一人暮らしで猫を飼いたい!飼い主の注意点やかかる平均費用は?
一人暮らしのパートナーとして猫はいかがでしょうか?ペットブームにともない、犬や猫などのペット可の賃貸物件が増えてきました。ここでは、賃貸物件で猫を飼う時のポイントや、フード代・予防接種・治療費など年間にかかる費用の平均、留守猫におすすめのグッズ、さらに一人暮らしにおすすめの猫の種類もご紹介します!
一人暮らしで猫を飼うメリット
家に帰ったときに迎えてくれる家族がいて、ペットとの共生が生活に喜びを与えてくれること。それが猫を飼う大きなメリットでしょう。
人間は、活動しているときに優位になる交感神経とリラックスしているときに優位になる副交感神経のバランスを保つことで身体と心の調和を図っています。そのため、2つの神経のバランスが崩れると心や身体の健康面に影響します。
しかし、猫などのペットを飼うことで、ペットと共生することに幸せや喜びを感じやすくなります。すると、「幸せホルモン」というオキシトシンホルモンが分泌され、心も身体も健康にしてくれます。
実際、アニコム損害保険株式会社によるアンケート調査*によると、「猫を飼うことで幸福度が高まった/とても高まった」という人が99.7%という結果となっています。猫と暮らし始めてから健康になったと感じる人も約半数という結果となっており、猫のおかげで健康に良い結果があるといえるでしょう。
賃貸物件で気を付けるポイント
ペット可の物件か
賃貸物件の場合、「ペット可」という条件で物件を絞り込むことができます。最近では、猫好きの人に特化した猫と暮らすための環境が整った特化型の賃貸物件なども登場しています。
猫を一時的に隔離できる物件を
玄関と部屋のあいだに扉がない場合、来客の対応中に猫が外へ飛び出してしまうことがあります。また、ベランダなどで洗濯物を干しているときにも猫が部屋から抜け出さないよう注意が必要です。物件を選ぶ際は、玄関と部屋のあいだに扉がある部屋や一時的に猫をかくまえるスペースのある部屋を選ぶようにしましょう。
高層階にしないこと
猫が外へ飛び出したとき、高層階だと転落してしまう可能性があります。できるだけ、高層階を避けるのも猫を飼う上でのポイントです。
新築は避けるのがベスト
ペット可となっていても、猫の爪でフローリングや壁に傷ができやすくなります。新築の場合、傷などが目立ちやすく、退去時の修繕費やクリーニング代が高額になる可能性があるので、新築は避けたほうがよいかもしれません。
猫を飼うのにかかる年間費用は平均16万円
ペット保険のアニコム損害保険株式会社が調査した「ペットにかける年間支出調査 2019」(※1)によると、猫の飼育に関する毎日のフード代や病気の治療費、トリミング代などの年間支出は、約16万円となっています。
もっとも高額なのが、毎日欠かせないフードやおやつ代です。2019年は4万9713円で、月4000円ほどとなっています。万が一の病気に備え、ペット保険に加入する人も多く、ペット保険料も年間約3万155円と高額です。また、病気やケガなどの治療費もかさみやすく、2万3919円ほどとなっており、その他の予防接種や日用品、光熱費などを含めると、猫を飼うことで15万8680円程度、毎月1万円以上の支出が見込まれます。
留守猫におすすめグッズ
一人暮らしで日中いなくても、便利なグッズを活用することで猫の気ままな生活をサポートでき、ストレスを軽減することができます。
自動餌やり器
タイマーをセットすることで、自動で餌やりができる優れもの。帰りが遅くなる日でも決まった時間にフードを食べさせることができます。食べ過ぎ防止にもおすすめです。
自動給水機
猫はあまり水を飲まない特性がありますが、水を長時間飲まないでいると肝臓やおしっこの病気になることがあるため、きれいな水を出してくれる自動給水機はあると便利です。
ペットの見守りカメラ(ペットキューブ プレイ)
自宅での様子が気になるという人には、部屋に手軽に設置でき、スマホなどでチェックできる見守りカメラがおすすめ。「ペットキューブ プレイ」は、スマホで操作して猫のそばにレーザーの赤いポイントを照射することができるので、好奇心をあおって猫をカメラの近くに呼び寄せ、様子をチェックすることができます。呼びかけやペットの声を聴くこともできるので、離れていても猫にさみしい思いをさせずに済みますよ。
消臭抗菌トイレ
独特のニオイがする猫のうんち。外出中放置すると、部屋中にニオイが充満してしまうため、消臭抗菌効果の期待できるトイレはマストアイテムです。
キャットタワー
猫の運動不足の解消やリラックスできる場所として、キャットタワーはおすすめです。飼い主が不在中も、一人遊びができます。軽いものだと転倒の可能性があるため、しっかりとした丈夫なものを選びましょう。
一人暮らしでおすすめの猫種5選!
一人暮らしで猫を飼うなら、鳴き声の小さい猫や穏やかな性格の種類がおすすめです。
1. ブリティッシュショートヘア
マイペースで穏やかな性格。一人でのお留守番もおとなしく寝ていることが多い猫です。
2.ロシアンブルー
賃貸物件で飼うなら、鳴き声が小さいのが特徴のロシアンブルーがおすすめです。
3.スコティッシュフォールド
甘えん坊で人懐っこい性格の猫で比較的おとなしいため、飼いやすくしつけもしやすいです。
4.アメリカンショートヘア
人見知りをしにくい猫です。活発で元気があり、運動することが大好き。わんぱくな猫が好みな人におすすめです。
5.ミックス(雑種)
病気にも強く、人懐っこい性格の猫が多いです。個性豊かな姿かたちもおすすめのポイントですよ。
一人暮らし生活のパートナーとして猫を飼えば、毎日幸せホルモンが分泌され、毎日の活力となることでしょう。物件選びのポイントや費用、猫の種類別の性格などを参考にかわいい猫と楽しい生活を送りましょう。