家族が集まるリビングは家族のいろんなモノも集まってきて、ごちゃごちゃと生活感あふれる場所になってしまいがち。そんなリビングをスッキリ片付けたい！ そこでお片付けコーチ・西崎彩智さんに相談して、おすすめのお片付けアイテムを選んでいただきました。「スッキリ見え」のコツも教えてもらいましたよ！

スッキリのコツは「揃える」「定位置」「余白」。バランスは「下から上へ」

まずは片付けの時の「スッキリ見え」のコツは「揃える」「定位置」「余白」の３つです。

ひとつの空間にたくさんの色味や素材があると、片付いていてもゴチャッとして見えてしまいます。お部屋にある物のカラーリング、素材感を揃えましょう。よく使う物の置き場所を決めましょう。リモコン・メガネ・スマートフォンなど、ついあちこちに散らかってしまうのは「居場所」がないのが原因かも。

リビングでは家具の配置や棚の収納をキッチリ詰めるのはNG。「余白」のある配置が大切です。モノを収納していく時は、重いものを下に、上へいくほど軽いものを。物理的にも視覚的にも安定感ある配置です。カラーリングにも同様のことがいえます。色の濃いものは下へ薄いものは上へコーディネートすると「スッキリ見え」空間になります。見せる、見せないの割合も考えて収納していく事も大事なポイント。ベストの割合は「半々」です。

おすすめのリビング収納家具は、オープンシェルフ

西崎さんがおすすめするリビング収納家具はオープンシェルフ。使い方に柔軟性があり、カゴやBOXなどで見た目の変化もつけやすいことがその理由。「向こうが抜けているので、壁に付けて置いても圧迫感がないし、間仕切りとしても使えて便利。見せる収納、見せない収納のどちらにも対応できるのでおすすめですよ」とのこと。

今回はニトリの収納家具からセレクト。このオープンシェルフはユーズド感あるお洒落なデザインが魅力。収納力はもちろん、お部屋のスタイルアップにもひと役かってくれそうです。

では「スッキリ見え」のコツを活用して収納をシミュレーションしてみましょう。下段には大きめのBOXを入れて、見せない収納。上段にはよく使うものを。天板にもよく使うもの、それに飾りたいものなどを配するといいですよ。ポイントとしては、飾りたい物や見せたいものは「目線の高さ」に置くこと。コーディネートのバランスが良くなります。

見せない収納は、無印良品の大容量BOXで

オープンシェルフ下段には、無印良品の大容量BOXがおすすめ。メタリックな留め具でシェルフとテイストが揃っていてたっぷり入る！ 見せない収納にぴったりです。リビング以外の場所でも使い勝手は抜群です。このサイズだと横に3つ並べるくらいが、「スッキリ見え」のコツ、「余白」の良いバランスです。丈夫なので重いものを入れても大丈夫。新聞や雑誌を入れたり、工具やストック品、ペット用品の収納にも活用できそうです。

インテリアのアクセントにもなるトタンボックスには、こまごましたものを収納

上段には、見えない収納かつインテリアとしてもアクセントとなる無印良品のトタンボックスをセレクト。家具や小物などはブランドを揃えると統一感が取れます。このボックスはフタ付きで中が見えないので、こまごまとしたものをポイポイッと入れておけます。クスリやDVDを入れるのにも丁度いいサイズです。見せる・見せないの割合を考えて、このトタンボックスは上段にひとつ。あとはもう少し軽めの収納小物で全体のバランスを取ります。

散らかりやすい紙類を、まとめてストック

子どもの学校などのプリント、町内のお知らせ、デリバリーのメニューなどがリビングにドサッと置かれたりしていませんか。

紙類の定位置が決まっていないとアチコチに置いてしまって、散らかった印象のリビングになってしまいます。こういった紙類はシェルフの上段を定位置にしましょう。よく手に取るものなので、さっと取り出しやすいスタンドタイプのファイルボックスがおすすめ。2つ並べてバランスを取ります。無印良品の収納小物はホワイトカラーが多いですが、ここではグレーをセレクトしました。

 
今回、西崎さんには収納家具とボックス等の小物をコーディネートでセレクトしていただきました。トータル2万5000円以内でとってもリーズナブル。まとめて購入して一気にスッキリとお部屋のお片づけができますね。収納したいものに合わせてアイテムをプラスしたりして、楽しんでくださいね。その時は「スッキリ見えのコツ」、「余白」をお忘れなく。