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単身赴任で結婚生活スタート、夫婦の家計や貯金はどう管理すれば?/20代女性相談

FPに聞きたいお金のこと 白浜 仁子

単身赴任で結婚生活スタート、夫婦の家計や貯金はどう管理すれば?/20代女性相談

Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、白浜がお答えします。今回は、遠距離恋愛を経て結婚が決まり、結婚後も単身赴任で生活を始めることで、どのように家計管理するべきか悩む20代女性Fさんからの相談です。

20代女性 Fさんの相談内容

現在遠距離恋愛中です。11月に入籍予定ですが、お互いの仕事の都合で2~3年は単身赴任の生活をすることになりました。結婚後も単身赴任でどのように家計管理を行っていくか 悩んでいます。

 将来的には子供をもうけて、どこかに拠点を置いて単身赴任を継続するか、夫の転勤先についていくか話し合っている段階です。今はカップル貯金でお互いに月1万ずつ貯金していますが、結婚後、単身赴任をしながらどのように家計管理を行っていけば良いか分かりません。何に重点を置いて貯蓄したら良いのでしょうか。

カップル貯金の延長線上で考えてみましょう

貯金する夫婦
【画像出典元】「stock.adobe.com/Proxima Studio」

はじめに、Fさんご婚約おめでとうございます。入籍して、仕事にマネープランにしっかり二人三脚で歩んでいきたいという思いが伝わってきます。

先々、夫の拠点に生活の場を移すのかどうかを迷っていらっしゃるのですね。ご自身のキャリアのことも含め悩ましく感じていることと思います。家計が別になると家賃や光熱費の基本料など生活費がかさんでしまいますが、貯蓄に向けての考え方は同居も単身赴任も同じです。今、カップル貯金としてそれぞれ積み立てをされているので、その延長線と考えるといいでしょう。
では、そもそもいくらずつ貯めれば良いのでしょうか。例を挙げて具体的に考えてみることにします。

今後のイベントの予算を書き出してみましょう

まずは、Fさん夫婦が結婚後に迎えるイベントにはどんなものがありますか?そのイベントにはいくら資金が必要なのかを大まかに見積もり、書き出してみましょう。そうすることで必要な時期や金額が分かり、頭の中が整理されます。

たとえば、今後のイベントとして
(1)3年後に夫の赴任先で生活をする
(2)5年後に車を買い替えるための頭金の準備

同時に将来必ず必要になる
(3)老後資金の準備

を検討していくとしましょう。
子供が生まれた時の教育費の準備も考えられますが、それはもう少し後から準備を始めるとして今回は上記3つを例に考えます。

毎月の積立額を決めましょう

紙幣を持つカップル
【画像出典元】「stock.adobe.com/Prostock-studio」

Fさんが3年後に夫の赴任先で生活をするために、2人用の広めの部屋を借りて引っ越しをするのならこのような感じです。

・敷金、礼金(15万円)
・家具家電やカーテンなどの買い替え(30万円)
・お互いの引っ越し代(20万円)

つまり、3年後に65万円必要ということになります。これを準備するための月の積立額は、

65万円÷36月(3年)=約2.2万円/月・・・(1)

次に、5年後の車買い替えに向けて頭金として50万円準備するとすれば、

50万円÷60月(5年)=約8000円/月・・・(2)

最期に老後資金として2000万円を準備するとします。老後が40年後だとしたら、

2000万円÷480月(40年)=約4.2万円/月・・・(3)

(1)~(3)を合計すると、夫婦合わせて月7万2000円の貯蓄が必要ということになりますね。お互いの収入と照らし合わせ、どちらがいくら貯めるのか決め、これまでと同じようにコツコツ積み立てていきましょう。

また、上記は利息等が付かなかった場合の計算です。もしかしたら、別々に生活しているのにそんなに貯められないかもしれませんね。そんな時に検討してほしいのが資産運用です。

資産運用をするなら積立額は減る!?

仮に資産運用をして利回りを高めると月の積立額はいくらになるでしょうか?

もし、3%の運用を目指すなら・・・月4万2000円程度→ 月2万4000円程度
もし、5%の運用を目指すなら・・・月4万2000円程度→ 月1万5500円程度
ということになります。

毎月の積み立てがずいぶん楽になるのが分かります。もちろん資産運用は、元本割れのリスクがあり、必ずしも右肩上がりに増えていくものではありません。ですから資産運用を始めるには、数年のうちに使う資金ではなく、長期でじっくり運用できる資金で少しずつ育てていくのがポイントです。今回挙げたイベントでは老後資金がそれに当たります。

ちなみに老後資金ならiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)がおススメです。節税しながら効率的に運用できます。
もし、お勤め先の退職金制度で企業型確定拠出年金(iDeCoの企業バージョン)がある場合は、個人で掛金の上乗せができる制度かを確認してみるといいでしょう。
iDeCoの詳細はmymoでも多くの関連記事が読めますし、銀行や証券会社などの窓口や、FPに相談する方法もあります。理解を深めてから始めましょう。

運用にまで話が及びましたが、まとめますと

・Fさんの今後のイベントを書き出す
・目標額から逆算し、月の積立額を決める
・資産運用を検討してみる

先々、子供が生まれて教育費の準備をする時は、さらに積立額を増やすことが可能か、難しい場合は、しばらく老後資金の積み立てを減らして先々またペースアップしていくなど優先順位をつけて準備していくといいでしょう。状況の変化にあわせて時予算を見直すことも必要です。

また、会社員なら徐々に昇給していくことも考えられるので、昇給する度にその分を積み立てに回していく方法もあります。

2人での人生の再スタート楽しみですね。頑張って下さい!

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