マイナポイントどう使う?一番お得な決済サービスはどれ?
2023年9月まで実施中のマイナポイント第2弾では、紐付けた決済サービスを使うことで、利用金額の25%にあたるマイナポイント(最大5000円)を受け取れます。また紐付けた決済サービスにより、プラスαのポイント還元や特典が付くこともあるので、決済サービスは慎重に選びたいもの。
今回は、マイナポイントで決済サービスを紐づける際の注意点や、おすすめのサービスを紹介します。ご自身にとって一番メリットのある決済サービスを見つけてみてください。
決済サービスを紐づける際の注意点
まずマイナポイントに決済サービスを紐づける際の注意点について解説します。マイナポイントの紐づけを行う前に、しっかりと理解しておきましょう。
決済サービスを使う必要がある
マイナポイント第2弾では、以下合計2万円分のマイナポイントが受け取れます。
1.決済サービスの利用&チャージ金額に応じて最大5000円分
2.健康保険証としての利用申し込みで7500円分
3.銀行口座の登録完了で7500円分
うち、「1.決済サービスの利用&チャージ金額に応じて最大5000円分」を受け取るには、対象期間中に紐づけた決済サービスを使い、買い物やチャージを行う必要があります。
対象となる決済サービスについて
すべての決済サービスがマイナポイントの紐づけに対応しているわけではありません。対象となる決済サービスは、マイナポイント公式「対象となるサービス一覧」で確認できます。
一度紐づけたら変更はできない
決済サービスとして選べるのは1サービスのみです。1度マイナポイントと紐づけると、その後別の決済サービスへの変更はできませんので、慎重に選びましょう。
付与対象外となる取引もある
決済サービスを利用しても、取引の内容によってはマイナポイントが付与されないことがあります。たとえば「セゾンカード」では、以下の取引がマイナポイント付与対象外となっています。
マイナポイント付与の対象外となる決済は、以下の通りです。
・マイナポイント付与対象期間前のご利用分
・マイナポイント申込日より前のご利用分
・各種手数料(ATM利用手数料、カードショッピングの手数料、リボ払い手数料、カード年会費など)
・QRコード決済、バーコード決済、電子マネーチャージなど、本事業に登録がされているキャッシュレスサービスとセゾンカードを紐づけている場合
(例)電子マネーへのクレジットチャージなど
・キャッシングの利用分
・不正な取引と認められたご利用分
出典:セゾンカード「マイナポイント付与対象外となる取り引きはありますか。」より
付与されたマイナポイントに有効期限がある場合も
決済サービスによっては、付与されたマイナポイントに有効期限がある場合があります。たとえば「nanaco」では、翌々年の3月末と期限が定められています。
当年4月1日から翌年3月末までに付与されたnanacoポイントは、翌々年の3月末までとなります。
例:2022年10月1日に付与された場合、2024年3月末まで
※退会した場合、チャージ残高およびnanacoポイントは無効となりますのでご注意ください。
出典:nanaco「マイナポイントとは」より
マイナポイント紐付けにおすすめのクレジットカード3選
ここでは、マイナポイントの紐づけにおすすめのクレジットカードを厳選して3つ紹介します。
楽天カード
・通常のポイント還元率:1%(100円につき1ポイント)
・年会費無料(プレミアムカードは年会費税込1万1000円)
楽天カードでは、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を駆使することで、最大16倍までポイント還元率をアップさせることも可能。楽天の各種サービスをよく使う人におすすめのカードです。
エポスカード
・通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
・年会費無料(ゴールドカードは年会費税込5000円 ※年間ご利用額50万円以上で翌年以降永年無料)
エポスカードは、固定費(スマホ・電気・ガス代など)や保険料の支払いなど、さまざまなシーンでポイントが貯められます。またゴールド・プラチナ会員になれば「最大3つのショップでポイントが3倍」「年間利用額に応じたポイントボーナス(ゴールドは年間最大1万ポイント、プラチナは年間最大10万ポイント)」などのお得な特典が付くため、普段クレジットカードをよく使う方にはメリットが多いカードです。
イオンカードセレクト
・通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
・年会費無料(ゴールドカードも年会費無料 ※ただしゴールドカードは「年間カードショッピング50万円以上」など所定の条件を満たさないと発行できない)
イオンカードセレクトは、クレジット機能以外に、電子マネーWAON機能、イオン銀行キャッシュカード機能という3つの機能を備えているカードです。全国のイオングループの対象店舗でポイント還元率が2倍となり、さらに毎月10日の「お客さま感謝デー」には5倍となります。
マイナポイント紐付けにおすすめのQRコード決済3選
ここでは、マイナポイントの紐づけにおすすめのQRコード決済を厳選して3つ紹介します。
PayPay
通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
PayPayは「PayPayステップ」の条件を満たしていくことによりポイント還元率を最大1.5%までアップできます。使えるお店の数もPayサービスの中ではトップクラスであり、コンビニ・飲食店・家電量販店・スーパー・宅配まで全国さまざまな店舗でPayPayによる支払いができます。
au PAY
通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
au PAYは、Ponta提携店にてPontaカードを提示した上でau PAY支払いを行うと、ダブルでポイントを受け取れます。利用店舗も拡大しているため、auユーザーに限らずおすすめです。
d払い
通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
d払いは、「d払い」と「dポイント」の両方に加盟している店舗であればダブルでポイントを受け取れます。docomoユーザーでなくても利用できます。「ローソン」や「ケーズデンキ」など、dポイントが付与されるお店をよく使っている方におすすめです。
マイナポイント紐付けにおすすめの電子マネー決済3選
ここでは、マイナポイントの紐づけにおすすめの電子マネー決済を厳選して3つ紹介します。
Suica
通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
※モバイルSuicaであれば2.0%(50円ごとに1ポイント)
Suicaは、JR東日本の在来線に乗ることで(乗車料金を支払うことで)ポイントが貯まっていくため、電車をよく使う人におすすめです。その他、「えきねっと」や駅ビル内の店舗など、JR東日本が展開する各種サービスを利用することでもポイントが貰えます。
さらにSuica独自の特典として、以下2つが用意されています。
・Suicaのチャージでマイナポイントが5000ポイントに達した方にさらに1000ポイントをプレゼント
・健康保険証としての利用申し込み、または公的受取口座の登録をした方の中から、毎月抽選で1000名に1万ポイントをプレゼント
nanaco
通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
nanacoは、セブンイレブンやイトーヨーカドーなどのセブン&アイグループの店舗をはじめ、全国80万店以上で利用できる電子マネーです。さらに、セブンイレブンやイトーヨーカドーで販売されている対象商品を購入すると、ボーナスポイントを受け取ることもできます。
WAON
通常のポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
WAONは、イオン系列の店舗はもちろん、全国のコンビニ・飲食店・ドラッグストアなどでも使える電子マネーです。さらにイオングループの対象店舗ではいつでもポイント2倍となるため、イオンでよく買い物をする方には特におすすめです。
以上、マイナポイントの紐づけにおすすめな決済サービスを紹介しました。
ご覧のように紐づけられるサービスはたくさんありますが、どれがベストであるかは、単にポイント還元率だけでなく、使い勝手も重要でしょう。たとえば楽天をよく使う人であれば「楽天カード」、電車によく乗る人であれば「Suica」といったように、「普段自分がよく使うサービスは?」という観点で選んでみるのもおすすめです。