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手みやげの金額とマナー

3000円でかなうコト 木下 亜沙希

手みやげの金額とマナー

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知り合いのお宅にお邪魔する時や、帰省など、手みやげを持って行きたいけれど、どんなものを用意し、どういうタイミングで渡せばいいか迷ってしまうことも多いはず。今回は3つのシチュエーション別のマナーと、おすすめの手土産について、日本サービスマナー協会の木下亜沙希さんにお尋ねしました。

手みやげを持っていきたい! まずチェックすることは?

玄関のドアベルを押す

出典元:sarahdoow/iStock/Thinkstock

「『何かをお持ちしたい』という気持ちは、お相手に『喜んでほしい』という思いがあってこそ。とても素敵なことですよ」と話すマナー講師の木下さん。その気持ちを大切に、どんなものが喜んでいただけそうかイメージすることがポイントだそうです。

まず、日頃から相手の好みを把握しておくことがとても大切だとか。ご家族がいらっしゃるのか、独り暮らしなのかでも手みやげの内容が変わりますので、事前にしっかりとアンテナを張っておく必要がありそうです。

また、食べ物の場合は、特に賞味期限や保存性にも気をつけて。すぐに食べられるシーンであれば賞味期限が短いものでもかまいませんが、そうでない場合はある程度保存がきくものを贈るなど、受け取る方が困らないように気を配りましょう。

手みやげを持っていく際に気をつけるべきことは?

マカロン

出典元:PhotoAC

「価格が分かったり、あわてて購入した様子が見えたりするので、訪問先周辺での購入は避けてほしい」とは木下さん。

訪問先に着いたら、手みやげをお渡しするのは室内に通されてご挨拶が済んでから(生ものやアイスクリームなど温度管理が必要なものは、そのことをお伝えし玄関先でお渡しします)。紙袋に入っているものは出してからお渡ししましょう。紙袋は持ち帰るのが基本ですが、なかには素敵な紙袋もあります。その際は、手みやげの下に敷いてお渡ししても構わないそうです。

ひとこと添えてお渡しできると素敵です。お招きいただいたことへのお礼とともに「心ばかりですが」や「ささやかですが」など、おもてなしへの感謝をこめます。以前よく使われた「つまらないものですが」のような言い方は、謙遜よりもネガティブさが伝わってしまうので、避けたほうがいいでしょう。

木下さん曰く、手みやげを選ぶのに大事なのは「相手を思いやる気持ち」。日頃から相手の好みを知っておくことも必要ですが、自分自身がもらって嬉しかったものを覚えておくことも大切な経験にのひとつです。もし美味しいものや使ってみてよかったものを贈ってもらう機会があったら、贈ってくれた方にその感想とともに購入できる場所やエピソードなどを聞いて、メモをしておくといざという時の強い味方になります。

では実際に、シチュエーションごとのマナーとおすすめの手みやげをご紹介します。

シチュエーション1~上司のお宅へ食事のご招待を受けて

チーズ

出典元:DoroO/iStock/Thinkstock

目上の人に招かれた際は、用意された食事の邪魔になるようなもの、たとえばすぐに食べる必要があるようなものは避けます。食事にプラスアルファで追加して楽しめる、お酒や食後のデザートなどがおすすめ。

お酒が好きな方なら、珍しいお酒や、日頃の晩酌に珍味やチーズなども喜ばれます。

一方で、上司や奥様がグルメで料理上手な方の場合、食べものをお持ちするのに気が引けることもあります。そんな時は、その場を華やかにしてくれるお花がおすすめ。その場合は、手を煩わせないよう切り花ではなく、そのまま飾れるアレンジメントを贈りましょう。

シチュエーション2~実家に帰省して親戚宅を訪問

りんご

出典元:PhotoAC

帰省の手みやげのポイントは、送り主が住んでいる地域のものを選ぶこと。ご当地の美味しいもや名産は実家の方々には珍しく、その土地のことを知れるので喜ばれます。また、帰省時は来客が多い時期。急なことにも困らないよう、少し量を多めに用意するのを忘れないようにしましょう。

季節の果物やお菓子、最近話題のドライフルーツやナッツなら、子どもから大人までみんなで楽しめておすすめだそうです。

シチュエーション3~友人宅での気軽なパーティーに

オードブル

出典元:Monkey Business Images/Monkey Business/Thinkstock

気の置けない友人同士のホームパーティーでは、まず招待する側の負担を減らすような手みやげを考えてみることがポイント。差し支えなければ、事前に当日のお料理のことを聞いて、それに合うお酒や、オードブルやデザートなどパーティー中に味わって楽しめるものを持って行くのが喜んでもらえるそうです。

もし当日のことが聞きづらい場合は、保存が利く個包装のお菓子や、お洒落なフラワーアレンジメントなどを。

いずれの場合も、手みやげを持参していない人がいることにも配慮して、ほかのゲストの方から見えないようにそっとお渡しするのを忘れないようにしましょう。


手みやげを持って行くシチュエーションが苦手というな方もかなり多いようですが、大切なのは訪問先で喜んでもらえるように気を配ることなのですね。これからは、相手の方にふさわしい"手みやげ選び”をもっと楽しもうと思います!

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