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コロナ禍最大の危機「学び」を守る銘柄は?【初心者株投資45話】

ドタバタ!株投資ルポ うだひろえ

コロナ禍最大の危機「学び」を守る銘柄は?【初心者株投資45話】

株式投資どころじゃない!?子どもの学びのピンチ到来!

これを書いている2月上旬、コロナ感染者数は連日最高記録を更新する大フィーバーぶりです。この2年間を嘲笑うかのようなオミクロン株の猛威、うちの子が通う小学校も、この第6波では学級閉鎖が出始め、近隣地域では休校の話も聞くほどです。

こうなってくると、ポチポチ株探索、というわけにもいかず、調べるのはそう、子どもの「自宅学習」のためのアレコレです。

なんでも、この辺りの公立小学校、学級閉鎖や休校になるとオンライン授業が行われるのだそうですが、私の子どもが通う小学校では、そこまでの「集団感染」ではない場合、オンライン授業は行わないのだそうです。

つまり、もしわが子が感染または濃厚接触者となっても、クラス内に他に感染者がいない場合は学級閉鎖にならず、オンライン授業は行われず、私の子どもは数日間「学び」が止まることになります。

それはまずい!と、慌てて調べ始めた次第です。

それにしても「自宅学習」、コロナ禍が始まった2年前にもいろいろと調べたのですが、今回、さらに進化していました。

そして結局は、注目企業が見つかったりするんですから、いやはや、株式投資は私たちの生活に深く関係しているんですよね。

ピンチを活かして銘柄探索!やはりポイントはオンライン

オンライン授業をうける女の子
【画像出典元】「stock.adobe.com/FAMILY STOCK」

前回調べた2年前との違い、それは、「自宅学習」の意味がほとんど「オンライン授業」になっていることです。2年前はまだ、テキストやタブレット学習の割合が多かったように思います。
しかしこの2年間で、子どもたちにはタブレットが配布され、ごく身近なものとなり、自宅学習に求められるものも変化しました。

それはやはり、「授業のライブ感」。学習動画だけではなく、双方向のやりとりができること。しかもマスクをせずに、表情を見ながらやりとりできるというメリットも大きいように思います。

そんな中、子どもの自宅学習に関連する銘柄をいくつかピックアップ。(株価は全て2/4終値)

・ベネッセホールディングス<9783> 2316円

言わずと知れた「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の通信教育最大手。
うちの子たちも幼少期からお世話になっており、コロナ禍が始まった2年前からタブレット教材を使用しています。

最近では、オプションコースでのオンラインライブ授業や、ダンスレッスンなども始めるようで、やはりこの部分に力を入れているのがわかります。

株価を見てみると、2018年には4000円台だったのがじわじわと下がり、コロナ禍では2000円台を上がったり下がったりしています。
しかも配当は50円です。予算10万円の私には手が出ませんが、要チェックです。

・ジャストシステム<4686> 4920円

こちらタブレット学習界隈では「こどもちゃれんじ」と人気を二分すると言われている「スマイルゼミ」を運営。元々、日本語入力システム「ATOK」などを開発・販売していたソフトウェア開発企業だけあり、「スマイルゼミ」の堅実な内容に対する周りのママさんたちからの評判はいいです。

小中学生向け学習クラウド「スマイルネクスト」の提供もスタートし、子どもの学びに寄り添ってくれる印象があります。ただしオンラインライブなどの動きは特には見られないので、値動きは堅調かもしれません。

株価はコロナショックで4000円を切ってから4カ月後に8000円を超えるなど高騰していますが、そこからゆるゆると上がったり下がったり。こちらは長期投資に向いてそうです。

・学研ホールディングス<9470> 1077円

ドリルや参考書、辞典や児童書の印象が強いですが、近年塾や子ども向け学習教室も見かけるようになりました。オンライン授業にも力を入れているようで、コンテンツも充実しており、大手企業の力はやはり間違いないです。
 
株価は私でも手が出る価格帯が魅力。ただその分「下がってる」のは確実なので、ここからの回復に期待できると信じられるかどうか。
こちらも注目は配当が24円と高いところ。配当落日前後を狙うのが良さそうです。

見つけた注目株!しかし時流は今じゃない?

株式チャートをチェックする女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/Viktoriia」

・・・と、ここまで大手3社をピックアップしてきましたが、残り1つはマザーズ銘柄から。

・すららネット<3998> 1219円

対話型のアニメーションを使ったオンライン学習教材を、個人はもちろん塾や学校にも提供。学年にこだわらず先取りや学び直しができる「無学年式」を取り入れており、一人一人の特性に合わせたサポートをしてくれるのだとか。自宅学習のさまざまな不安を解消してくれそうです。

株主優待は、自社学習サービスの受講料割引、月額料金1320~1650円割引とあるので、受講するなら株を購入しない手はないですね。

しかし株価を見てみると、2020年の10/14には9350円という超高値をつけていたのが、数日後の10/28には5480円までドカンと下がり、そこからスルスルと下がっての1219円。何があったの…?と心配になります。
調べてみると、「長い調整が終わった」「謎」「マザーズ全般が下がってるから」など、すららネット自体が悪いという理由はほぼ出てこなくてただただ怖いです。

確かにマザーズ銘柄は全体的に調子が悪いですから、その影響、と言われてしまうと、きっとこの先戻りはするでしょうけども、今はまた下がるかも…とも思いますし。買い時難しい~!

ここは底値を見極めてから、行動に移したいと思います。コロナ禍の終息も祈りながら!