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夫の小遣い月8万円は多すぎでは?妥当な相場額を知りたい/34歳主婦相談

FPに聞きたいお金のこと 白浜 仁子

夫の小遣い月8万円は多すぎでは?妥当な相場額を知りたい/34歳主婦相談

Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、白浜がお答えします。今回は、単身赴任をしている夫のお小遣いが多すぎるのではないかとモヤモヤしている30代女性Qさんのご相談です。

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<30代女性Qさんの相談内容>

 

夫のお小遣いについて相談です。わが家はサラリーマンの夫と子供3人の5人家族で、夫は単身赴任中。家計は別々です。夫には毎月家賃と定期券代以外の生活費(お小遣い)として月8万円を渡しています。内訳は食費と光熱費、娯楽嗜好品です。渡しすぎのような気もするのですが・・・妥当かどうか気になります。夫へ渡すお小遣いの相場や平均はどのくらいなのでしょうか。

【家族構成】
夫:34歳
私: 34歳 
長女:13歳
長男:11歳
次男:8歳

【世帯年収】
800万~900万円

小遣いの相場は家庭の状況や職場環境などで人それぞれ

お小遣いを手にする男性
【画像出典元】「iStock.com/Zinkevych」

お小遣いの相場や目安の金額はいくらか?簡単なようで難しい質問です。給与の1割程度が目安といわれることもありますが、実際は家庭の事情によって随分と差があるようです。

たとえば、専業主婦家庭と共働き家庭を比べると後者の方がお小遣いは多い傾向にありますし、子供が多い家庭ほどそちらにお金を回すため、自然とお小遣いは限られてきます。

夫の職場環境も関係してきます。たとえば飲み会が多い職場とか、役職や立場で部下にご馳走する機会が多くあるなどです。筆者の夫も比較的飲み会が多い職場のようで、妻としてはちょっとちょっと・・・と言いたくなるときもあるのですが、同時に、私も働いているので理解できないわけではなく(苦笑)。

他にも、お小遣いに昼食代やガソリン代は含むのかなど、家庭によって事情が異なり、一概にはいえません。

貯金したい金額から逆算してお小遣いを決める方法

でもこれでは答えにならないので、金融機関が調査したお小遣い調査を参考に見てみましょう(2019年サラリーマンのお小遣い調査(新生銀行))。これによると男性社員のお小遣いの平均は3万6747円、さらに小中学生がいる男性に焦点を当てると3万341円です。

Qさんの夫のお小遣いは8万円なので単純に比較すると平均よりずいぶん多いということになります。ただ、単身赴任のため仮に食費や光熱費などの生活費を、食費3万、光熱費1万の計4万とするなら、純粋なお小遣いは残りの4万円ということになります。子を持つお父さんとしては平均より1万円多いという計算です。

ここで、お小遣いを決めるときのひとつの考え方を紹介しようと思います。それは、毎月の給料を使いすぎていないか、給与からちゃんと貯金ができているかどうかで判断するということです。

たとえば、子供の教育費や老後資金などの将来資金を毎月積み立てている、旅行など家族で楽しむための費用を毎月貯金しているという風に、必要な分が貯められているならまずはOK。つまり、お小遣いの金額から決めるのではなく、貯金したい金額を決めて残りを生活費やお小遣いに割り振るという逆の発想です。

目的別に口座を分けて確実に貯蓄を

家計について話し合う夫婦
【画像出典元】「iStock.com/Ridofranz」

この割り振りで大切なのが、生活費の口座と貯蓄口座をしっかり分けること。給料をもらったら貯蓄分はすぐに専用口座に入金します。シミュレーションしてみましょう。

たとえば、1年後の家族旅行代として目標10万円、5年後上のお子さんの大学受験までに教育費として100万円、30年後の老後資金として1000万円と目標をかかげたとします。

そうすると月々の貯金額は以下のようになります

・家族旅行代 8000円/月(8000円×12月=約10万円)
・教育費 1万7000円/月(1万7000円×12カ月×5年)
・老後資金 1万円/月+夏冬のボーナスで各10万円((1万円×12カ月+10万円×2回)×30年)

貯蓄口座はひとつではなく、目的ごとに分けるとより管理しやすくなります。このように貯蓄目標に向けてコツコツ貯めていき、残りのお金で生活費やお小遣いの配分を考えるということです。

毎月の貯蓄額から決めるという逆の発想をすれば、生活費の残りがお小遣いに回せる金額といえますし、もしお小遣いが足りないなら生活費の何かを見直せないか検討することもできます。

単身赴任中は家計が2つに分かれるので、家賃や光熱費などがかさみ、貯蓄が進みにくいケースも多いと思います。貯蓄を重視するあまりお小遣いがほとんどないというのは困るでしょうから、その場合は、単身赴任期間限定で毎月の貯蓄を減額し、スローペースの貯蓄計画にして、数年後また一緒に暮らせるようになったらペースアップを考えていくのもいいでしょう。

貯蓄口座への入金方法は、自動引き落としの積み立てを利用すると楽で確実です。老後資金のように時間をかけて準備していくものは、イデコやつみたてNISAなどを活用した資産運用を視野にいれるといいですよ。

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夫の小遣いについてまとめ

このように、お小遣いの金額を考えたいときには、貯蓄したい金額から逆算して決めていくのもひとつの方法です。夫側の事情もあるでしょうから、一緒に今後のことを話し合いながら模索してみてください。

話し合った結果、これまで通りのお小遣い額が捻出できれば心配なく渡せるでしょうし、もし減額した方が良いとなっても、家族のために必要ということが共有できれば、夫からの協力も得やすいと思います。

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