海外旅行といえばお金のかかるイメージですが、訪れる国や過ごし方を工夫すれば、国内旅行より安く済ませることもできます。今回は行楽シーズンを控え、とにかくお手頃価格の国や地域、また、治安が良く物価が比較的安い国々を紹介します。

お手頃価格で行ける国・地域はココ！

それではさっそく、気軽に行けて、旅費・物価が安い国を紹介します。どの国・地域も、工夫次第で国内旅行より安くなること間違いなし。次の3つの項目で、物価を比較してみました。

※レートはすべて2024年3月10日時点のものを使用。

ベトナム

物価の安さが魅力のベトナム。食事はおいしく、観光スポットも多い国です。日本からの航空券は、安いもので往復3万円くらいから購入できます。

韓国

人気の旅行先、韓国。最近物価が高くなってきていますが、交通費、移動時間を考えると、依然気軽に行ける海外旅行先のひとつです。往復の航空券は2万円を切る場合も。なお、韓国ウォンはレート変動の幅が大きいので行く前に確認を。

タイ

食事がおいしくて、見どころも多く、治安もよいことで知られるタイ。物価は日本の1/3程度といわれており、旅行先におすすめです。航空券は最安で2万円を切るものも。

【物価目安】
・ミネラルウォーター代：15バーツ=62.25円
・レストランでの食事代：50～150バーツ=207.5～622.5円
・タクシー初乗り料金：35バーツ（普通車）=145.25円
　（1バーツ=4.15円）

台湾

飛行機で、4時間前後で行ける台湾は、近くて安い魅力的な外国です。グルメ、観光といろんな楽しみ方ができて、物価も安め。航空券は安いもので2万円台前半から。

※航空券代参照：「エアトリ」「スカイチケット」

治安がよくて物価が安い国はココ！

経済平和研究所（IEP）によって作成された「世界平和指数（GPI） ランキング」をもとに、9位の日本と同程度かそれ以上に安全で、かつ物価も日本と同程度もしくは安い国を紹介します。

シンガポール：世界平和指数ランキング6位

 

最近目覚ましい進化を遂げているシンガポール。小さいながらも国際都市としての魅力があります。最近の物価は、日本と同等か少し安いくらいです。ミネラルウォーターやレストランもほぼ同じ。一方で、乗り物、特に公共の交通機関は割安です。

ポルトガル：世界平和指数ランキング7位

かわいい街並みで知られるポルトガル。おおよその物価は、ミネラルウォーター、レストランでの食事、交通費、どれも日本と同程度。西ヨーロッパ諸国の中ではかなり割安です。

スロベニア：世界平和指数ランキング8位

スロベニアは、森や水のきれいなことで知られる国。物価の目安は、ミネラルウォーターは日本と同程度、そのほかカジュアルな飲食店や交通費は少し割安です。一方で、レストラン（外食）は日本より高くなります。

チェコ：世界平和指数ランキング12位

チェコといえばプラハ！世界遺産にもなっている古い街並みは必見です。物価目安としては、ミネラルウォーターや交通費は日本と同程度。食事やや安く、屋台やカジュアルなお店を選べば、夜でも1500円ほどでお腹いっぱいになれます。

治安がよくて物価が安い国をご紹介しました。どの国も魅力的ですが、ヨーロッパだと航空券代が高く、国内旅行より安くというのは難しいでしょう。もし、安い航空券が手に入るのなら、訪れるチャンスかも！？

少しでも安く海外に行く方法は？

物価が安い国を選んで旅行しても、航空券代や滞在費が高いと割高に...。航空代や滞在費を安くする方法として、次のようなものがあります。

ホテルや航空券は、観光シーズンから外れたローシーズンのほうが安くなります。航空券は、格安航空券がおすすめ。こちらも、ローシーズンだとさらに費用を抑えられます。宿泊先は、ホテルよりAirbnbなどの民泊が割安です。

また、一般的にパック旅行より個人旅行のほうが安いのですが、渡航時期や各旅行会社のセールの有無によっては、パック旅行のほうが安いことも。旅行会社のサイトなどをよく比較してみましょう。

いかがでしたか？国内旅行より、お得な金額で海外旅行が実現できそうですね。少し手間はかかりますが、自分で調べたり、申し込んだりすることで旅費をグッと抑えられます。旅行が決まったら、早めに計画を立ててみてくださいね。