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「血まみれがよかった⁉」後悔乗り越え次へ【初心者株投資47話】

ドタバタ!株投資ルポ うだひろえ

「血まみれがよかった⁉」後悔乗り越え次へ【初心者株投資47話】

やはり「底はまだあった」!しかし買わなくてよかった…のか?

前回の記事では、終わりが一向に見えないコロナ禍に加えて、ロシアがウクライナに軍事侵攻するという世界規模の問題が発生。日経平均もガンガン下がり、こんなとき、私のような初心者は「手を出さずにできること=勉強をしよう、次のチャンスを待とう」と思いました。

その後も日経平均は下がり続け、3/9には2万4717円にまで。コロナショックからじわじわと回復してきたところでの急降下です。

天下のトヨタ自動車<7203>までも、3/8に年初来最安値の1805円をつけていました。年初来高値は1/18の2475円です。

私がもうずっと保有している日産自動車<7201>も、2/10に高値643円をつけ、このまま上がれ~!と思っていたのがナイアガラ、3/9には安値436円となりました。そりゃ悲鳴も上げます。
やっぱり、買わなくてよかったね!まだ底はあったね!と胸をなでおろしました。

しかも、ここで安心してモニターをそっと閉じなかったのが、私のわずかながらの成長です。翌日(3/10)も株価チェックしました。少し戻って、日経平均は+972円。日産も480円で+40円以上となれば、「これは買い、なのでは?」と考えます。

売ったり買ったりを繰り返している私の日産株、現在の所有は100株、平均取得単価は643円。100株買ってまたナンピンする?むむむ。

しかし所有数を増やしたら、マイナスも増えることは以前に経験済み。まだ情勢的に上がるとは思えず、「引き続き様子見」を選択しました。吉と出るか凶と出るか、はてさて。

しかし蓋を開けてみたら「血まみれになればよかった!!」の後悔

悔しがる女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/metamorworks」

さて様子見の結果です。
日産のチャートを見ていきますと、翌日3/11にはまた少し落ちましたが、そこから3/30に高値563円まで回復。4月に入っても堅調です。トヨタも含め他の銘柄も、日経平均も同じような感じ。なるほどなるほど。

・・・買えばよかった~!
落ちてくるナイフを血まみれで掴みまくればよかった~!!(*)

(*)落ちてくるナイフはつかむなという投資格言(落ちてくるナイフをつかむとうまく掴めずケガをするので、床に落ちてから(底をついてから)つかめ)に逆らえばよかったの意

いや、何度も「買おうかな?」と思ったんです。日産が400円台のうちに、毎日毎日。そこでいつものごとく「買おう!」と言う天使と「また下がるよ?」と言う悪魔が脳内バトルするわけですが、悪魔が見せる「底の底」のイメージが強すぎるんですよ、情勢が情勢なだけに。「うん、もうちょっと回復したら!」と先のばしにした結果がこれです。激しい後悔。もはやいつものパターン。

そんな中での気づきは「予算の問題で諦めた銘柄が強い」!?

株式相場
【画像出典元】「stock.adobe.com/toshi」

相場全体が堅調になった4月初旬、半ばやさぐれながら銘柄チェックしておりました。ぽちぽちと、「値上がり値下がり」ランキングを見ていたときです。永遠の株初心者ながらに、さすがに数年銘柄チェックをしていると、「知ってる名前」に出くわします。「東証スタンダード市場(しかしこの表現一向に慣れない!)値下がりランキング」に、「壽屋<7809>」がありました。前日比なんと-400円。

壽屋といえば忘れもしない2年前!「これはくる!」と調べた「鬼滅関連銘柄」です。当時の株価は1915円。

私の予算は10万円以内ですので、そのとき買ったのは19円という破格の銘柄「中外鉱業<1491>」です。最近話題にもしていませんでしたが、ずっと私のポートフォリオの片隅で、塩漬けされております。4/5の終値34円ですから、当時よりは上がったんですけどね、もうちょっと行ってほしいなというところ。

対して壽屋、この2年で着実に価格を上げて、昨年11月には月曜日の始値3895円から金曜日の終値6410円と、1週間で2600円ほど上がり、チャートに昇り龍を出現させちゃっています。そして12月には7600円をつけるという。あまりの「買っておけばよかった!」という悔しさから、私、チャートを直視できない状態です。

しかし!そこで気づいたことがあります。この悔しさ、最近も味わった記憶があります。そう!「スノーピーク<7816>」!

2020年の春ごろに「アウトドア銘柄」としてチェックした時には1179円、それが、昨秋にストップ高とのニュースを見たら7110円。ファー!と叫んだものです。

この2つの銘柄に共通していることは、「微妙に予算オーバーだから諦めた」ということ。確かに、「ボロ株」と呼ばれる破格銘柄をずっと保有していると、値段には相応の理由がある、ということが分かりつつあります。安いものは、やはり、安い理由があるのです。上がらないんです。しみじみ。

では、あと少し、予算を増額してみたら。希望が、持てるのでは…!?

そう、後悔は飛躍のためのストレッチ!予算を確保して、次こそ!!