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業スーやコストコのまとめ買いもOK!今ミニ冷凍庫が人気なワケ

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業スーやコストコのまとめ買いもOK!今ミニ冷凍庫が人気なワケ

【画像出典元】「hedgehog94-shutterstock.com」

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外食を控え、家で食事をするようになり、冷凍食品のニーズが高まっています。また物価高の影響を少しでも抑えるために、まとめ買いをする人も増えているそう。そのような理由から、最近「ミニ冷凍庫」が人気商品となっています。


今回は、ミニ冷凍庫ブームの現状や、おすすめのミニ冷凍庫を紹介します。

冷凍食品の需要が増加

スーパーの冷凍食品売り場とショッピングカート
【画像出典元】「monticellllo- stock.adobe.com」

新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、生活様式が大きく変化しました。以前に比べ外食の機会は減り、自宅での食事が重視されるように。

そのような中で注目されているのが、手軽に調理ができ、長期保存も効く「冷凍食品」です。「コストコ」や「業務スーパー」のような“まとめ買い”がお得なお店で、一度に大量の冷凍食品を買いだめする人も増えました。

日本冷凍食品協会が2021年4月21日に発表した「冷凍食品の生産・消費について(速報)」によれば、家庭用の冷凍食品の生産量は前年比111.4%(金額ベースで118.5%)となり、調査開始以来最高値を記録しています。

各メーカーも、巣ごもり需要に対応した大容量商品などを続々と投入しており、冷凍食品がブームとなっています。

冷凍庫がパンパンな問題

同時に、新たな課題となっているのが食品の保管場所です。家庭用の一般的な冷蔵庫の場合、冷凍スペースの割合は半分から4分の1程度であり、さほど広くはありません。そこに以前よりたくさんの冷凍食品を詰め込もうとすればパンパンになり、入りきらなくなります。

ハイアールジャパンセールス株式会社が 2022年7月に行った調査では、約77%の家庭が「冷凍庫(冷凍室)はパンパン」と回答。さらに、冷凍室がいっぱいだと感じる家庭の約89%が「今以上の冷凍スペースが必要」と回答したとのことです。

ミニ冷凍庫が人気の理由

キッチンにおかれたブラックのミニ冷凍庫
【画像出典元】「Ayman- stock.adobe.com」

生活様式が変化し、冷凍食品の需要が高まる中、注目の集まっているアイテムがあります。それが「ミニ冷凍庫」です。

ミニ冷凍庫とは、いわば冷蔵庫の冷凍室のみ分離した製品であり、冷凍食品、アイスクリーム、氷などを冷凍状態で保管できます(温度変更機能があり冷蔵庫として使えるタイプもあり)。

40~60L程度の小型サイズの冷凍庫が、一般的に「ミニ冷凍庫」と呼ばれるものであり、冷凍食品専用のセカンド冷凍庫として購入する人も増えています。

コロナ渦で冷凍食品の購入が増えたからといって、そのために20万~30万円もする大型サイズの冷蔵庫に買い替えるのは現実的ではありません。そのようなユーザーのニーズにマッチしているのが、低価格かつ省スペースで使えるミニ冷凍庫であり、新たな人気商品となっています。

人気のミニ冷凍庫はこんなタイプ

ミニ冷凍庫は各メーカーからさまざまな製品が販売されていますが、特に次のようなタイプのミニ冷凍庫は人気があります。

前開きタイプ

ミニ冷凍庫のドアの開き方は、前開きと上開きの2タイプがあります。人気があるのは前開きタイプです。

前開き・・・一般家庭の冷蔵庫のように手前に引いて開くタイプ
上開き・・・カバーを上に開き、上から食品を詰め込んでいくタイプ

前開きタイプが人気なのは、一般家庭の冷蔵庫のように使え、庫内を見渡しやすく、どこに何を保管したか把握しやすいためです。一方で上開きタイプは、冷気が逃げにくく節電効果が高いメリットがあるものの、下のほうにある食品の出し入れがしにくいため、長期保存向けです。

直冷式

ミニ冷凍庫の冷却方式は、直冷式とファン式の2タイプです。人気があるのは直冷式です。

直冷式・・・庫内に冷却装置があり直接冷やす方式。価格が安く、すばやく冷却できるが、霜が付きやすい
ファン式・・・冷却装置から出た冷気をファンで拡散する方式。価格は高いが、霜取りは不要

直冷式はなんといっても価格が安いのが魅力であり、2~3万円台で購入できるモデルも多いです。ただし「霜」が付きやすく、定期的にお手入れとして霜取り作業が必要になるのが欠点です。

消費電力が低い

冷凍庫は24時間365日稼働しますので、消費電力の低いモデルのほうが人気です。

一般的には、サイズの小さい冷凍庫ほど消費電力は低くなります。年間消費電力、省エネ基準達成率、定格消費電力などの値をチェックし、省エネの観点も交えて選びましょう。

人気機種紹介

現在販売されているミニ冷凍庫の中でおすすめの人気機種をピックアップしてみました。

ニトリ 60L 1ドア冷凍庫(NTR60) 

ニトリ 60L 1ドア冷凍庫(NTR60) 
【画像出典元】「ニトリネット

容量:60L
年間消費電力:152kWh/年(50Hz)、146kWh/年(60Hz)
ドア:前開き
冷却方式:直冷式
温度調整機能:3段階
価格:2万4400円(税込)

家具・インテリア販売の大手「ニトリ」のミニ冷凍庫です。3段式で扱いやすい庫内となっており、大小3つのトレーも付属されています。省エネ性能が高いのも注目点。省エネ基準達成率は100%、1年間使用した場合の目安電気料金は3942円となります。

アイリスオーヤマ 前開き式ノンフロン冷凍庫 60L(IUSD-6A-W)

アイリスオーヤマ 前開き式ノンフロン冷凍庫 60L(IUSD-6A-W)
【画像出典元】「Amazon

 

容量:60L
年間消費電力:212kWh/年
ドア:前開き
冷却方式:公表なし(霜取りが必要なことから、おそらく直冷式)
温度調整機能:5段階
価格:3万283円(税込)

国内の生活家電メーカー「アイリスオーヤマ」のミニ冷凍庫です。こちらも3段式の扱いやすい冷凍庫であり、トレーが3つ付属されています。静穏設計で運転音は26dbと低め。温度調整は5段階まで可能であり、用途に合わせて調節できます。
 

ハイアール 66L チェストタイプ冷凍庫(フリーザー)直冷式(JF-NC66F)

【画像出典元】「Haier公式HP

容量:66L
年間消費電力:143kWh/年
ドア:上開き
冷却方式:直冷式
温度調整機能:7段階+急冷スイッチ
価格:2万5670円(税込)

中国の国際的な電機メーカー「ハイアール」のミニ冷凍庫です。冷気が逃げにくい「上開きタイプ」の冷凍庫となり、冷凍食品だけでなくブロック肉や魚などの保管にも向いています。温度調整機能は7段階あり、よりすばやく冷やすための急冷スイッチも用意されています。

以上、ミニ冷凍庫について紹介しました。ミニ冷凍庫は価格が控えめであり、サイズもコンパクトでさほどスペースを取らないため、2台目としても導入しやすく、おすすめです。毎回、買い物の度に冷蔵庫がパンパンになっている方は、ぜひミニ冷凍庫の購入を検討してみてはいかがでしょう。