お金

20代の転職、3社目は多すぎ?転職に適したタイミングとは?

そなえる

20代の転職、3社目は多すぎ?転職に適したタイミングとは?

【画像出典元】「Cagkan Sayin-shutterstock.com」

年齢が若い「20代」のうちは特に転職しやすいとも言われますが、本当に今のタイミングが転職に最適なのでしょうか。また周りの20代は転職をどの程度の「回数」しており、何回を超えると問題になってくるのでしょう。

今回は新卒入社後の20代の転職事情、転職に適したタイミングや転職活動のポイントを解説します。

20代の平均転職回数は?

就職活動中の女性の後ろ姿
【画像出典元】「eamesBot-shutterstock.com」

マイナビの「転職動向調査2024年版」では、現在正社員として働いており、2023年に転職した20~50代の男女1500名を対象に転職に関するさまざまなアンケート調査が行われています。

アンケート内では20代の転職回数についても男女別に調査が行われており、以下のような結果となっています。

20代男性の転職回数で最も多いのは1回で48.9%、20代女性の転職回数で最も多いのも1回で57.3%となり、男女共に1回と回答した人が約半分を占めている結果となっています。転職が当たり前の社会になってきていますが、この結果を見る限り20代の若いうちから2回3回と転職を繰り返す人はまだまだ少ないようです。

年齢と共に転職回数は増えてくる

年齢、世代が上がるのに比例して転職回数も増える傾向が見られます。例えば同アンケートにて、40代男性の転職回数の回答は、1回が10.9%、2回が21.0%、3回が19.3%、それ以上が48.8%という結果であり、ミドル世代の40代になると転職回数1回の方が珍しくなっています。

転職の理由

仕事に悩む海外女性
【画像出典元】「CozyDigital- stock.adobe.com」

20代で転職をする人は、どういった理由から働く会社を変えているのでしょう。大手転職サイト『doda』が2024年に正社員を対象に行ったアンケート調査によれば、20代の転職理由トップ10は以下のような結果となっています。

 転職理由というのはその時々のご時世でも変わってきますが2024年における20代の転職理由として多いものには、給料待遇、人間関係、労働時間などが大きく関わっているようです。

40代50代は「社内の雰囲気が悪い」が上位にランクイン

転職理由においても年齢、世代によって傾向が異なります。同アンケートではミドル世代の転職理由もまとめられていますが、40代50代においては、20代のランキングには登場していない「社内の雰囲気が悪い」が上位にランクインしています(40代は21.3%(3位)、50代は20.1%(2位)が回答)。ミドル世代になると給料や昇進なども悩みの種ではありますが、この結果を見るとそれだけでなく社内の雰囲気を重要視している人も多いようです。

何年目の転職がおすすめ?

スタートラインを踏み出す
【画像出典元】「takasu- stock.adobe.com」

転職をする場合、入社何年目に行うのがベストなのでしょう。ここでは20代の転職のタイミングについて解説します。

一般的には入社3~4年目

「どのような仕事でも最低3年は勤めてから判断すべき」「とりあえず3年は働くべき」と考える採用担当者もまだまだ見られるようです。入社3~4年目というのは、ある程度の経験を積んでおり、若さもあるバランスのよいタイミングなのです。ただしこうした価値観は徐々に古いものにもなりつつあるため、あくまで目安として捉えておくのが良いかもしれません。

「早いに越したことはない」という考え方もある

転職において「若さ」は大きな武器であり、特に未経験職への転職であれば「早いに越したことはない」と言われることも少なくありません。学校卒業後3年目未満であれば「第二新卒」として扱う企業も少なくないため、年齢が若いほど再チャレンジする機会には恵まれてます。そのため別の目標ができた場合などには、入社1年目2年目の早い時期に見切りをつけるというのも間違いではないでしょう。

なお、転職が早いほうがよいのは主に以下のようなケースです。

ただしあまりに転職が早いと「すぐに辞めてしまうのではないか」「忍耐力がない」「社会人の基礎が身についていない」など懸念される材料が生じてしまうことは頭に入れておく必要があります。

転職が多い(3回以上)際の対処法

面接を受ける男性のイラスト
【画像出典元】「Gonzalo Aragon- shutterstock.com」

転職回数を気にしている採用担当者も多く、特に20代の場合は「3回」を超えると警戒されてしまうことも増えます。そこで転職が多い場合における対処法をピックアップします。

目標を伝える

目標のはっきりとした人材は定着が期待できるため、転職回数が多くても許容されることがあります。そのため「〇〇に挑戦したい」「〇〇の経験が積みたい」など、転職やキャリアの目標をアピールすることが大切になります。例えば「自動車部品だけでなく完成車の開発に携わりたい」「ITエンジニアの経験を活かしAIや機械学習分野に関わりたい」など、これまでの経験を繋げた上で具体化できるとなお良いでしょう。

強みを伝える

20代の場合まだ年齢的に経験やスキルが少ないため、潜在的な強みをアピールすることも一つの方法です。例えばコミュニケーション能力が強みである人であれば、「前職で周囲を巻き込み○○を達成した」のように、仕事においてその強みが発揮された具体的なエピソードも交えながらアピールするとより効果的でしょう。

ネガティブではなくポジティブに

「人間関係が悪いから」「残業が多いから」等、ネガティブな理由から転職する方も多いものですが、そのまま正直に伝えてしまうと「不平不満が多いのでは」と敬遠されてしまうことがあります。「人間関係が悪いから」であれば「より魅力的な人材の集まる環境で働きたい」といったように表現をポジティブに変えて伝えることがポイントとなります。

回数よりも年齢が強い

採用担当者は転職回数よりも年齢の方を気にしているケースが多く、特に20代の場合、転職理由に納得できれば、転職回数が多い人物でも迎え入れてくれることが多いのです。潜在的なポテンシャルや伸びしろをアピールし、自分を採用すると将来的にプラスになるということを納得してもらうことが大切です。

以上、20代の転職事情や転職タイミングについて解説しました。
転職は基本的に年齢が若い方が有利であるため、20代は転職がしやすく、方向転換のチャンスにも恵まれています。ただし必ずしも転職が良い結果をもたらすわけではなく、また20代であってもあまりに転職回数が多いと次の転職が難しくなる恐れもありますので、まずは本当に転職が必要なのかを今一度考えてみましょう。