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夕暮れどきの眺望はプライスレス!人気の道の駅「夕陽が丘そとめ」

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夕暮れどきの眺望はプライスレス!人気の道の駅「夕陽が丘そとめ」

ながさき旅ネット

日本最西端の長崎県西部を縦断する「ながさきサンセットロード」。その南端、長崎市外海町で人気の絶景ポイントが道の駅「夕陽が丘そとめ」です。眺望の美しさは言うに及ばず、観光や買い物でも注目のスポットの魅力をご紹介します。

五島列島を遠景に角力灘を臨む絶景スポット

そとめ
出典元:「ながさき旅ネット」
 

「夕日」と「夕陽」はどう使い分けていますか? 一説によると、夕日は夕方に沈んでいく太陽そのものを、夕陽は沈む太陽の輝き、光を意味しているのだとか。

教会・橋めぐりを楽しみながら、夕日&夕陽スポットをめぐるドライブルート「ながききサンセットロード」。その中でも指折りのビューポイントが、長崎市外海地区にある道の駅「夕陽が丘そとめ」です。

角力灘が眼下に広がる小高い丘の上に建つ「夕陽が丘そとめ」。晴れた日には五島列島まで見渡せる眺望の良さが魅力です。山に目を転じると、石垣と緑に包まれた美しい出津集落の景観が広がります。

ことに夕暮れ時は息をのむ美しさ。東シナ海を沈みゆく壮大な夕日も、島影のうつる銀色の波をオレンジから暗い赤へと染め変える夕陽も、楽しめます。ロマンチックな光景は、カップルのデートスポットとしてもおすすめです。

長崎市街地から長崎市街地より国道202号で33km。バスなら、長崎新地ターミナルから板の浦行きに乗ります。道の駅(文学館)バス停下車で所要時間は約70分。料金は片道730円です。

道の駅「夕陽が丘そとめ」

http://www.yuhigaoka-sotome.com/

長崎市東出津町149番地2

地元の食材を使ったコスパ抜群のランチが人気

道の駅内のレストラン「ラ・メール」で、雄大な角力灘の眺望を楽しみながらの食事はいかが? バイキングスタイルのランチビュッフェが人気です。

用意してあるのは、地場野菜や近海の魚などのおいしい食材を使った家庭料理。デザートもしっかり食べられますよ。中学生以上1時間1200円(シニアは1000円)、ドリンクバー100円とコスパの良さは抜群です。

ディナータイムは単品かセット料理に。外海の特産品を使った「ド・ロ様そうめんセット」700円、長崎ならではのメニュー、「トルコライス」800円もありますよ♪ 

レストラン「ラ・メール」

http://www.yuhigaoka-sotome.com/restaurant/

長崎市東出津町149-2 道の駅 夕陽が丘そとめ

お土産なら地元特産の麺類やフルーツを

道の駅 夕陽が丘そとめ
出典元:「道の駅 夕陽が丘そとめ
 

道の駅といえば、買物の楽しみも♪ お得でおいしい地元の新鮮な野菜や水産品が観光客に喜ばれています。

10月から3月ごろまで出荷されるのがかんきつ類の「ゆうこう」。隠れキリシタンの里で、宣教師向けの西洋料理に使ってきたフラボノイドたっぷりの果物です。長崎県人の大好きなおやつ、地元のおいしいさつまいもを使った「かんころもち」も見過ごせません!

外海地区ならではの特産品も魅力。幕末に来日したフランス人宣教師ド・ロ神父は、貧しい地区を救おうとして製麺技術を伝えました。その技術を復活させて作ったのが「ド・ロさまそうめん」や「長崎スパゲッチー」。もちっとした食感が特徴です。ぜひ食べてみてくださいね。

隠れキリシタンの歴史をたどる外海散策

遠藤周作記念館
出典元:「ながさき旅ネット」遠藤周作文学館

夕暮れを待つまでの時間は、外海に残る隠れキリシタンの歴史やド・ロ神父の足跡に触れてみませんか?

隠れキリシタンの受難をテーマにした文学作品「沈黙」は、外海をモデルにした村を舞台に、キリシタン迫害により棄教を迫られる宣教師の苦悩を描いた作品です。マーティン・スコセッシ監督の映画化で話題になりましたね。

道の駅に隣接した「遠藤周作文学館」には、「沈黙」などの肉筆原稿や愛用の品々などが約3万点の資料があり、遠藤周作氏の作品世界と出会うことができます。小説や映画を見た後、この文学館に立ち寄ると、角力灘の海の碧さも朱色に染める日没の光景も、また違う趣で見えてくるかもしれません。入館料は大人360円。

沈黙の碑
出典元:「ながさき旅ネット」沈黙の碑

「沈黙」の一節を記した沈黙の碑があるのは、道の駅から約2kmのところにある「出津文化村」。ここでは、幕末から大正まで日本で布教を行い人々を貧しさから救ったド・ロ神父の生涯を知ることができます。白亜の「出津教会」はロマンチックなたたずまいで観光客にも人気。「ド・ロ神父記念館」、「外海歴史民俗資料館」なども訪ねてみては?

子ども連れのドライブなら、ちょっとレトロで素朴な展示物がある「長崎市外海子ども博物館」で遊んでひと休み。入館料は大人150円、小中高生100円です。

遠藤周作文学館

http://www.city.nagasaki.lg.jp/endou/

長崎市東出津町77番地


角力灘に沈む夕日を見るためにかかるお金は0円ですが、その感動はプライスレス。あなたの大切な人と出かけてくださいね。