1年間キャッシュレス生活すると「お金の概念が変わる」は本当だった!
こんにちは!
キャッシュレスアドバイザー&FP(ファイナンシャルプランナー)の伊藤です。
最近キャッシュレス=クレジットカード=ポイントと思っている方から、オススメのカードを聞かれて困っている今日この頃です。私、クレジットカードやポイントを貯めることにそこまで興味がなくて、ゴメンナサイ。あまり参考になることをお話しできそうにありませんので、今回は、この1年間で急激に整備されつつある日本のキャッシュレスの進化について、その現状と課題を考えてみました。
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キャッシュレスの副作用で増えた「現金なし」生活の不便
先日、TVを見ているとうどん屋さんを特集した番組が放送されていました。
ラーメンも好きだけど、どちらかといえばうどん好きの私、TVの影響を受けてすぐにでもうどんを食べたくなり、翌日のお昼はいざうどん屋さんへ…。
うどんを食べる気満々だった私、まずはATMへGo!
そう、行きつけのうどん屋さんはとても残念なことにキャッシュレスではない… そして、私の財布にはもちろん硬貨が数枚入っているだけ!なのです。
うどんを食べるためだけにATMでお金を引き出したわけですが、そんな自分の行動をふと冷静に俯瞰してしまいました。
今日はどうしてもうどんが食べたいから現金を引き出してるけれど、いつまでこれを続けるだろうか?ここでお金を引き出さず、うどんを諦めることも一瞬考えたわけですが、この日は欲望のままにうどんを食べました♪
現金払いなのは小さなお店ばかりではありません。
出張で東京ビッグサイトに行った帰りのこと、券売機に多くの人が並んでいる様子を見て「ビッグサイトには特別なチケットでもあるのか?」と思った私。一瞬びっくりしたのですが、何のことはない、普通にチャージをしたり乗車券を購入しているだけだったのです。わざわざICカードを使わなくてもいい「モバイルSuica」様々です。
現金を使わないキャッシュレス生活が当たり前になってきた今でも、こんなことがたまにあるので、お財布には少しばかりお札を入れておくようにしています。でも、たまにしか使わないために、お財布にいくら入っているのか自分で把握できておらず困ることも…。ここにもキャッシュレスの反動というか、副作用が出ています。(私自身はあえて好転反応と言いたい^^;;)
一年で変わったキャッシュレス生活
この連載がスタートした1年前は、私自身キャッシュレスといっても現金を使うことの方が多かったのですが、この一年でお財布に現金が入っていないことが当たり前になりました。そして、世の中のキャッシュレスを取り巻く環境も激変しました。何社あるか分からないくらいのキャッシュレス決済サービスが誕生していますし、今秋の消費税10%増税のタイミングでも政府は「最大5%のポイント還元」を決定して話題となっています。
さらに私の周りの方々も変わりました。私が現金を持っていないことを知ってくださっていて、現金が必要なときはその旨あらかじめ連絡してくれたり、現金がお財布に入っているのをみると茶化されたり(見方によれば迷惑(?)をかけているともいえそうですが)…。それはそれで楽しんでいます。
個人的には、現金しか使えないお店にはほとんど立ち寄らなくなっています。でも、小規模の小売店や飲食店ではまだまだキャッシュレス対応の店の方が少ないのが現状です。そのため、私の生活でも現金はやはり必要です。必要なのですが、支払いをするためということよりも緊急予備資金としての役割へとシフトしていっているように感じています。
現金で何不自由なく過ごせる日本ですが、今現在が時代の大きな変化の真っ最中であることを理解し、近い将来には当たり前となるであろうキャッシュレスライフを今から早めにご自身の生活にプラスしてみてくださいね。
以上、キャッシュレス体験記は今回をもって終了いたします。毎回ご覧いただきありがとうございました。
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