割合が増え、利息分は減っています。とはいえ、まだ2万円以上の利息を支払っているため、一定の繰上返済を検討するのも長期的な節約方法といえます。前倒しで元金を支払う分、利息が軽減されます。単純に上記であれば、6万2745円を前倒しで払うことで2万1941円の利息負担が軽減され、支払回数が1回短縮されます。これを5回分、10回分とまとめて返済することで、利息分を節約することにつながるわけです。

とはいえ、目先の収支が改善されるわけではありません。上記で紹介した期間短縮型の繰上返済では、今後も毎月8万4686円返済することになります。長期的には返済期間が短くなり、その分、利息負担が減っているため節約にはなりますが、日々の収支を改善したいということであれば「返済額軽減型」の繰上返済を検討してください。この場合、返済期間は短縮されず変わりませんが、毎月の返済額を引き下げることができます。

このような一部繰上返済をインターネットで行うと手数料無料になる銀行が増えていますので、気軽に少額から行うことができます。ただし、繰上返済を行うと、当然借入残高も減ります。年末時点の残高に応じて適用される住宅ローン減税額もその分、小さくなることになります。減税が適用される当初10年間に該当する場合は、その点も考慮した上で慎重に検討してください。

3-2. 通信費の見直し
通信費の中で大部分の割合を占めているのがスマートフォンの利用料だと思います。毎月発生する費用であるため、少額でも見直し効果は大きなものとなります。夫婦2人、そして子供の分まで含めると結構な金額になります。それぞれ利用形態が異なると思いますので、まずはプランの見直しを、そして格安スマホなども選択肢にすることで随分と節約できる場合があります。

主婦、パート、会社員、そして学生と家族それぞれの生活状況に応じて、スマホやネットの利用の仕方を時々確認してください。受験の年かどうかでも生活スタイルは大きく変わります。今は使っていない有料アプリやサービスなどはありませんか?節約できるものがないかどうか確認してください。

3-3. 光熱費の見直し
今や電気やガスも自由に選べる時代です。インターネットでの情報収集も有効ですが、こういった光熱費は何といってもご近所さんに聞くと参考になることも。住んでいる地域によっては、かなり有利な見直しができるかもしれません。また夜中心の生活なのか?よく電気を利用する時間帯は?といった生活環境に応じたプランを探してみてください。

また、ある“節約の達人”が夏場に24時間クーラーをつけたままにしていました。電源を入れたり消したりするよりもその夏場の電気代は安くなったとのこと。確かに、電源を入れるときに電力を大きく消費するようです。入れたり消したりするよりは、ずっとつけていた方がおトクで快適に過ごせます。どれだけエアコンを使うのか?といった生活スタイル次第ですが、暑い夏や寒い冬に検討してみる価値はありそうです。

3-4.保険料の見直し
大きな見直し効果が期待できるのが保険料です。生命保険のみならず、医療保険やがん保険、そして火災保険なども見直しの対象に入ってきます。

保険は将来の不確定に向き合うため、どの保障がムダなのか?どれが払いすぎなのか?判断しづらい点もあります。そんなときおすすめの見直し方法は、「公的な社会保険を知る」ことです。健康保険や介護保険、年金制度など私たちが加入している公的な制度を知ることで、民間の生命保険の必要性が高いかどうか見えてきます。また、医療保険やがん保険はどんどん進化しています。見直しをきっかけに保険料が安くなり、内容が充実することも期待できます。一度、FPなどの専門家に相談してみてください。

損害保険の場合は少し見直し方法が異なります。火災保険や自動車保険をはじめとした損害保険は、被害に遭った際に“補償”をしてくれます。生命保険や医療保険では通常“保障”といいますが、何が違うかおわかりでしょうか?損害保険の場合は被害額に応じて、補って償う。つまり、どれだけ大きな保険金額に加入していても、または、2つ3つと保険に加入していても、被害額が支払額の根拠になります。

生命保険の場合は500万円の死亡保障に2つ入っていた場合、死亡した際には2つの合計、1000万円を遺族が受け取りますが、損害保険の場合はそうではありません。火災保険の対象となる自宅や家財の評価額は適性ですか?評価額が被害額となるため、一度見直してみるのも1つです。例えば、一戸建ての場合、全焼しても土地は残ります。「土地と建物の総額で火災保険に入っていた」というケースもよくある事例です。この場合、保険料を払いすぎていることになりますよ。

4. 上手な節約の方法~生活費を下げる方法

スーパーで買い物
【画像出典元】「iStock.com/Tero Vesalainen」

4-1. 外食を減らす
毎日食事を作っている主婦の方にとって、時に外食は家事から解放されゆっくりする時間となります。また、家族にとっての大切なイベントにもなりますので、積極的に減らしてください・・・とはなかなか言及しづらいところですが、やっぱり外食は自宅で食べるより高額になります。家族で1ヵ月あたりの適切な回数を決め、その範囲内で1回1回を大切に満喫するのが良さそうですね。

4-2. 買い物にいくときは先に予算を決める
家計簿に支出をつけていくことも大切ですが、すでに払った支出は戻ってきません。もちろん、家計簿をつけることでいろいろ振り返ることもでき、気付いた点はすぐに生活改善ポイントとして実施できるため、家計簿をつけている方は今後も続けてください。あわせて、予算を考える、“予算簿“をつけるのも有効です。

節約にこだわりすぎると、生活の質が低下し、お金も貯まるものの、家族の不満も溜まってしまう・・・のはいけませんよね。家族にとって最適な生活を行う上で、外食は〇回(1回いくらまで)、旅行は年〇回、書籍代はいくらというように、月単位や年単位で予算を決めておくといいですね。

一番気軽に実施できるのが「日々の買い物予算」です。つい、スーパーやデパートに行き不要なモノを購入してしまうという経験は誰にもあることです。「今日は〇と△を買う目的でスーパーにいくから3000円あれば大丈夫」というように、出かける前に予算を立て、それに応じたお金を持っていくようにすると余計な出費を避けることができます。個別に封筒で管理している人も多いです。「今日の分」「明日の分」と日ごとに分けている人や「食費」「雑費・医療費」などと、予算に応じて科目ごとに分けて残高を管理している人もいます。みなさんに合う方法を探してみてください。

4-3. 習慣の見直し
私は、よくオフィスビルで缶コーヒーを買って飲むことから、1日の仕事を始めます。通勤後、朝の情報、ニュースに触れながらコーヒーを飲み、気合いを入れる大事な時間です。ただ、全く同じコーヒーがドラッグストアなどでは半額以下で見かけることも。そこで、夏場は何本も買い込み、オフィス内の冷蔵庫で保管することで日々節約ができます。冬はどうしても温かい缶コーヒーが飲みたく、自動販売機で買うことが多いのですが、これは私にとってクリスマスやお正月など心弾む冬が来たことを感じるひと時でもあります。

言い換えると、寒く厳しいツライ時期を前向きに乗り越えるためのちょっとした儀式です(笑)。ごく一部の方に共有していただけるとうれしいのですが・・・!ですから、冬は節約にこだわらず、自動販売機で買うようにしています。習慣を見直すことで節約できるのはとても良いことですが、習慣がゆえに自分の生活にとって一定の意味を有している場合もあります。無理のない範囲で、見直しができる方法を探してください。

4-4. 小さなお金を大事にする
まさに「チリも積もれば」ということで手数料など節約できる点がないか、身の回りを探してみてください。例えば、郵送などもその1つです。今は宅配サービスも含め、さまざまな配送方法があります。サイズや頻度によっては皆さんが行っている方法よりももっと良い方法があるかもしれません。

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