飛行機や新幹線、何歳まで無料?子供料金の対象は?
子どもと旅行するときに戸惑ってしまうのが、公共交通機関の料金。年齢や交通手段によって子供料金が適用されるルールが異なるため、調べるのも大変です。そこで今回は、電車や飛行機は何歳から有料になるのか、子供料金はいくらの設定なのかなど、子供料金についてまとめてみました!
【JR編】6歳未満の乳幼児、座席を利用しないなら無料
JRでは年齢区分により料金が変わります。まず、その区分を見ていきましょう。
おとな:12歳以上(12歳の小学生はこども)
こども:6歳以上12歳未満(小学校入学前の6歳は幼児)
幼児:1歳以上6歳未満
乳児:1歳未満
6歳未満の乳幼児は、座席を利用しない場合は無料。また、基本的にこども料金はおとな料金の半額です。
こども料金となるもの
以下のものは、おとな料金の半額になります。
・乗車券
・特急券
・急行券
・指定席券
・入場券
こども料金とならないもの
以下のものは運賃ではなく設備代とみなされ、おとな料金となります。
・グリーン券
・グランクラス
・寝台券
・快速列車(ホームライナー)
幼児・乳児の運賃は?
基本的に無料ですが、以下の場合こども料金が必要です。
・おとな又はこども1人に同伴する幼児が2人を超える場合、3人目からこども料金が必要
・乳幼児が1人で指定席、グリーン席、寝台等を利用する場合
・幼児が単独で旅行する場合
【飛行機編】JAL・ANAの国内線は3歳未満で座席をが未利用なら無料
飛行機は、航空会社によって年齢区分が異なります。フルサービスキャリア(JAL・ANA)の国内線・LCCの国内線・国際線の3つに分けて見ていきましょう。
フルサービスキャリア(JAL・ANA)の国内線
3歳から11歳までは小児運賃。大人の「通常料金」の半額になります。ただし「通常料金」からの半額なので、早割・先割のほうが安くなる場合もあります。
LCCの国内線
LCCの各航空会社の小児運賃を見てみましょう。
●ジェットスター
・生後8日~2歳未満(幼児):1530円(税込)
・2歳以上は大人と同じ料金
●ピーチ
・生後8日~2歳未満(幼児):無料(ただし座席が必要ない場合のみ。1人で座る場合は大人運賃が必要)
・2歳~11歳(小児):大人と同じ料金
●AIR DO(エア ドゥ)
・生後8日~2歳(幼児):無料(ただし座席が必要ない場合のみ。1人で座る場合は小児運賃が必要)
・3歳~11歳(小児):小児運賃
LCCの料金ルールは、航空会社によって異なりますので、詳細は各社にお問い合わせください。
国際線
JAL・ANAの場合、2歳以上11歳の小児運賃は大人運賃の75%。2歳未満の幼児の場合、座席を利用しなければ大人運賃の10%、座席を利用する際は小児運賃が適用されます。LCCの料金ルールについては各社にお問い合わせください。
知っておきたい!豆知識・注意点
JRと飛行機とでは年齢の区分が異なるため、注意が必要です。例えば12歳になる小学6年生の場合、JRはこども料金で利用できますが、飛行機は小学生でも12歳の誕生日を迎えれば大人運賃が適用されることになります。
また海外旅行に必要なパスポートは、乳幼児を含む未成年は5年用のみ申請可能。未成年が申請する場合は、法定代理人署名欄に親または後見人の署名が必要です。さらに小学生以上の場合、所持人自署を自分で書いた申請書が必要です。
子連れ旅行に必要なアイテムは?
必須アイテムNO.1は、何かあったときに備え、母子手帳。次に着替え、おむつ、粉ミルク、授乳ケープ、おしりふき、カトラリー、タオルなどが続きます。また移動途中や旅行先などであると便利なおすすめアイテムは以下の通りです。
●移動中
・絵本、おもちゃ
・おむつ用消臭袋
・抱っこ紐
●宿泊先
・チェアベルト
・おねしょシート
・離乳食、麺カッター
●温泉で
・湯温計
・おくるみ
●観光中
・虫除けスプレー
・日焼け止め
・帽子
これらのアイテムはホテルで貸してくれることも多いので、事前にホテルのパンフレットやHPなどで確認しておきましょう。また、旅先で購入したり、宅配便を活用したりすることで荷物を減らすこともできます。
子連れ旅行は大変ではありますが、一生の記憶に残るもの。事前に移動代やホテルなどを確認しておくことで、スムーズな旅行ができます。事前にしっかり準備して楽しい旅行にしてくださいね!