もっとお得に! キャッシュレスポイント還元制度を利用するコツとは?
監修・ライター
昨年10月から始まったキャッシュレスポイント還元制度。制度が終わる6月末まで、あと4か月程ですが、みなさんはうまく活用できているでしょうか?この制度の最大5%の還元率というのは、普段使っているクレジットカードのポイント還元率よりも、かなり多いはず。ポイントをたくさんもらえるのは、洋服や化粧品など買い物が多い女子にとって、また次の買い物に利用をすることができるので、とてもうれしいですよね。もらえるポイントは全部もらっておきたいところですが、制度をきちんと理解していないと、せっかくのポイントを取りこぼしてしまっているかもしれません。
今回はそんなキャッシュレスポイント還元制度をおさらいしつつ、意外と見逃しがちなポイントなどをお話していきたいと思います。
キャッシュレスポイント還元制度のおさらい
キャッシュレスポイント還元制度とは、経済産業省が作った制度で、2019年10月1日から2020年6月30日まで、対象のお店でキャッシュレス決済をすると、最大5%のポイント還元が受けられるという制度。
対象のお店と還元率は?
こちらの制度でポイント還元を受けるにあたり、まず大事なのは対象のお店かどうかです。せっかく買い物をしても、対象のお店でなければキャッシュレスポイント還元制度の恩恵を受けることはできません。キャッシュレスポイント還元制度の対象店舗となるには登録が必要で、登録されている店舗は、お店にキャッシュレスポイント還元制度のポスターが貼ってあったり、キャッシュレス・消費者還元事業専用サイト、または後程ご紹介するアプリでも確認することができます。
また、お店によってポイント還元率が異なるということもきちんと理解しておきたいところ。基本的には中小の小売店や個人経営のお店が5%還元で、コンビニなど大手企業のフランチャイズ店が2%還元となっています。これはリアル店舗ではないオンラインショップも同様で、amazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などに出店しているオンラインショップでも、こちらの制度に登録されている対象店舗であれば5%還元のお店も。よくネットショッピングを利用するという人にとっては、うれしいですよね。
一方で、デパートのような大手の百貨店や大企業が経営しているお店はこのポイント還元制度の対象外となっているので、注意が必要です。
どのキャッシュレス決済ならOK?
次に、どのようなキャッシュレス決済が対象かというと、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など、様々な支払方法が含まれます。
楽天カードやJCBカード、三井住友VISAカードといったクレジットカード、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、LINE PayやPayPay、メルペイといったQRコード決済など、みなさんが普段使っているようなキャッシュレス決済のほとんどが対象となっています。具体的にどのキャッシュレス決済手段が対象かは、キャッシュレス・消費者還元事業専用サイトから探すことができます。
キャッシュレスポイント還元制度のここに注意
上限がある
対象のお店でショッピングすればするほどポイント還元されたらうれしいのですが、残念ながらキャッシュレスポイント還元制度で還元されるポイントには、上限があります。が月15,000~30,000ポイントまで。といっても15,000円ポイントをゲットするには5%還元のお店で月30万円は買い物をしないといけないことになるので、そこまで使うという人もあまりいないかもしれませんが、何か大きな買い物をすることがある可能性もあるので、一応知っておきましょう。
万が一、上限を超えそうな場合は対象のキャッシュレス決済を2つ使うなどして、ポイントのもらい漏れがないようにしてみて下さい。
還元方法と時期に注意
キャッシュレスポイント還元制度でゲットしたポイントがどのように付与されるかは、各キャッシュレス決済によってかなり異なります。たとえば、JCBカードやセゾンカードはポイントで還元されるのではなく、ポイント還元分のポイントが引き落とし額と相殺される形だったり、LINE PayやPayPay、メルペイなどは、決済時や翌週、翌月など決まったタイミングでポイントとして付与される形など様々です。
基本的に事前準備は必要ありませんが、SuicaやPASMOは事前にWEBサイト上で登録をしないとポイントが付与されないので注意しましょう。
主要なキャッシュレス決済については、こちらにわかりやすくまとまっているので、一度目を通しておくのをおすすめします。
アプリで対象店舗×キャッシュレスをチェックしよう
どのお店でどのキャッシュレス決済が対象で、何%のポイント還元率かを一番わかりやすく確認することができるのが、キャッシュレスポイント還元制度の公式アプリです。こちらのアプリは現在地から周囲の対象店舗を確認することができ、それぞれのお店をタップすることで、そのお店で利用できるクレジットカードや電子マネー、QRコード決済などを一覧で確認することができます。
キャッシュレスポイント還元制度は飲食店も対象なので、カフェやレストラン選びにもポイント還元を受けられるという選択肢も。こちらのアプリをダウンロードしておいて、買い物やご飯選びの際にぜひ役立ててみてください。
おすすめキャッシュレス決済
①LINEpay
LINEにはLINEショッピングというコンテンツがあり、そちらを経由して商品を購入することで、各サイトに応じたポイント還元を受けることができます。LINEショッピングの中にはamazonや楽天なども入っていて、もちろんその中にはキャッシュレスポイント還元制度の対象店舗も含まれています。LINEショッピング経由で何かを買えば、LINEショッピングからのポイントと、キャッシュレスポイント還元制度のポイントの二重でポイントをゲットできるチャンスです。
②PayPay
PayPayはYahoo!ショッピング・PayPayモールでの買い物の利用で1%のポイント還元を受けることができるのに加えて、キャッシュレスポイント還元制度の対象店舗で買い物をすることでさらにポイント還元制度のポイントもゲットすることができます。
また、ソフトバンクのスマホユーザー特典で+5%など、条件によってはもっと多くのポイントをゲットできる可能性も。
③その他のキャンペーンにも敏感に
ニュースなどで見たことがある人も多いかと思いますが、各種キャッシュレス決済は、頻繁にキャンペーンを行っています。先ほどお話したPayPayは、3月4日から3月31日の間、10時~14時はイトーヨーカドーやオーケーなどの対象スーパーでのPayPay残高を使っての買い物で最大10%還元のキャンペーンをやっていたり、auPAYでは2月10日から3月29日の間、最大20%還元のキャンペーンをやっていたりと、普段のポイント還元率の倍以上のポイントをゲットできるチャンスがあるのです。
たくさんのキャッシュレス決済を同時に使うのは、ポイントを貯める上でも、お金の管理をする上でもあまりよくありませんが、自分が使う機会がありそうなキャッシュレス決済であれば、普段よりもかなりお得なキャンペーンの際に、ぜひキャッシュレス手段の一つとして取り入れるようにしてみましょう。
キャッシュレスポイント還元制度が終わるまで、あと約4か月。うまく活用して、ポイントのもらい漏れがないようにしてみてくださいね!